11月に読んだ本



※内容のネタバレあるので注意※


9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。



1. ものがたり洋菓子店 月と私/野村 美月 先生

廃れていたケーキ屋さんが綺麗になって、しかも執事までいるような店に。
そして購入したケーキで物語を語ってくれる。それがどうも自分のことのように感じられて、落ち込んでいた人はちょっと元気になったり、過去の過ちを反省したり。そんなほんわか話だと思ったら結構、何だこいつ…と思うような人物が出てくるのであまりすっきりするような話ではなかった。
途中から出て来た男の子が、ケーキ屋さんの女店主に過去トラウマを与えるような酷いことをして、それが嫌いからくるイジメではなく好きからくるイジメだからタチが悪い。
そして執事からのお話で自分のやったことを全部知られていると知った男の子は心を入れ替えて、お姉さんに優しくしようと、なんとかして恋を実らせようと思って執事に対抗心を燃やすんだけれど、どうして過去虐めてきた奴が急に優しくなって、じゃあお付き合いしようと思う人がいるのか。
多分お前に勝ち目は全くないよ…。



2. 傷モノの花嫁/友麻 碧 先生

猩猩にひたいに傷をつけられた事から、一族の若様の婚約者から下女のような扱いをされ、猿臭いと虐められていた主人公が、ある日やってきた男の子妻として皇都へ。
シンデレラストーリーとしては良くあるタイプの話だったけれど、こいつは許せんだろって人物が二人、きちんとこの巻で処理されていてよかった。ざまぁモノとしてはすっきり出来る。
また次巻があるのであれば、新しい登場人物のフラグも立っているので楽しみ。



3. 覇王の愛する歌い鳥/葵居 ゆゆ 先生

自分の生まれ育った国を滅ぼし、両親を殺した敵国の王を殺せと主人に言われ王宮に上がった主人公。しかし、ずっと教えられていた話とは違い、その王様は同盟国である主人公の故郷を守り、戦後は国民を保護していた…!?
主人公がとにかく弟を守るために必死で、そのあとは好きになってしまった王様を守るために自分を犠牲にしてしまうので、ハラハラしながらラストまで読んだ…。
弟、実は敵と通じてて悪い奴なんじゃない!?と思ってずっと疑っていたけれど、そんな事なくて申し訳なかった。純粋に弟も兄のために頑張ってたんだ…😢



4. 皇たる鷹は若葉の月を寵愛する/葵居 ゆゆ 先生

父の死の真相を知るためには偉くならなくては!と決意し、文官として宮で勉強する主人公。そして、試験の夜伽で皇太子に気に入られ、猫として特別扱いを受けることに…。父の死の真相は、そして宮中で起こる事件の犯人は?
あいつもこいつも怪しい…と常に疑っていたら、まさかの人物が犯人でちょっと驚いた。
主人公がいじめられてもあまり気にしていない(気にしないようにしてる?)で、とにかく父は自殺じゃないことを証明するため、我慢しながらテストでも一位を取ったりしてて、偉いなぁ…と小並感しか出てこないけど。
ミステリ?としても読んでいて楽しかった。



5. うたうおばけ/くどう れいん 先生

日常を書いたエッセイ本。
あとがきに実話ですか?と聞かれると書いてあったけれど、本当にそう聞きたくなるようなエピソードばかりだった。
私が日記も書かないし、日常のことを話もしないから、私の人生も他人から見たら実話か疑うようなエピソードもあるのかもしれないなぁ。
そう思うと日々のことを綴っていくのも楽しそうだなぁ、と思える一冊だった。



6. ミスドスーパーラブ

ミスタードーナツの商品に関する作品集。
読んでいるとミスドが食べたくなるし、もう無くなってしまったあの商品なんかも出てきて、懐かしくて小さい頃の思い出も蘇ってくる。
昔〜のミスドのあの店の感じがすごく感じられる作品ばかりで楽しかった。
私の忘れていたミスドエピソードも、スッと思い出してそう言えばこんなことあったとか、これ食べただとか思い出に浸れる。
ミスド食べたいな…。



7. 薬屋のひとりごと/日向 夏 先生

アニメをちょろっと見て文庫を購入。
ミステリと言われたら、うーむミステリか…となるけれど(真実を明かさない話もあるので)薬や病気の知識を使ってちょっとした謎を解いて人助けしていくのは楽しい。
ずっと後宮で働くことになるのかぁ、と思って読んでいたら普通に解雇されて家に戻って笑ってしまった。そんな事あるんだ。
でも結局後宮に連れ戻される。今本屋に在庫切れで並んでないので、2巻がいつ読めるか分からないけれど、楽しみだな。



8. 食べると死ぬ花/芦花公園 先生

ホラー!!!
どんな怖い話かな!?と思って読み始めたけれど、幽霊系の怖い話ではないし、人怖…でもないかなぁ…。とにかく、怖い!という話ではない。だけど最初から最後までずっと、モヤモヤした気持ち悪い感じがする。
あいつは何の目的があってこの家族にこんな事をしたのか、最後までわからずじまいでさらにモヤモヤしたまま読み終わる…。
このモヤモヤ感がしばらく後を引いて、次読む本はほっこりを読もうかなぁと考えるくらい。



9. 白虎と政略結婚 迷子の仔虎と新婚夫婦/櫛野 ゆい 先生

これは2巻なので、是非一巻から読んでください!
イチャイチャラブラブの新婚生活を送る二人だったが、あるひ攻めにそっくりな男の子が迷い込んで仕舞いには攻めの事をお父さんと呼ぶ。
浮気なんてしてないというけど、あまりにもそっくりだしお父さんと読んでるし。となるけれど受けは優しさがMAXなのでじゃあみんなで面倒見ましょうとなる。
そんなある日、自分が呪い殺されてしまう予知をして慌てふためく受け。早く攻めに相談すれば良いのに黙っておくから大変なことになるんだ!!
ラストには何とかなったし、子供の正体もハッキリとして、良い終わりだった。
やっぱりネコ科の獣人っていいよな…。



10. 浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン/青柳 碧人 先生

久々の新刊。
もう渚ちゃんの言ってることも、出てくる数式も何もかもわからないけれど、なんだか知らないうちに渚ちゃんが事件解決しててすごーい。
これを読むと、この出てくる数式だったりが分かるようになりたいと本気で思うんだが、分かるようになるまでどれだけ時間がかかるんだろう。たぶん私は小学生の算数からやらないと本当にちんぷんかんぷんなので…。



11.竜の棲み処 薄氷異聞/宵 先生

例の如く同人誌。
先月に届いていたけど読み逃していたので、さっくりと読みました。
本編に登場する人たちの小話で、本編読んでても辛い過去があるんだろうなぁ…と言う感じだったが、思っていた以上で本編で幸せそうになれてよかったな…と言う感じ。
次はここから書きたいとの事だったので、それなりに覚悟を決めて読まないと心がやられるかも。



12. お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件8.5/佐伯さん 先生

読んでると思ったら読んでなかった。
前回の.5は樹くんや千歳ちゃん、脇役たちメインの話だったので今回もそうだろうと思っていたらがっつり真昼ちゃんメインの話ばかりだった。
ヒロイン視点でみるあのシーンだったり、過去の話だったり。本当に、小さい頃から真昼ちゃんは〝良い子〟だったんだなぁと痛感。
そして本編では名前しか出ていなかった人物が動いて話してて…是非本編でもそれこそ結婚式する巻だったりでいつか絶対出て欲しい。頼む。
いつ結婚するんですか…?



13.山神さまのお世話係/渡海 奈穂 先生

仕事でパワハラされ、精神を病んで退職。
祖父母の家だった田舎の家の管理を任され、田舎でゆっくり休息しようとしていたところに不思議な子供と出会い…。
山神として立派になるために人間の生活をしている子供の山神と、そんな山神を任された男性となんやかんやあり二人でお世話することに。
ゆるーくこのまま田舎生活かなぁと思ってたら、祖父母の家を他の人に売るから…と言われ慌てる主人公。このまま田舎で過ごしていたいけど、職がない。どうする!?
最初の出会いが最悪な二人だったけど、しだいに仲が深まっていく過程が丁寧に書かれていてよかった。続編とかでないかなぁ…。



14.いらない子の悪役令息はラスボスになる前に消えます/日色 先生

悪役令息に転生。普通だったら断罪されないように、平和に暮らします。とかだったりするだろうけど、この主人公はゲームの主人公である弟の幸せの為に悪役令息のまま断罪されようとするけど、本来の性格(ど天然)のせいでちょっとしたツンデレ?とかに見えたり、天然ボケかます可愛い子。として認識されて、王子に溺愛されてしまう。
とにかく主人公がアホの子で、この子…大丈夫か…?とだんだん心配になってくる。話し方も悪役令息のままに徹しているのか、本来の話し方なのか分からないけど、ぶりっ子みたいな話し方で読んでいてイライラする人はするだろうなぁ…という感想。
読切だと思っていたら、この巻で完結しなかったので続巻があるんだろうなぁ。最近結構シリーズで出してくるレーベルなので何巻でるのか。



15. 最推しの義兄を愛でるため、長生きします! 3/朝陽 天満 先生

これはこれで3巻目。
やっとずっと問題だった件も解決し、じゃあこれで話は終わりだろ!と思ったらまぁ、ゲームの世界ではそこで終わりだけど俺たちの人生はまだ続くわけで…とまだまだ続くへ宣言をされてしまった。4巻はいつ出るのかな…。
そしてついに義兄のことが恋愛的な意味で好きなんだと意識し始めて。兄も兄で結婚しません!宣言。
母親は応援してるからねっと優しく見守り、父親は跡継ぎはどうするんだと悩み。
次の間はそこも綺麗に解決して、完結することを願います。
主人公がショタなのがなかなか見ないので、際どいシーンがどうなるのかわからない。あるのか????



16. 鳴けない小鳥と贖いの王~昇華編~/六青 みつみ 先生

ずっと読んでなかった、完結編。
完結しちゃう〜と思って読まなかったのが一つ。攻めが許せなくて読まなかったのが一つ。
主人公と運命であるのに、変な女に騙されて主人公を捨ててしまった攻めが、騙されていたことに気付いて主人公を連れ戻す。何で都合のいい男!
と1.2巻で攻めのことを完全に嫌いで読んでいたので、この巻で攻めがどう出るか…。と思っていたら、主人公のために死んでいた。やるやん。
そこから戦争描写が始まるのかとワクワクしていたらあっさりした感じで書かれていたので少しがっかり。その後をもっと詳しく書いてほしかった。



17. Rebirth ~聖騎士は二度目の愛を誓わない~/小中 大豆 先生

恋人に裏切られ、冤罪で首を落とされた主人公が気がつくと3年前に戻っていた。
その3年前の日が、主人公が告白してOKをもらった日で、自分を嵌めた奴らに復讐するために真実を突き止めるため恋人を利用したりして行動する。
真面目すぎて嫌われていた主人公が、2度目の人生で過去の自分はここが良くなかったと反省して行動を改めて、仲間たちに慕われる騎士になったのは良かった。
そして前の人生の主人公が首を突っ込んでしまった横領の件も国を揺るがす一大事だった。冷静に行動するが、2度目は何故か恋人に罪を着せられてしまい…。
1度目の人生の真実が恋人視点で後半語られ、読者的にもそんな事があったのか…としれて良かった。そこが知れないとスッキリしないので。



18. 賢者と寵愛の翼/榎田 尤利 先生

2巻目!
1巻の終わりが、たとえるならもののけ姫のラストのような、別々になるんだ…付き合ってるのに…エンドだったので続編が出てくれて嬉しい。
前回から問題になっていた水問題に、今回はどんどん突っ込んで…の前に正式に一族から認められた恋人になるために試練を受ける攻め。なかなか過激なもので読んでいてハラハラ。いいところで別視点になるので、焦らされてさらにドキドキしながら読んだ。
そしてまた新しい恋人フラグがたったので、こっちのカップルもどうなるのか楽しみだなぁ…。
水の問題も、民族の問題も、スッキリ解決するだろうけど本当に続きが楽しみなシリーズの一つ。



19. 窓ぎわのトットちゃん/黒柳 徹子 先生

劇場アニメ化、トットちゃん2が出たのでとてもとても売れて手に入らず、出版社も品切れで注文出来なかったので読めないなぁ…と思っていたら、ちょろっと入った書店でラスト一冊であって秒で買いました。
無知で申し訳ないけど、あ、これ実話なのか…。と読んでいて途中で気付いた。
本当に物語のような話で、読んでいて子供たちがのびのびと自分の興味のあるものを学んでいていい学校だなぁ、こういう学校に自分も行きたかった。
少しずつ向かってくる戦争や、親友の死、辛いことも沢山あるけれど、負の感情をまったく感じない文章ですんなりと受け入れる事ができた。
2も読みたいけれど、戦争後の話になるのかな?



まとめ

今月、あまりBL読まなかったなぁ…と思っていたらガッツリBL読んでいて笑った。
でもやっぱり一般書を結構読んだイメージの11月でした。
12月は11月に今年イチ、BL本を予約してたのでそれが一気にドーンと届きます。なので多分ほとんどBLになるかと。
積読がどんどん溜まっていきますが、少しずつ読みたい本を読んでいこうと思います。
あと、半年ぐらいずっと言っているんですが、ブルーロックが全巻欲しいです。自分へのクリスマスプレゼントで買おうかな。

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