2月に読んだ本



※内容のネタバレあるので注意※


9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。



1. 沼底から/宮緒 葵 先生

3歳の頃、神隠しに合い“おかあさん”に大切にされ、3年間過ごしていた主人公は気付くと元の場所に戻っていて、父に家を追い出されて母方の祖父母とともに生活していた。
父が死に、15年ぶりに実家のある村に帰ると父の後妻とその息子と出会う。でも後妻はどう見ても男だし、思い出の“おかあさん”にそっくりで…!?
因習BLってなんなん?という気持ちで読んでいたけれどもこれが噂の因習BLなのか…
お話的にはとても好きな部類で、ラストも主人公がそれでいいならいいけど…とちょっとメリバ風味?
どう見ても男だけどおかあさんっていいよね…



2. エロゲーの悪役に転生したはずなのに気付けば攻略対象者になっていた/柚木 ハルカ 先生

前世にやっていたエロゲの悪役に転生した主人公。父親の愛をきちんと受け入れ、その後森で一人修行し、Sランク冒険者として名を馳せていた。
そしてシナリオ通り進みはじめ、物語のラストに向けて行動していた所何故かBL展開になってしまった!?!?!?
エロゲもきちんと?可愛い女の子たちがいて、エロゲ主人公はその女の子たちとハーレム旅しているのに何故か男の主人公にイケイケで来ててすごい執着を感じる。
最初はBLにしてはエロい女の子たちが多くて、なんなら男の登場人物より多いからどうなのかなぁーと思っていたけれど、女の子たちもキャラが立っていて可愛いしBLの邪魔に全くなっていないので許せる女の子たち。
この巻では終わらなかったので2巻発売が楽しみ。



3. 発育乳首~舌蜜教育~/秀 香穂里 先生

今月のエロ枠。
発育シリーズ4冊目?毎回俺はイヤなんだ!と思っている割に流されてヤられてしまう主人公だが、今回は新入社員の2人にも手を出されて(未遂)しまう!?
今回もひたすらにエロエロだったけれど、読み終わるたびに坂本に挿れられる日は来るのか…そして2人が幸せに付き合う日が来るのか…
坂本推しなので早く2人が付き合ってほかの2人をきちんと切って欲しいなぁ〜
いや、4人で仲良く暮らしましたエンドもありだけど…。



4. 余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない/上総 啓 先生

家族の誰にも愛されずに育った主人公はトラ転して、大好きだったゲームの悪役令息になっていた。
この悪役令息も家族に愛されないので、生まれたばかりだけども全てを諦めて人形のようなってしまった主人公に本来は主人公を嫌う双子の兄は何故か溺愛してきて…
兄2人が本当にデレデレで面白い。そうはならんやろ。
まだまだ主人公がショタ中のショタなので、これからどうなるか楽しみ。
きちんと兄2人と生きてくれよ!!



5. Ω令息は、αの旦那様の溺愛をまだ知らない/仁茂田 もに 先生

αで騎士として周りの人達から憧れの的の人と結婚し、子供もいる主人公だが、自分は愛されていないんだ…と毎回悲しくなる主人公。
そんなある日、王太子の婚約者Ωの教育係となり色々と巻き込まれてしまう…
絶対、誰とも会わせたくない監禁タイプのαだけど、主人公には怖がられているからなるべく近付かないでおこうのタイプの攻めだ…!!
思ったより溺愛シーンがないので、まぁ、タイトルにも知らないってかいてあるしなぁ…。はやくデレデレしてほしいよ…



6. 孤独なゴブリンは王子の愛から逃れたい/櫛野 ゆい 先生

人間とゴブリンのハーフである主人公は魔物だからと人間たちの村から遠く離れた森の中に1人ひっそりと暮らしていたが、ある日怪我をした王子がやって来て王子を匿う事に…。
とある事情で一時的に目の見えない王子に自分が魔物だと言えずに居るうちに王子から告白されてしまって…!?
主人公のお父さんのことだけが最後までどうなるんだろう…と気がかりだったけれど、キチンとラストで回収されてよかった。
表紙じゃあまりわからないけれど、主人公の見た目結構ゴブリンだった。



7. お嬢さまと犬 契約婚のはじめかた/水守 糸子 先生

とある理由で“閉まったドアを開けること”が出来ない名家の少女が3000千万円で買ったのは夫。
契約夫婦の2人だったが生活は穏やかで、お互いを尊重し合って良い感じの2人。
けれども、そんな2人の関係も全てを知っている人からみれば狂っているように見える。
ほっこりとゾッ…の両極端の感情をこの一冊で味わうことのできるのは珍しい。でもこの感じの話が大好物なので、ぜひ続編出て欲しいね。2人がキチンとお互いが好きなんだ、契約関係ないんだとわかるまで続いてくれないかなぁ〜



8. 近畿地方のある場所について/背筋 先生

去年に買ってたけど、読み進めるうちにゾゾ…としてしばらく封印してたものです。やっと読み終わった。
ライターの私が、オカルト雑誌の編集者である小沢くんを捜しています。から始まる近畿地方の“ある場所”で起こる不思議な話と言い伝えと、そこに行っておかしくなってしまった人達の話から読者にお憑かれ様でしたする系ホラー。
どんどん読み進める中で読者に巻き込まれてしまった感を持たせることでゾッとさせるホラー好きです。
そして袋とじよ…開ける勇気なくて開けずにチラッと中身覗き見たけど開けて見たら多分二日は寝込むと思う。



9. イケメンすぎる年下から熱烈アプローチされてます/海野 幸 先生

基本無表情で淡々としている主人公が忘年会で貰ったのはゲーム機!今までゲームなんてやったことはなかったけれど、せっかく貰ったし…と思って手を出してみるとどハマりしてしまう。そしてオンラインまで手を出し、そこで出会った大学生グループにこの空気を壊したくない一心で自分は中学生だと嘘をついてしまう。
そうして暫くして、帰りに絡まれている男子大学生を助けると、その大学生が日々オンラインで一緒に戦っている人だった…。
そして2人で遊ぶうちに、大学生から告白されてしまって!
良い現代BLだった。主人公の性格も一匹狼という感じではなく基本優しい人なのでそりゃ大学生も好きになるよ…。
そしてこれ、あらすじを読んだら多分頭の上に?が3個は浮かぶくらいに謎あらすじで笑った。本編よんだらなるほどね笑となるのでそこも面白い。



10. みにくい獣の愛しい伴侶/春田 梨野 先生

魔術師として兄に厳しく縛られている主人公がある日、親を亡くし1人盗みを働きながら生きている人狼の少年をひろい、一緒に過ごすうち少年に番認定されてしまう。
それから別れ、別々の人生を進み出した2人だが再開した2人はまだお互いを想い合って…。
主人公のお兄ちゃん、気持ち悪いよ…。本当に色々あったんだけども、それでもやりすぎだよお兄ちゃん…
それにしても主人公の婚約者だった女の子がいい人すぎて本当に幸せになって欲しい。



11. みじかい髪も長い髪も炎/平岡 直子 先生

短歌語れる人ではないので、どう説明したらいいのか全くわからないけれど、たまに言葉を楽しみたくなる時期ってきますよね。
短歌ってそのタイミングに読むと言葉とリズムわ楽しめるので好きです。
今まで読んでいたのは結構5・7・5・7・7にある程度収まっているものが多かったので、今回はリズムにちょっと戸惑ってしまった。
短歌って初めて見たいなーでできるけど、語彙力が圧倒的に不足しているので、これからも読む専でいるかも…
いや、いつか始めたいなぁ…



12. 本好きオメガの転生婚~運命のつがいは推しの王子さまでした~/秀 香穂里 先生

ブラック会社で働くΩ主人公が駅の階段から落ち、目が覚めると大好きな本の世界に転生(どちらかと言うとトリップ?)していた!
そこで助けてくれた第二王子は殺される運命…。それを知っている主人公はそんな事は起こさないと奮闘する主人公…という感じはあまりなく、重要なアイテムも読者も知らぬ間に取ってきていた…。そこが大事だろ!
まぁ2人+周りの人達も幸せなままエンディングを迎えたしめでたし…という感じでよかったけれど、肝心の裏で全てを操っていた悪役は行方不明なので、そこが気になる所。
もしかして別話でまた出てきたりするかな。



13. じゃじゃ馬オメガは溺愛なんて望まない~くせものアルファと甘くない同居始めました~/幸崎 ぱれす 先生

元刑事でΩの主人公は元恋人で先輩刑事だった人物の死の原因となった事件を今でも1人で追っていた。
そんなある日、情報を聞き出すために近付いた男とひょんなことから同居する事になり、その男もなんだかんだ協力してくれて…。
馬鹿力、死んでも死なない根性系Ω主人公(天然)とチャラそうだけど一途な溺愛系αのカップル最強可愛いです。
使えるもんは全部使ってこ。いつか攻めの実家にも許されて出入りできるようにならんかな。



14. 死にたがりの皇子と臆病な花守/手嶋 サカリ 先生

恋人だった第一王子を自分のせいで喪ってしまった主人公は知らずのうちに自分の一族の力を使い、時間を戻してしまう。今回は皇子を殺されないように…と画策するが、皇子は前回とだいぶ性格が変わっている様で。
時戻りの力がバレて狙われる主人公と、なんとしても主人公と結ばれたい皇子。
皇子の態度の違いも明らかになり、ま、まさかの…!?と驚き。
タイムスリップ系BLとしてびっくりで面白かった。



15. 平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます/ふくやまぴーす 先生

父が死に、母親と2人でなんとか生活していた主人公がある日リムジンで連れて行かれた先には双子御曹司が…!?しかも結婚してくれと言われ、お人よし主人公はそれを受け入れる事に。
契約結婚のはず(と主人公が思っているだけ)なのに溺愛されて、戸惑う主人公。
あまりにもずっとうだうだしているので、読者はイライラ…。ラストの方で元カノに背中を押される男って…😢
あまりにも御曹司2人がかわいそすぎるが、そんな2人が主人公のことが好きなんだから仕方ないか…



16. 白銀王の身代わり花嫁~嘘とかりそめの新婚生活~/月森 あき 先生

鳥と話せる女神と言われる一族に生まれ、本来なら男性にはない女神の力を受け継いだ主人公は、妹の代わりに雪で覆われた国に嫁ぐ事に。
掟で触れられもせず、男だとバレない様に喋れない設定の妃に女神と言うだけで丁重に扱われ、王からも大切にされ、次第に惹かれていくが、嘘をついている事が重くのしかかり…。
こんな真っ直ぐで優しい主人公想いの攻め、なかなか居ないよ…。最高カップルです。



17. やんごとなきオメガの婚姻/遠野 春日 先生

名家の次男である主人公は自分がΩであることを隠し、βとして学院に通っていた。
そんなある日、クラスで自分を嫌っているαの男に襲われそうになる。そこを助けてくれたずっと気になっていた男性が実はαだと判明し、2人は番に。
攻めであるαの出番があまりにも少ないので、なんだかパッと現れて突然結ばれた感が強い。
この2人の子供が出てる作品も出てるらしいので、そっちも次回読みたいな。



18. 花降る王子の婚礼/尾上 与一 先生

一度読んだことがあるはずなのに全く記憶がないので再読。シリーズ新作も出たことだしね。(去年の11月)
体の弱い姉の代わりに嫁ぐ事になり、ほとんど死にに行った主人公。しかし、王は主人公が男だとしてっていたし、殺されずにそのまま妃として暮らす様になった。しかし王には呪いがかけられていて、その呪いを解くために主人公は自分自身を傷つけて…。
主人公が優しくて王も優しい。お互いがお互いのために行動するので、逆にすれ違ってしまう2人だけども、周りの側近たち含め幸せに…。



19. 雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2/尾上 与一 先生

2作目。
2人幸せに暮らしていた所、主人公の魔力を回すために前回傷付けた傷が完全に治り出し、魔力が落ちてきた事に不安を覚える主人公。
大魔法使いの一番上の兄ならばなんとかして魔法円を治してくれるだろうと兄の嫁いだ帝国付近にいた頃を別の国がリディルを狙って攻め込んできた!
なんとか逃げおおせたものの、王は重症。リディルは記憶を失ってしまった。
それでも王の傷を治すため、兄を探して1人兄の嫁いだ雪降る国に向かう事に。
本当に王死ぬんか…?と思うくらいにギリギリの戦いだった。
兄夫婦も無事でよかった。いや、無事ではなかったんだけど…



20. 氷雪の王子と神の心臓/尾上 与一 先生

そんな兄夫婦の話。
第一王女として、嫁ぐ事になっていたロシュはある日幽閉されている所に帝国の第五皇子が現れて!?
前の2作よりももっと過去(なんならリディル産まれてない)の話。ここでは2人は幸せに暮らしました!で終わっているけれど、前作を読んでいると、でもこの後国中が凍っちゃうし兄様は人間の体が無くなっちゃうんだ…としんみりしてしまう。
それにしてもこっちの攻めはきちんと女と交わって子沢山なので読んでる途中で衝撃すぎて嘘!?!?!?!?!?とこっちまでショックを受けたけれど、そのあとはお前だけだ…。になったし女性陣や子供達と兄様の仲も良好なようで、まぁ、別にええか…………。



21. 虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼3/尾上
与一 先生

シリーズ3冊目。
前回で養子とも仲良くしていた主人公には新たな悩みが…。リディルの魔力にも耐えられる様な王の剣が欲しい…そうなったら神の心臓くらいしかない…でも…とウズウズしていた所、2番目の兄をずっと守っていた繭が崩壊を初めてしまった。
兄を守り、王の剣を得るため神の心臓をとりにいく事に。
やっぱり2番目の兄様、花よりもか弱いの良すぎる。私の好みの受けドンピシャすぎるので、兄様単品話が読みたい。
そしてラスト…いよいよ一番上の兄様の失われた肉体が…!?!?!?確かにそうだな。なんで思いつかなかったんだ。



22. 有名VTuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた #1 妹が配信を切り忘れた/茨木野 先生

なんだか気軽に頭を使わず読めるのが読みたくて、読みました。
ある理由で不登校で引きこもりになってしまった妹は、自分もなんとかして家族を支えたい一心でVとしてデビュー。今では100万登録の有名Vの妹は血のつながらない兄が大好き。配信終わったと思い、妹にご飯を持って行った主人公は妹といつも通りイチャイチャを始める。しかし配信が切れておらず、大バズ!!なんやかんやあって主人公もVとしてデビューする事に。
配信するたび、配信事故起こして炎上せず何故かバズりまくる主人公最強すぎるだろ。
そして妹は夏で家にいるからにしても薄着すぎるだろ。
主人公をこっぴどくフって、名前配信で言われた生意気金持ちお嬢様のその後はどうなったんだろうか。それだけが気がかりだ…



23. 竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る/fudaraku 先生

病気で亡くなった父親の跡を継ぐため、東京から金沢へ1人やってきた少女・菖子。
やってきたはいいものの、父親がなんの仕事をしていたのか全く知らないし知らされていなかった。そのまま仕事初日を迎え、父親の仕事を理解する事に。
父親は夜にやってくる“おかととき”と言う残酷で美しいものが好きな怪異をもてなしていたのだ!!
店主としておかとときに楽しんでもらうため、商物の美少・青年3人を残酷に傷付ける事になってしまった菖子はなんとか真実を知れないかと努力するけれど…。
最初から章が終わるごとに書いてある時間だったり、一人称は私だけれど誰の視点なのか分からなかったりと謎な部分を残しつつ話はいよいよ大詰め、と言う所でまさかなことをぶっ込まれた。
そ、そう言う話かい!!と私はガク…となったけれど、話全体としてはとても面白かった。



24. 残酷依存症/櫛木 理宇 先生

シリーズ2作目。
前作ではなんの罪もない少年少女達がヤられて殺られていたけれど、今回はまぁ、こうなっても当然かな…と言う人たちが殺されていく。
実際に合った事件と絡めて話を作るのがうますぎる。だんだん話が進むにつれて被害者達に同情できなくなるのがなんとも新しかった。
仇をうててよかったね……
そして今回は前作の例のあの人、関係ないんかなぁ〜と思っていたらまさかのラスボス的登場してきて大興奮。今回のはある意味善行では?



まとめ

今月はBL小説祭り(いつもだけど…)
シリーズものを一つ読み切ったので積読もちょっとなくなりました。普通に本棚入れたら同じのが3冊あったのでびっくり、フェアあるたびに買ってるから…

毎月BL小説を一月分を一気に買ってるけれど、今月は少なかったので、積読を少し消化できてよかった。この調子で積読を少しづつ無くして行こ〜

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