10月に読んだ本



※内容のネタバレあるので注意※


9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。



1.イケボ配信者に狙われました~声から始まる溺愛ルート~/秀 香穂里 先生

仕事でも実家の事でも悩める海翔の癒しはゲーム実況者のクラゲ。
ある日クラゲが配信で視聴者の顔写真を募集していたのでつい、それに応募してしまう。特に何も反応なく落ち込んでいると、友人にクラゲのエロ動画があると教えられて…!?
主人公の周りにいる人物、ぜーーんぶ同じ人!?ストーカーかよ!?何が彼をそこまでさせるのか。
無事、結ばれたからよかったけど、これ悲恋ものだったら主人公殺されてるまである…。



2.お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件10/佐伯さん 先生

真昼の誕生日から、ついに冬休みに。
みんなとクリスマス会をし、サンタさんが来たことのない真昼のためにサンタする周。幸せラブラブな2人だったけれど、樹がついに家から逃げ出したらしく…!?
樹カップルも前進の時。そしてあっという間にバレンタイン。
モテの気配が感じられる周がついに別の女の子に告白される。
今回は特に大盛り上がりがあったわけではないけれど、樹カップルも父とキチンと話し合うことを目標にこれから変わっていくんだろうなぁ。



3.悪役令嬢の中の人/まきぶろ 先生

自分を想ってくれた唯一の人である、自分の体に入ってきた転生者のエミを絶望させたピナと周りの攻略者への復讐をすべく、本来の悪役令嬢レミリアが目覚めた!
コミカライズが話題のやつの原作。コミカライズを読んでおもしれ〜!となったので原作に手を出した。
悪役令嬢だけど絶望の未来回避して、モテモテ〜!な悪役令嬢モノと一線を画し、本当に“復讐”だけを行う。自分のあれこれも全部エミを傷つけた人たちの復讐のために使う。1番笑ったのが、ピナが好きだと言っていたからという理由で魔王と結婚する。本当に悪役令嬢だ…。
魔王からの愛はレミリアに向いてるけれど、レミリアの愛はエミにしか向いてない。激重レミリアたん、いいぞ…。



4.異世界でも美容師をがんばることにしました! ~でも領主さまの銀髪を愛するあまり切れません!~/温井 ちょも 先生

ある日、異世界に転生した元美容師はよそ者も異世界人も受け付けない国で、ストリート美容師(?)をしていた。そんなある日、自分の主の髪を切ってくれたら住む場所も必要なものも渡すと言われ、行ってみると超〜〜〜〜〜ロングな銀髪が!?
切れない…と追い出されそうになった所を主本人が、ここにいればいいと言ってくれて…。
特に目的もなく異世界に…と思っていたらまさかの悪い魔女がムギを召喚していた!ドタバタあったものの、髪も切っちゃったものの、お付き合いできてよかったね。アッサリ終わった感が強いけど。



5.負けヒロインが多すぎる! SSS/雨森 たきび 先生

1巻〜6巻までの特典だったりの、SSをまとめた一冊。
そうだよ…⚪︎.5ってラノベには多いけれど、こう言うSS集で良いんだよ。
本当に読みやすいし、八奈見ちゃんはずっと何かしら食べてる。
本編で一冊まるまるあると気にならなかったけれど、SSになるとずっと食べてるか食べ物を手に持ってるの笑う。そういう所だぞ。



6.檜垣澤家の炎上/永嶋 恵美 先生

富豪一族である檜垣澤家の当主の妾の子として産まれたかな子は母の死をきっかけに本家に引き取られる事に。女が強い一族で男の存在はかすみ、自分も自分の力でこの一族を手にしてやる!と野望を胸に成長していく。
腹違いの姉の夫の不審な死や、軍との取引。そして謎の怪談。
かな子の成長に合わせて少しずつ真実が分かっていき、これは弱みだな…とかニヤニヤしてかな子がどうやって一族を乗っ取るのか、楽しみにしていたらまさかのラストにびっくり。
どんでん返し……?と言うか、全てが無になったと言うか…。まぁ更地になって自分以外のみんな死んだらそりゃ当主になるしかない。
そしてその自分がなりたかった使う側の人になった事で、自分はまだ未熟だったと知るかな子。
話題になるのがわかるくらい、とても面白かった。
こう言う話大好きだな。今年1番読んで良かった〜!出会えて良かった〜!と思えた本かもしれない。



7.あなたのための短歌集/木下 龍也 先生

一人一人に向けた短歌の個人販売したものを一冊にまとめたもの。
SNSで大バズしていたし、本当にその短歌が良かったので手元に持っておきたくて探してしまった。
悩みだったり、ちょっとした不安、喜びまで本当に依頼した人に向けた一首一首だけど、どこか自分にもピッタリ当てはまる、心にグッとくるものがある。自分が依頼したものでは無いのに、これは私の話かも…と思ってしまうのが怖い。
本当に買って良かった。



8.宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている/飛鷹 先生

平民文官のレイは寝ても疲れが取れない日々を送っていた…それと同時に貴族のマイナという文官と知り合い、一緒に昼食を取るように。
なぜか自分にだけデロ甘なマイナに好意を持っていくが…
レイが生まれる前から(母親のお腹の中にいる頃から、その前からか?)運命の番だと知り、ずっとレイだけに愛を向けていた激重甘々獣人と愛されたことがないレイ。ある意味ぴったりな2人、ずっと甘やかされてればいいよ…
でも現実じゃ手を出せないから夢の中で…って休ませてあげなさい。そりゃ現実でも貴族の坊ちゃんたちにいびられて、夢の中でもセクハラされて、疲れが取れないだろうよ…



9.皮肉屋でマイペースな令息は冷遇されても気にしない/兎卜 羊 先生

親同士の約束で、初対面の相手と結婚したノエル。しかし初日から埃まみれの部屋に追いやられ、金目当ての結婚だったと知る…ノエルは悲しむ…わけもなく、毎日外に出て翻訳の仕事をしているとこほを、ムキムキ褐色男に声かけられて…
見た目と中身が真逆の2人だけれど、それが良い!そしてこの話のメインはノエルの離婚騒動なのだけれど、元夫が落ちぶれて狂っていくのが面白い。
本当に話が通じない人間をリアルに書けているので、こいつ…大丈夫か?(大丈夫ではない)とゾッとしくる。無事離婚できて良かった。



10.公務員で安泰のはずが、事故物件担当に異動します/藤崎 都 先生

昔から“視える”体質の偲は公務員として安泰の生活を送るはずが、事故物件係へ異動となり苦労していた。
そんなある日、見回り中に霊を引き寄せていた所を助けてくれた男・天堂と共に色々な事故物件へ足を運び霊を祓っていくことに…!?
主人公が色々とワケあり人間で、天堂と出会えたことでちょっとでも前向きになれてよかったけれど、天堂がなぜ偲をこんなに甘やかして?くれるのかいまいちわからない。
バディというより飼い主とちっこいわんちゃんという感じ。



11.デビルズスイートキッチン/宵 先生

恒例の宵先生の同人誌。
魔王の息子なのに母である淫魔の力を受け継いでしまった事で何もかも最弱のユハ。今まで自分を守ってくれていた異母兄のイノシアの所からまた別の異母兄で、しかも半分人間のジェドに引き取られることに…!
イノシアの考えでまずは半分人間のジェドから精気を奪えるようにと言われて…。
ユハが淫魔ではあるけれど、何も教えられてこなかったからか、素直で精気をもらうことも恥ずかしがって可愛い。ちょっとずつ料理も覚えて、毎日家事を頑張っているの、なんて健気なんだ…。
ラスト、ほんわか終わったけれど例の召喚者は殺せたのか!?



12.クソガキ魔王様降臨~異世界従者は愛の躾を仰せつかりましたが~ /柿家 猫緒 先生

ある日突然異世界(魔界)におっこちた筋肉大学生・信玄は元の世界に帰るための唯一の方法の為、一千万円を稼ぐことに。
1番良い給料の魔王の従者として働き始めたけれど、その魔王は我儘放題、怠け者でクソガキだった!!
この魔法が泣く姿が可愛すぎる。そりゃ信玄もSっぽくなるし、元の世界に帰りたくなくなるよね。
いつまで経ってもクソガキが抜けないベルベルとなんだかんだ甘やかしてしまう(時々わからせたくなる)信玄のイチャイチャが良い。



13.アキレスならば死んでるところ/川島 結佳子 先生

コロナ期の短歌がぎゅうぎゅうに詰まっている。詠んでいる風景が目に浮かぶし、あ〜分かる…とコロナ期あるあるに共感できる。
全体的にに“生活”中心で、どこに行って、どう感じたか、そこから移動してどこに行ったか、日記のように分かるのが楽しい。



14.祓屋天霧の後継者 御曹司と天才祓師/竹村 優希 先生

ここまで登場人物みんな好きになれない本も珍しい。
日々霊を祓い、いつか自分も父のように惨たらしく死ぬんだと諦めている天馬が出会った天才祓屋の少女・真琴と口喧嘩しながらも手を貸しあって悪霊たちを祓っていく話。
まず、天馬も自分なんて…と考えつつも周りに流されて自分の意思とは関係なく家を継ぐんだ。と諦めてたあるのも嫌だし、ヒロインである真琴も正しいことをを言ってはいるんだけれど、言い方もキツイし口が悪すぎる。
読むにつれて、2人や周りの仲ぎ良くなって、空気も柔らかくなっていくかな…?と思っていたけれどそんなことはなかった。



15.宝石商リチャード氏の謎鑑定 再開のインコンパラブル/辻村 七子 先生

ジェフリーの恋人であるヨアキムさん横浜の家に逃げてきた!?何があったのか話さないヨアキムさんを受け入れる正義とリチャード。突然の日本語を話さない外国人に戸惑うみのるだったけれど、少しづつ仲を深めていき、みのるも真鈴ちゃんも成長していく。
成長は子供達だけじゃなく、ヨアキムさんも、そして正義も今回の事件で一歩踏み出せたのではないかな?
今回のメイン何と言っても真鈴ちゃんの失恋。
ずっと正義のことを好きで、狙っていた真鈴ちゃんだったけれど、ぽろっとこぼされた事実に戸惑って、“これから”を考えてしまうくらいに落ち込んでしまう。
けれど大人の世界に入って戦っている真鈴ちゃんらしく、自分の考えや思いを客観的に見て、今はまだ立ち直れはしないけれど、受け入れる飲み込めたのでは、真鈴ちゃんと幸せになってほしいね。



16.氷竜王と炎の退魔師 3/犬飼 のの 先生

自分の眷属が大暴れ!で父である可畏より抹殺するように言われ、悲しみながらも殺した慈雨。その日から体が急に成長し出し、1日に2センチも身長が伸び、人間では無いとバレる事を恐れて転向してしまう。
それから1年後、あのかわいい美少年だった慈雨くんが可畏みたいなムキムキイケメンになって学園に戻ってきた!
他の人たちに囲まれる慈雨や、自分と別の美少年と同室になり、相手が明らかに慈雨の事を好きで狙っているとわかるので嫉妬してしまうルカ先輩。
何も心配しなくていいんだよ…ルカ先輩。父親の可畏も遊び放題だったけれど潤と恋人になってからはずーっと一筋なんだよ…。息子もそうに決まってるよ…!
それにしたって今回慈雨くんと同室になった子、気になるな。ルカ先輩をもう敵としてふし、ルカ先輩が慈雨くんと仲悪くなるように言ってない事を言われたとか言ってるし…バチあたれ〜



17.大正もののけ闇祓い バッケ坂の怪異/あさば みゆき 先生

超真面目カタブツ師範がある日であった、いかにも怪しげな占いをしていた男・旭左門とひょんなことから怪異を切っていく!
最初こそこのデコボココンビが楽しくて、あまりにも宗一郎がカタブツすぎてワクワク楽しく読めたけれど、だんだんダレて来て、1番メインとやる最後の章で何が何だか…という感じで残念。
もっとバッサバッサと倒して行くものと思っていたけれど、思ったより旭左門がフラフラしていてあまり話が進まない。ので、本当の本当にピンチだ!の時以外は剣なんて振るわない。
あと、旭左門の占いが本当になんで言ってるかわからなくて、ふーん…で?どういう意味だい?になるのが少しストレス。




18.苦労性の自称「美オーク」は勇者に乱される/志野 まつこ 先生

人間からオークに転生したハル。オークらしくエロ三昧の生活を期待していたものの、前世の日本人だった倫理観が邪魔をしてうまくいかず、仲間のオークからも爪弾きにされ、変わったオークとして1人森の中で動物たちと暮らしていた…。そんなある日、魔王を倒した勇者・カイルがハルの前に現れ、殺される!と思いきやいきなり性的に襲い掛かってきた!?
魔王を倒した英雄なのにオークしか好きになれない性癖ブッ壊れた勇者と常識人(オーク)だけど流されてヤられっぱなしオークのエロエロストーリー。
好きじゃない!と言いながらなんだかんだずっと一緒にいるハル。出会いは本当に最悪な2人だし、この勇者マトモじゃなくて話なんて聞かないヤバいやつだけれど、ハルへの愛だけは本物。
ハルがそれで良いなら…感が強いけれど、勇者以外の人たちが本当にいい人たちばかりなので、本当にやばくなったら助けてくれるでしょう…



19.悪役聖神官だけど王太子と子育て恋愛中/松幸 かほ 先生

5人兄弟の長男として生まれ、兄として頑張っていた紘斗。ある日トラックに撥ねられて死んだと思ったら育成ゲームの悪役聖神官・ミシェルに転生していた!未来を変えるために行動していたけれど、結局謂れのない罪を着せられ幽閉されてしまう。絶望の最中突然現れた竜にさらわれて…。
転生してゲームのキャラになったのに元の世界の姿に戻れるのは新しい。
竜もリュディガーの一人息子のカミルも可愛くて癒ししかない。それにしてもまさかのリュディガーも人生2度目とは…。結構複雑な話だ。
紘斗と両思いでお付き合いを始めてから、押せ押せすぎて最初はイケメンすぎて照れていた紘斗がツンデレみたいになってて面白い。



20.無気力ヒーラーは逃れたい/Ayari 先生

ある理由からお金が必要で、勇者パーティのヒーラーをしていたレオラムは、聖女召喚を機にお役御免となり、今まで貯めたお金で田舎に引き篭ろうとした…が、前に現れたのはせいじょしょうかんなど尽力し聖君と呼ばれる第二王子のカシュエルだった。
自室に連れて行かれ、今日からお前の部屋であると、勝手に一緒に生活することにされたレオは抵抗するけれど…
こ…これで終わり!?問題何も解決してないけど…終わりに近付くにつれて、あ〜これ次回に続く!のパターンかな、と思ったらエピローグになって2人は幸せに…で、えっ!?!?終わった、ビックリしてしまった。
主人公が自分のことを話すのを渋るのは別にいいけれど、綺麗に話を終わらせたいならもっと早く打ち明けて、王子と2人で問題解決すべきだし、聖女の追っかけも王子がキッパリ断ればいいし、魔王も倒してハッピーエンドにしてくれ〜!
続かないと流石にモヤモヤすぎる。



まとめ

京都に旅行行きました。
面白い本屋がたくさんあって、つい買いすぎてしまいました。BL以外の本はほとんど京都で買ったやつです。まだ読み終えてないのもあるけれど…

あと7年使った読書ノートを卒業して、別のノートに読書記録つけ始めました。どうみても文章量が変わったあたりで交代しました。
本当に使いやすかった、あまり量は書けないけれど、一言二言読書感想書きたい人にはいいと思います。

ありがと〜〜〜!

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