4月に読んだ本




※内容のネタバレあるので注意※


9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。



1.狼殿下と黒猫愛妻の献身/貫井 ひつじ 先生

シリーズ3冊目。
この2人はもう何があっても大丈夫だという安心感があるので、どんなストーリーでも心が耐えられる…。
今回は犬族の国から双子の王子が留学しに来た…!1人は王様になる気まんまんで差別的で、1人は本当は研究者になりたいけど兄があぁだから俺が王様にされちゃうのかな…と王族として自覚がない。
そんな2人がきて、きちんと学習するのかな…?と思ったらそうでもない。猫族に対して差別的な双子の兄はよりにもよって本人の目の前で罵倒してしまう。
本人よりも夫の方が怒り心頭で、双子はその威圧に耐えられるのか…。
執着マシマシで溺愛が巻を追うごとに強くなっていくのが楽しい。
次巻でたらどうなっちゃうの〜〜!?



2.転生したら大好きな幼馴染に斬られるモブ役だった。 下/むにむに 先生

魔王討伐に聖女の役として参加することになった主人公・メル。
どうなるんだ!と思ったら魔王もあっさり討伐(?)いや、討伐というより浄化し無事解決。
そしてメルが転生者だと気がついた本当のヒロインが一昔前の嫌われ夢小説みたいなことを仕掛けてくる。(まだ伝わるんかこれ…?)
嫌われ夢小説だったらみんなメルの事を軽蔑して〜という流れだけれどまぁ、そんな事にはならず、ヒロインはあっさり魔法で元の世界に強制帰還させられる。よかったね〜
真面目な大人の話もあるんだろうけど、それを話すメンツに主人公が入ってないから、読者からするともうヤってるシーンしか印象に残らない。



3.千秋 2/梦溪石 先生

やったー2巻だ〜!
周帝に俺の下で新しく門派を立ち上げないかと誘われた主人公。それを断り晏無師と旅を続けるが、謎地雷を踏んで晏無師に敵の元へ引き渡されてしまう。そこから無事に生還し、親切な人の元で休んでいたところにまた襲撃が…。
出会いと別れが次々訪れる2巻だった。
そして沈嶠が今、こうなる原因となった昆邪と再開し、因縁の対決が始まるー!!
1巻でもバトルシーンが多かったけれど、2巻のバトルシーンは本当に見どころ。
どんどん強くなる沈嶠をよそに晏無師が…😭
本当にこの2人が、というより晏無師が沈嶠を好きになるのが全く想像できない。
次が楽しみすぎる。3巻はいつ出るんだ?



4.それは無謀というものだ。 下/朝陽 天満 先生

自分が実は王子だと知ってからも、平和に過ごしていたルゥイとボルトだったけれど、ついに叔父が甥っ子が生きていると気付いてしまう。
そして王をルゥイに押し付けようとして来て…
別に王様をやる・やらないの下はやってもらって良いんだけれど、いかんせんその流れが長すぎてだるい。
本人がイヤって言ってるんだからさぁ…
上巻のワクワク感が本当に楽しかったので、ちょっとがっかり…。



5.雪代教授の怪異学/にかいどう 青 先生

心霊スポットに行ってから奇妙な女の霊から追われ、出会う人みんなその女の姿に見えてしまう。学校にも行けず、部屋から出ない生活になってしまった主人公を救ったのは叔母さんの旦那で、祓える家系の雪代だった。
そこから数年後、雪代が教授をしている大学に入学し仕事である作家の仕事をサポートしつつ、仕事道具の“インク”を手に入れるため、怪異を祓う事もしていた2人のもとにある噂が流れてくる。
怖い話の短編がいくつか入ってるタイプかなぁ、と思っていたら普通に怖い話が一本。その噂を調べるうちにガチ怪異と人怖が襲いくる。
これは最近読んだホラーの中で一番面白かった。
シリーズ化してほしいなぁ〜。



6.中野くんと坂上くん 上/エムロク 先生

ある日呑んでいたら出会った男の奇妙な同居生活を送る事になった中野。
ちょっとした出来事から体の関係になってしまった夜、中野の家が謎の人物に襲撃され、それを坂上が撃退する。実は彼は暗殺者で、中野が狙われていた!?
中野の同僚や元カノも中野を守るために雇われた人たちだった。引越しも坂上に連れられ、地下に引越し。
そこから彼の仲間の情報屋や武器屋などと出会い、次第に中野を守るチームが出来上がってゆく。
そんな時、坂上の元兄気分が現れて…。
BLとしても裏世界読み物としても面白い!
死んだはずの中野の母親も実は生きていて!?
下巻に続く!




7.中野くんと坂上くん 下/エムロク 先生

上巻のまさかな終わりから、こっちはいよいよ決着編。
ロシアの金持ちの息子だった中野は遺産争奪デスゲームに知らないうちに巻き込まれていた。
殺し屋チームはロシアまで敵である本妻とその息子を倒す為乗り込む。中野達は日本でハラハラとカーチェイスやら何やらを見守る。
坂上は生きて帰れるのか!?中野の平穏は守られるのか!?
ドキドキの下巻。
中野と坂上は実は昔会ったことがあったし、坂上にとって中野は初恋だった…!?
最初から最後まで面白くてスラスラ読めるのでおすすめ。
ラスボスもラスボスらしく、なかなか死なないのでギャグシーンではないんだけれど笑ってしまった。実はまだ生きてそうで怖いや。



8.ここで唐揚げ弁当を食べないでください/小原 晩 先生

仕事をサボって唐揚げ弁当を食べていたら、ある日ここで唐揚げ弁当を食べないでくださいと張り紙がされていた。そんな話から始まるエッセイ集。
東京での暮らしと、家族の話、人生ってこんな波瀾万丈とまでは言わないけど色んなことがあるんだ…。
エッセイって読み応えあるのは人生経験ある人と文章力がある人だと常々思う。
私が書いたところでつまらん日記になってしまうんだ……



9.推しが現実にやってきた/栗城 偲 先生

元職場の人間から色々され、人間不信になって人付き合いも遠慮がちになっていたところ、あるアプリゲームにどハマりした主人公。
そんなある日、推しキャラがストーリーで死んでしまった。落ち込みに落ち込み、推しキャラの追悼でも…と思っていたコンビニ帰り、目の前にコスプレではない推し本人が現れた…。逆トリ系。
ゲームでは高貴で冷たい感じのキャラクターだけれど、実際は優しくて素直な人だった。
もう元の世界にには帰れないとわかり、現実の世界で生きていくと決め、戸籍取得を頑張る。
ファンタジーと妙にリアルなところが混ざり合って面白い。



10.わたしの幸せな結婚 八/顎木 あくみ 先生

過去とその後の短編集。
清霞が美世と出会う前の清霞になった事件が遂に明らかに!
そして2人のラブラブな婚約者生活&新婚生活。
清霞父がなかなかにやばいやつだと判明…。こっちもなかなかに拗れた夫婦だな…。
9巻、こんな幸せラブラブな2人がまた事件に巻き込まれていくのだろうか。もう平和に暮らしてほしいよ…。



11.天官賜福 3/墨香 銅臭 先生

え…っ?
読み終わってすぐの感想がこれ。あんなにワクワクしながら読んで、途中もあらあら…。とニヤニヤしながら読んだのに…。後半に全部ぶっ壊されてまさかの展開に呆然。
2人がやっちまった事も理解したけどそれを喜ぶ暇もないくらいにはショックを受けてしまった。
別に水師が殺されちゃったとかはどうでもいい(よくはない)けど、風師…。良い子だね〜と思って…、良いお友達じゃないか!と思っていたのに…。
生きていてください。助けてください。明後日とかに4巻でないかな?



12.コーヒーにミルクを入れるような愛/くどう れいん 先生

天官読了後の荒れた心を修復するために、エッセイ新刊。
結婚してからの生活とか、文章を書くと言う事とか、そしてやっぱり食事の話。
物事の細かい事が、ぱらぱらとよく覚えているものだなぁ。
こんな生活送りたいが詰まってる。いい夫婦。



13.転生悪役令息は英雄の義弟アルファに溺愛されています/滝沢 晴 先生

最初からクライマックスな激重攻め。
溺愛って可愛い言葉じゃおさまらない重さで、後ちょい行けばヤンデレだろ!と笑ってしまう。いやもうヤンデレかもしれない…。
転生すると前世好きだった小説の悪役令息になっていた主人公。自分が殺される未来を変えるために、義弟を可愛がるうち、溺愛されていた。
本来のストーリー通り戦争に行ってしまうが、帰って来て英雄と呼ばれる義弟に結婚を迫られて…!?
最初に言っていた事がきちんと回収されていて、え!?この子が!?と感動。
主人公以外全部どうでも良い攻めって良いな…。あんなに言い寄られてもけんもほろろに、塩すぎる塩対応。笑ってしまった。



14.復刻版 小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師/阪口 和久 先生

復刻版本当に待ってた…、復刊前は一万超えて売られてたので買えるけど…とちょっと躊躇っていたので。
最初の方で土井先生が生徒達を家族だと思っていると言う情報を読者に与えた上で、最後の方で土井先生の記憶が戻るきっかけがらんきりしんを見て、ツッこんで胃が痛くなったから、なのが涙ポイント。
あと、大声出してると言うのが一目でわかるフォントサイズ。見た瞬間忍たまらしい〜!と嬉しくなってしまった。いけどん全部太文字すぎる。
これがどうアニメ映画にされるのか今から楽しみ。6年生推しの人も楽しみだろうね〜!!!



まとめ

天官に心をズタズタにされてしまった4月でした。
本当に早く4巻が出てほしい。もうわたしが自力で翻訳するか…と決断するレベルでした。
中華BL本当に沼ですね。

あとはエッセイ。エッセイ読むのは大好きなのですが、感想書くの本当に難しい。気を抜くと、よく食べるな…しか出てこないので。色々食べる人にはいつも感心してしまう。
何食べても美味しいとも不味いとも思わないバカ舌なので……。

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