12月に読んだ本




※内容のネタバレあるので注意※


9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。




1. 海賊上がりの身代わり王女/水無月 さらら 先生

最近力をつけてきた、いかつい男共を率いている海賊の美少年ルシファー、その場のノリで退治され仲間の命とひきかえに自分にそっくりな王女の影武者になることに。
美少年が故に、いろんな男たちに色々され不能になってしまったルシファーと嫁はいらないと言い張る王室護衛官様の国をまもる海と陸のバトルBL。
女装されていやそうだったけれど、王女様から妹として扱われたり、攻めに心を許してくると国を守るため、完璧に王女の影武者になるために勉強もする、前向きなところが可愛い受けだった。



2. αとΩの新婚夫婦は溺愛巣ごもりがしたい ~三夫婦の蜜月~/西野 花 先生

出会いは最悪で、そこからお互いを好き合って結婚までしたけれど、出会いの件で攻めは遠慮しているようでそれがずっと気になっている受け。
正直に話せれば良いけど、なかなか言えない。そして発情期が…。ホテルの巣篭もりプランを活用して今まで言えなかった事をぶちまけてもっとラブラブになる二人に受けの兄弟も安心。私も安心。
途中で出てきた嫌〜な人もなんか知らんけど改心していて、うん、よかったね〜😊
もっと二人の弟の話も深掘りして欲しいので、ぜひ別兄弟が主人公の続編も…。



3. 竜帝陛下の一途すぎる溺愛/釘宮 つかさ 先生

傷だらけで異世界へ連れてこられた主人公。
自分の名前と生きていた日本ということ以外の記憶をなくした主人公を助けたのは皇太子だった。
皇帝となった恩人のため毒味役と夜伽役として毎日を過ごす主人公だったご、異世界人は禍の元だという声やな次第に周囲が怪しくなって行く…。
タイトル通り、皇帝が主人公を好きすぎるし、なんならヤンデレか…?と思うくらいには愛が重い。
主人公がなんでも許しちゃう優しい子なので良い感じのカップルになってて良い。
主人公が異世界に連れてこられた目的だったり、犯人だったりが全部きちんと回収されるのでスッキリと終わるのが嬉しい。怪しい怪しいと思ってはいたけど、あの人が…。



4. ハーフライン1/マンゴーベア 先生

海外で活躍するサッカー選手が自国の監督のために帰国し、一年契約でそのチームに所属することに。サッカーはものすごい上手だけれど、態度が悪かったり、夜が奔放すぎて度々注意され、イライラ。そんな時チームにやってきたコーチとなんだかんだで秘密の体の関係に…。
エロすぎるBLで読んでる間に別の作品を読まないとなぜか疲れる現象が。
試合→エロの流れが途中でパターン化していたので、ひたすらにエロだけを浴びたい方はおすすめします。でもラストの方に話が動き始めて、これから二人はどうなるの!?!?と気になる終わり方だった。
2巻も楽しみにしてます。



5. 帝都契約嫁のまかない祓い/飛野 猶 先生

母親と二人でやっていた定食屋を火事で失い、周りの店への弁償を肩代わりするかわりに公爵の豪邸へ連れて行かれることに…。使用人として頑張るぞ…!と思っていると使用人ではなく婚姻届を出されて、契約結婚をしてくれと言われてしまう。
そんなとこから始まるあやかし(ほとんど人間の霊)を美味しい思い出の食べ物で浄化していく話。
主人公が本当に前向きな子で、嫁としてきっちりとやるぞ!でも私にできるのってご飯作ることくらい…そや!作ろう!とまず自分にできることから支えて行くので契約婚なのに二人が想い合っているのがよかった。
聖の父の目的は…!?良い感じに収まった感じだったけど、そこがわからず仕舞いだったので、是非続編で書いて欲しい。



6.異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。 4 /白玉 先生

第一部(!?)完。一部!?という事で、まだ続くようです。
お互いにピアスを送り合ってやーーーーっと、きちんと身も心も結ばれたバカップルの二人。周りの人たちも祝福してくれてよかった…よかったね…と思っていると何やら新たなフラグが。
元の世界の主人公の体はまだ生きている!?魂が入れ替わってる!?そんな主人公は異世界で幸せにやってんだよ!?と気になることは本当に色々あるんだけれど、結ばれて幸せ〜で一部は終わったので、2部がとても待ち遠しい。
はやく…はやく…いつ発売ですか?



7. 傲慢アルファと秘書の初恋/名倉 和希 先生

名倉先生はよく主人公が好きすぎてちょっと様子のおかしい攻めを書かれるし、それが大好物なのでこれもそうかね〜とニヤニヤしながら読んだら、まぁタイトル通り傲慢アルファくんが色々やらかして笑った。
決してスパダリじゃないαがアタフタしてるのを見るのってこんなに楽しいのか…。
主人公のためにちょっとずつ変わっていこうとする姿勢があるので可愛い人だなぁ。
こういうタイトルって結構Ω側が辛い目に合って可哀想…となるパターンだけれど、この作品は本当にα側がどったんばったんしてたので可哀想は可哀想だけどひたすらにαにしっかりしろ!!!と喝を入れたくなる話で元気出ました。
そしてやはり母は強いし、孫も強い。



8. あなたのえっちな夢は全部悪魔のせいだよ/一滴しぃ 先生

今月のアホエロ。帯の文がもう笑える。
お互い好き同士なのに、一方は自分は選ばれないと思っていて、もう一方は受け身過ぎて子供っぽい甘えしかできず悪魔の力を借りて相手にえっちな夢を見せて意識させる作戦に出る始末…。
そして天使と悪魔を巻き込んだバトルが始まる!?
メインキャラクターは表紙の二人なんだけども、それにしたってこの天使と悪魔の二人のカップリングが激重重で、キャラが強くて逆にこっちが気になる。
天使と悪魔単品の話ははないんですかね。
出しませんか?



9. 狐の婿取り-神様、予想外の巻-/松幸 かほ 先生

いつのまにか20巻。BLで、しかも小説でここまで続いてるのって珍しいなぁ。
今回いよいよ敵の拠点へ潜入!しかしすぐに奇襲され、3部隊は撤退へ追い込まれる。その際、伽羅さんがやられ大怪我を負ってしまう。伽羅さん…🥲
そんな琥珀様たちが大変な時、人間の涼聖さんは倉橋先生から“ケンゾク”の話を聞いてモヤモヤ…。
そんな良いところで20巻終わり…。
琥珀様と涼聖さんどうなる!?眷属にするの!?
そして敵の正体は!?
次も楽しみなずっと追ってる作品。



10. 月の影と竜の花/おにぎり1000米 先生

月に住む月人と地球に住む獣人のいる世界。月に憧れながら兵士として暮らしていた狼獣人の主人公はある日、竜人と出会ったことから彼の“花”に選ばれてしまう。
花とは番のことで、月人が一定期間以上地球にいるためには地球人と番わなければいけなくて…!?
地球から月へと、SFファンタジーBL。結構SF要素が強いのでBL抜きにしてもワクワク楽しかった。
それにしたって、主人公が月に憧れるきっかけとなった彼と取り合いすんのかなぁ〜と頭お花畑で考えてたら結構ガチで地球人からしたら最低な奴で、しかも最後は死んじゃうんだからもやってしまった。
いや、いいんだ主人公が幸せなら…。



11. 蒼き太陽の詩3 アルヤ王国宮廷物語/日崎 アユム 先生

年末だし、シリーズものを読み終わっておこうと思ってやっと読みました。シリーズものの最終巻って終わるのが悲しくて後回し後回しにしてしまう。
前巻の妊娠発覚から今回。
戦争の描写が結構ガチで、えげつない殺し方してたので読んでいて世界にのめり込んでいた。
そして二人の王子たちも考え方がまぁ、正反対すぎる。大人しい第一王子に賢いけど態度が悪すぎる第二王子。第二王子が私は嫌いすぎてこの子が死んでもなんと思わないけど、多分二人が生き残る感じになるんだろうなぁ…。とラストを楽しみに読んでいたら、え!?まだ続くんですか!?
私って大体いつもこうだ…。
早く続きを読みたすぎる。だってまた敵を増やしちゃったじゃん…。



12. だから、悪役令息の腰巾着! ~忌み嫌われた悪役は不器用に僕を囲い込み溺愛する~/モト 先生

気付くと姉のBL作品の総受主人公に転生していた!?いろんなキャラからあんなことやこんなことをされるなんて嫌!じゃあ、みんなに遠巻きにされていた悪役令息と仲良くなればいいということで、自分の盾として仲良くして行くうちにどんどん過保護にお世話されて…。
着替えからご飯からぜーんぶやってくれるし、それが俺の役目だと思っている悪役令息くんとこのままじゃ駄目だ!となんとか自分で頑張ろうとする主人公のどたばたが可愛い。
実は継母から罪を着せられただけで、彼は真面目で優しい人間だった。継母が改心したので謝ってきたけれど、キッパリと主人公が違うだろ!と怒ってくれてスッキリ。



13. 冴えない大学生はイケメン会社役員に溺愛される/椎名 サクラ 先生

付き合っていた男から婚約したからとフラれ、一人やけ酒していたところに現れた男性に介抱され、なんだかんだで彼の家にお世話になることに。
田舎から都会の大学に出てきて友達もいない、自分なんか…とネガティブな主人公を優しく包み込む愛重め監禁したいなぁ…と考える攻め。
だんだんと相手のためにできること、を考えて自分から行動し始め前向きになって行く受けに、俺の家にいてくれるだけで良いし、誰にも会ってほしくないと本性が現れ始める攻め。
二人は分かち合えるの〜!?
社長の話が実は前にありました?と言うくらいにはキャラ濃いし、なんやかんや合った模様。
それにしたって終わり方が雑すぎてあっけなかった。
後日談、おまけが結構合ったけど、そうじゃなくてそのあっさりラストをもっと煮詰めて欲しかった。



14.異世界で仙王の愛され猫になりました/ナツ之
えだまめ 先生

両親が他界し、親族の家を転々とする主人公。親族から金の出る袋としか見られていないと分かっていて、高校を卒業したら一人で生きて行くと決めていた矢先、その子供に自分の大切にしていた絵をぐしゃぐしゃにされ、もう猫になってしまいたい…とポツリとこぼしたら異世界に飛ばされて、しかも子猫になっていた!?
そこで保護してくれた仙王にそれはそれは大切にされて、次第に心を開いて行く…そしてついに人間の姿に戻れて二人は愛を深めていく…でも主人公は元の世界に帰りたくて…。
仙王の美醜の感覚が若干ずれているのか、猫の主人公にまで突っ込まれていて面白い。
猫の姿でも人間の姿でも愛してくれる人っていいよ…。それにしても主人公がガチ子猫で、挿絵が出るたびに可愛い。



15. 転生詐欺師 恋の手ほどき/愁堂 れな 先生

猫を助けて死んでしまった詐欺師の主人公は、死神の管理する異世界で不幸な魂を1000人救えば地獄ではなく転生させてやると言う話にのり、詐欺師の時の技を使って頑張る話。
ラストの方で突然幸せとは?愛とは?と言う話になり、突然おっぱじめて、え!?なに!?とびっくりしてしまった。
お互い好きなのかと思えば、うーん多分そう。
でも結局1000人魂は救わないといけないので、うーん。消化不良です。



16. 殺人依存症/櫛木 理宇 先生

最悪を書くのが上手すぎる…。
シリーズ?の次の残酷依存症を買ったら何やら前にもある…?と知り買おう買おうと思ってしばらく経ちました。やっと買った。そして読んだ…。
息子を誘拐され、白骨死体で発見された刑事の主人公が今回担当することになった事件も子供が誘拐され、性的暴力を振るわれ死体遺棄される殺人事件だった。
次々と犯人たちは捕まったが、裏で手を引いていた一人の女がいた…。
なんだか妙にリアルで読んでいて気持ち悪くなってくるけれど読む手を止められない。前読んだ「ぬるくゆるやかに流れる黒い川」も本当に気持ち悪くなりながら読んだ。こういうのって読むのやめられないのはなんなんだろう。
そして知らぬ間に監禁依存症が出てた。本当に気がつかなかった。残酷の方を読んだら買います…。



17. 鳥籠のかぐや姫 上 宵月に芽生える恋/鶴葉 ゆら 先生

育ての親のお爺さんお婆さんに虐げられ、金を稼ぐ道具として扱われていたかぐやのもとに来た縁談は帝の腹違いの弟で大将を務める男だった。
道具として扱われていたので自分の意思がなく、相手の言われるままに過ごすかぐやに周りは怒りながら、あなたはどうしたいのか、と聞いてくれる優しさ。
上巻で話が始まったばかりだからなのか、盛り上がりに欠けるのでつまらなくはないんだけれど、ここが面白い!と言うシーンも特にない。
下巻に期待です。



18. 僕らの口福ごはん/高庭 駿介 先生

同性カップルが一つの食材で10品をわぁわぁしながら作って食べる話。
一つの食材で10品作ると言う話は面白いけど殆ど調理シーンで会話文なので、淡々としていて、日常ものでワッと盛り上がる場面はない。
それでいて二人が仲がよくってツーカーなのかと言われればそうでもなく、喧嘩しているシーンが多いのでほんわかご飯ものとして読むには結構ストレスかも。
料理を作ってくれる人間のお手伝いでいちいち文句を言うな。言うならつまみ食いをするな!



19. 変な家2 〜11の間取り図〜/雨穴 先生

発売楽しみにしてた2巻!
こういう作品って一作目がよかったよね〜パターンが多いと思うけれど、これに関しては2作目が好きだと思うほどに楽しかった。
一見関係のなさそうな11の間取り図が実はある一つの悲しい出来事に繋がっていた。
一つずつ間取りをみて話を読んでいくうちに、あれ、これはこの間取りで見たあの人が…。あれ!?これって…と自分の頭で解答を組み上げて、そして最後に答え合わせでえー!?とスッキリ。
こっちを映画にしても良かったんじゃない!?と言うくらいには楽しかった作品でした。
そしてラストのもやり感、これこれ〜!



20. 春になっても一緒にいよう/伊達 きよ 先生


前作は受け攻めどちらも冬眠する種族同士だったけれど、今回は受けだけ冬眠が必要で攻めは冬眠しない種族。冬眠あけにつまらないとフラれたヤマネの獣人フィンが行きつけのお店で出会った大型の雪豹の獣人とお友達から、どんどん仲を深めていって、冬眠の時期、面倒を見たいと言われてからのほくほく、心があったまるやさし〜BL。
フィンの元カレはひどいやつだけど、それ以外の人たちがみんな優しくてあったかい。
それにしても体格差だったり、獣としての本性が現れたり、そういうちょっとした萌えも詰まった楽しい一冊だった。



21. 犬飼さんは羊さんでぬくもりたい/モト 先生

従兄弟のバイトの代打として添い寝フレンドとして一日だけ出勤したふわふわの羊獣人の主人公。
お客さんは2年不眠が続いたイケメンで主人公の好みど真ん中の獣人だった…!
過去にフラれたことがずっとトラウマで、ノンケのイケメンとは付き合わないと心に決めていた主人公だったが、押せ押せでくる相手にだんだん心開いて行く。
お互いちゃんと好き合っているのに、主人公がいっぽ踏み出すのを怖がっているせいで、だんだんと相手が可哀想に見えてくるけれど、ちゃんと結ばれるし、嫉妬も全部話し合える仲になったようでニコニコ。
贅沢言うならもっと獣人要素が主人公にあればもっと萌えれた。もっと羊さん要素を…😭



まとめ

あっという間に一年も終わり。
31日に滑り込みで一冊読み終わりました。
来年ももっと沢山の本が読めたらいいなぁ〜!!と思いつつ、積読を減らしていかないと足の踏み場もないので、来年は買う量と読む量を考えていこうと思います。
積読はなぜかどんどん増えて行く…。


来年もどうぞよろしくお願い致します!

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