グラレコれんしゅう会2019.03.17
2019年3月17日 10:00~12:00
名古屋市東区にて、「グラレコれんしゅう会」を行いました。この記事はその報告レポートです。(※作品の掲載許可済み)
参加したかったけれど来られなかった方、及びこれから実践したいという方向けに書かれています。お家でできるワークも用意しています。
是非読み物として消費するのではなく、紙とペンをご用意して、挑戦してみてください。
なお「グラレコれんしゅう会」に関しては以下の記事を参照ください。
ファシリテーターは脇田、本レポートの執筆は本田が担当しています。
1.自己紹介
2時間を共に楽しく過ごすためにまずは自己紹介です。とはいえ、ここはグラフィックレコーディングのれんしゅう会です。話すだけではなく、描きます。
「お名前」「どこから来ましたか?」「今の気分」「平成最後の〇〇」
この4点について描きます。描き方の指定はありません。実はこの自己紹介からグラレコが始まっています。それぞれの工夫しながら描いていました。
2.WORK1『プロッキーであそぼう』
道具の使い心地について気にする人は多いですが、その道具の持っている力を最大限使いこなせているでしょうか?
プロッキーは裏写りしない水性ペンのため、WSでは重宝されるペンです。しかし、私達は十分に扱えていないことも多いです。遊びながら、自分達の使う道具の使い方について考えます。
【ワーク内容】
プロッキーでとにかく遊んでみる。顔文字や袋文字を描いてみたり、線や形を描いてみる。
これはとてもシンプルなワークですが、それをグループの中でやると色々な気づきがあります。
プロッキーの太い方は「横で太く」「縦で中太」「尖った部分で細く」描くことができます。同じ道具でもほんの少し使い方を変えるだけで幅が出てきます。線の太さが違うだけで強弱がつけられるため、とても有用です。
(↑実際に太さを変えて、描いてみた)
その他、絵や図に影をつけるだけで立体感や強調ができるという話も出ました。
【やってみよう!】
プロッキー(無ければお家にあるペン)で、好き勝手に紙に文字や形を描いてみよう。太さや筆圧、持ち方を変えてみながら、お絵描きしてみよう。
3.WORK2『色を使い分けて描いてみる』
色の効果的な使い方については悩まれている方は多いようです。前回(0224)のれんしゅう会でも、「色を使いこなせるようになりたい」という声が上がっていました。
しかし、ここは講座ではなくれんしゅう会です。「だれかに教えてもらうよりもやってみればいい」ということで、実際に色の使い分けやってみます。
【ワーク内容】
①「1色、2色、3色」と事前に使っていい色の数を決める。
②「NHK NEWS WEB EASY」の音声ニュースを聴きながら、描く。
やってみると、「色が多くても使いきれない」「2色が一番やりやすかった」などの声がありました。情報量によってはいちいちペンの色を変えてられません。
「基本色1つ+強調色1つ」がシンプルで使いやすかったようです。また、その2色も補色(色が似ていない)であるとより強弱が際立ちます。「黒+赤」「緑+黄」などが見やすいと好評でした。
また、1色しかないならないで下線を引いたり、文字を太くしたりと工夫のしようはありました。
描く情報や状況によって、使える配色はかなり変わってきます。様々な引き出しを持っておくと柔軟に対応できます。そうした意味もれんしゅうして自分のスタイルを見つけていくといいかもしれません。
その他、WORK1で見つけたペンの使い方が活かされていました。
【やってみよう!】
3つのお題を指定の配色で描いてみましょう。
お題①(3色)
お題②(1色)
お題③(2色)
※以上の3つのお題は、実際にれんしゅう会でやったものと同様の条件です。
4.振り返り
1枚の紙に各自が思い思いに感じたこと気づいたことを描いていきます。
今回は1つ1つのワークにじっくり時間をかけて取り組みました。
ひたすら数をこなすのもいいですが、他の人の描き方を丁寧に見ていくことで発見があったり、またそれを次描く時に取り入れることができたりするのだと再確認しました。
5.感想
毎回、参加者にはアンケートを書いてもらっています。
以下にその内容も掲載させていただきます。(※掲載許可済み)
一緒になってやる仲間がいると、楽しくれんしゅうできました。ありがとうございます。
いつも運営ありがとうございます。やる度新しい発見があり、何かもって帰れるものがあり、知り合いの方も増えていく…。不思議な会だなあと思います。やるたび自分のスタイルが確立していくようなうれしさがあります。そして、自分でも何かやってみたくなるような+のエネルギーをもらえます!
文字情報で多くかいてしまったなと思いました。字をかくのは時間がかかる…。
選択の幅が広い方が良いおうに思えて広いと自分に合わないことを感じました。プロッキーはいいけど合わない…。
情報の要点をつかみ、分かりやすく相手に伝える力が求められると思いました。
らくだのプリント(※)みたいに奥が深そうです。また参加したいです。
体調不良による欠席があり、今回は7名での開催になりました。様々な年代、職業の方が参加してくださいました。初参加の方もリピーターの方もいらっしゃるので、楽しさの中にも張りがあります。
6.余談(Twitter実況中継)
前回の参加者の方にオススメされて、今回は「Twitter実況中継をやろう!」と考えていました。しかし、場を見ながら、ワークをやりながらではままなりませんでした……。
とはいえ、いくつか「 #グラレコれんしゅう会 」で投稿しましたので、よければご覧ください。
そして、なんと当日の会場では「アナログTwitter」が登場!
参加者の発言や自分の思ったことを書いて、場においていました。後から見直すと面白いです。会場の雰囲気なども感じられたら幸いです。
7.次回のグラレコれんしゅう会
れんしゅう会は毎月1回のペースで行なっています。
次回は2019年4月21日(日)10:00~12:00です。
※ハッシュタグも作りました。
※らくだのプリント=らくだメソッド。本来は子どもが対象の教材であるが、寺子屋塾では多数の大人がこの教材に取り組んでいる。