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グラレコれんしゅう会2019.05.18

2019年5月18日 10:00~12:00
 名古屋市中村区にある無目的ルームにて、「グラレコれんしゅう会」を行いました。この記事はその報告レポートです。(※作品の掲載許可済み)
 参加したかったけれど来られなかった方、及びこれから実践したいという方向けに書かれています。お家でできるワークも用意しています。

 是非読み物として消費するのではなく、紙とペンをご用意して、挑戦してみてください。

 なお「グラレコれんしゅう会」に関しては以下の記事を参照ください。


 ファシリテーターは脇田、本レポートの執筆は本田が担当しています。
 ※個人情報保護のため、写真に一部モザイクが入っているものがあります。
 ご了承ください

1.自己紹介

 2時間を共に楽しく過ごすためにまずは自己紹介です。とはいえ、ここはグラフィックレコーディングのれんしゅう会です。話すだけではなく、描きます。

 1人30秒間自己紹介をして、他の人達はその人の自己紹介を描きます。

「お名前」「どこからきたか?」「今日期待すること」「GW何してた?」

 話す内容は4点に指定しました。実はこの自己紹介からグラレコが始まっています。それぞれの工夫しながら描いていました。

 1枚に全員分描こうとする人、席の座り順に沿って描く人。1人1枚で描く人。似顔絵や文字の色、大きさもそれぞれでした。

2.WORK1『ニュースを描いてみよう』

 なにはともあれ、まずは描いてみることです。ニュース記事をグラフィックにしてみます。何度かやったことのあるワークですが、汎用性が高く、慣れていない人でも行えるワークです。

【ワーク内容】
NHK NEWS WEB EASYの記事を聞く。
②紙に描く。

 印象的だったのは、「聞きながら描く」と「聞き終わってから描く」の2種類の方法を試していた人がいたことです。
聞きながら描いていると情報を聞き漏らしてしまう。一旦聞くことに集中して、後で描いた方が漏れが少なく、全体の構図も浮かぶ」という意見が出ていました。
 今回に限って言えば、情報量が限られていたため、その方法は有効でした。どのくらいの情報量までそのやり方が有効であるかは気になるところです。

【やってみよう!】
 以下の記事をグラフィックにしてみよう!(れんしゅう会でやったものです)
・音楽再生の手順
「ニュースを聞く」→「再生」

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3.WORK2『コトバを拾おう!』

 それぞれがどんな要素を拾っているのか。
 同じ情報を聞いていても、拾う単語や意味が違います。一人一人がどんな情報を受けとり、逃しているのでしょうか? 用紙のフォーマットが違うだけでそこにどれだけの影響が出てくるのでしょうか?

【ワーク内容】
①正方形の枠が複数描かれた用紙を用意する。
②WORK1と同様にニュース記事をグラフィックする。

 (↑上記のように四角い枠がたくさん書かれた紙にグラフィックをします)

「枠に収める」などの指示をあえてしていなかったこともあり、参加者は自由に用紙を使っていました。実は冒頭で「ルールは壊して、越えるものである」という話をしていましたが、参加者の皆さんは見事にそれをなしていました。
 当初予定していたワークの意図とは随分違う形になりましたが、新しい発見もありました。

 枠線の影響は確かにあったようです。
 描いている最中は気にしていたなかったが、描き終わった後で、見返してみると、枠線を意識していたことに気づいた人もいました。
 算数の図形問題を解く時に補助線を引くだけで、難しい問題が簡単になります。紙にも白紙や罫線、方眼など様々な形式があります。ですから、「どう描くか」ももちろん大事ですが、「なにに描くか」を変えるだけでも、できあがるものに影響を与えるのでしょう。

【やってみよう!】
①白紙に同じ大きさの四角い枠をたくさん描く。
②ニュースの記事を描いてみる。

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4.振り返り

 今日のワークを通して感じたこと、気づいたことなどを振り返ります。

「見方が現れる」
「自分は物事をざっくりと見ている」と言った人がいました。理由は、自分の描いたものが抽象的でざっくりとしていたから。
 ただ、その「ざっくり」も1人で描いていたら実はわからないものです。ほかの人の描き方と見比べる中で、現れてくるのでしょう。

「『思い込みが強い』の意味がわかった」
 かつてほかの人から言われていたことが、今回グラレコをやることで繋がったという人もいました。描くという体験を通して明らかになる現実から逃れることができません。
 人から言われたことを理解できなくても、描くことによって腑に落ちることがあるのだと目から鱗でした。

5.感想

 毎回、参加者にはアンケートを書いてもらっています。
 以下にその内容も掲載させていただきます。(※掲載許可済み)

 今日は聴くことを意識してやったけど、思うようにいかず…
 どうして聴けなくなるのだろう…
 なんか面白そう!という興味で参加しましたが、予想以上に学びがありました。
 捉え方のクセ、人がどのように見て聞いているかetc...
 すごい楽しかったです。
 想定外の気づきがありました。
・思考のクセ
・聴き方のクセ 

 今回は直前で人数の増減もありながら6名での開催になりました。
 まったく面識のない方も複数いらしていましたが、初めて同士の人が不思議な縁で繋がっていて、休憩中も盛り上がっていました。

6.アナログツイッター

 れんしゅう会の最中、印象的な発言があったり、自分の感じた思考や疑問が浮かんできます。
 そうしたことを書きとめておくために、アナログツイッターを用意しています。自分の好きなタイミングで紙を手にとって、書いて机に放っておきます。

 瞬間を切り取れるだけでなく、プロセスを表してくれます。後から見直すと面白いです。会場の雰囲気なども感じられたら幸いです。

7.次回のグラレコれんしゅう会

 れんしゅう会は毎月1回のペースで行なっています。
 次回は2019年6月15日(土)10:00~12:00です。


※ハッシュタグも作りました。


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ほんだ
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