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戦場を一夜で変える出水かな

絵は長浜の大通寺にある少し変わった建物です。そこにある石柱には忠魂塔と書いてあるので、国に尽くした人の魂を安らかに眠ってもらうものだなと思いました。忠魂塔と言う塔は日清日露戦争の頃から建てられ始めていて、国に忠義を尽くした戦没慰霊的な意味合いがあったようです。でもその上にある「仏骨奉安」が気になりました。戦前の小学校には「奉安殿」と言う天皇皇后両陛下の写真と教育勅語を収めた建物がありました。当初は校長室の近くの部屋に奉安所がありましたが、学校の火事で焼けることがあった為、校舎と独立したコンクリートなど堅固な建物が作られていったようです。戦後、GHQの指示により奉安殿は全ての学校から撤去されましたが、壊すのが忍びないと考えた町などではひそかに他の場所に移設したケースもありました。(最近では歴史的遺物として隠れ奉安殿を発掘、保存しようとする動きもあるようです。)

なるほど大通寺のこの建物も奉安殿だったものが戦後「仏骨を安置する」と言う理由で「仏骨奉安殿」として残されたのかなと一瞬考えてしまいました。でも規模が普通の奉安殿よりはるかに大きい二階建の建物です。やはりそんな穿った見方をしなくても他の仏舎利塔とは空こ雰囲気の違う「仏舎利奉安塔」でいいのかも知れません。私の調べたところでは旧奉安殿は滋賀県内では守山市の諏訪神社の鞘堂、長浜市の石田会館内、木之本市の一宮神社鞘堂の3件しか移設が確認されていません。やはり私が絵に描いた建物はどこかの小学校にあった奉安殿ではなさそうです。でも大通寺の塔には「忠魂」と言う文字が入っているので仏舎利塔としてはやはり違和感があります。戦前の忠魂がもてはやされた時代に資金を集めて建てた仏舎利塔なのでしょうか?大通寺のHPには建物の由来は書いてないのですが気になります。と、ここで昔は三重塔とか五重塔など寺にある塔は仏舎利だったことを思い出しました。
そうか!この塔は二重の塔なのか!!!

戦場を一夜で変える出水かな

ウクライナ、ヘルソン州のダム決壊についてはお互いが相手のせいにしています。アメリカの監視衛星からは爆発で見られる温度変化を検知したと言います。更に橋が先になくなったと言う情報もあります。ロシアがウクライナの攻撃を止めようと橋を破壊したら、ダムの老朽化と増水により想定外のことになってしまったのではと私は思っています。

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