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蛍まだ見ぬ間に人の増えにけり
マイナポータルで他人の年金情報にアクセス出来るという新たな問題が出ているようです。マイナンバーカードの混乱はいつになったら収まるのでしょうか?
本来システムを導入する時は業務プロセスを見直す絶好の機会で、マイナンバーカードで言えば戸籍法上の「本名は漢字だけで読み方は自由」というヘンテコな(いや単に昔ながらの)制度を改定する千載一遇のチャンスでした。最近の法改正で新たに生まれた人は読み方も登録されるようになりましたが、ほとんどの日本人はまだ姓名の読み方が法的には確定していません。マイナンバーカードの作成の際にカタカナの姓名を正式なものとして確定していれば、銀行口座などカタカタ名で登録されているデータとの照合が可能なので手入力によるヒューマンエラーが発生してもコンピューターがエラーチェックしてくれます。たまたまカタカタ名と生年月日が同一の人がいても住所などで照合出来るでしょうから、複数存在した場合はそれをリストアップするシステムさえあれば個別に修正可能です。
日本には漢字、ひらがな、カタカナと複雑な文字があることで小説や俳句などでも豊かな表現が可能となり味わい深いものとなります。私もその恩恵を受けて俳句を楽しんでいます。でも漢字がコンピューターと相性が悪いことは誰でも分かります。今回、この千載一遇のチャンスを活かせなかったことは本当に残念でなりません。戸籍法を直すのは難しくてもマイナンバーカードとしては今からでも遅くないのでカタカナ併記、システム上はカタカタで照合として欲しいものです。
蛍まだ見ぬ間に人の増えにけり
鴨川のすぐ近くに住んでいた頃、6月になると鴨川沿いにある細い水路「みそそぎ川」に蛍を見に行きました。早く暗くなって欲しいのに夏の夕方はなかなか暗くならず、人だけが増えて行きました。
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