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はまなすや缶に隠したラブレター

久しぶりに絵を描いて見たくなりました。会社の少人数のOB会で今までに描いていた絵を友人に見せていたら又少しやる気が出て来たと言う感じです。さて何を描こうかと考えて歳時記を見ていたら夏の季語「浜茄子」を見つけました。「知床の岬に〜〜浜茄子の咲く頃〜」でも有名ですが砂地に咲く薄紫の綺麗な花です。浜茄子と言うのだから果実は茄子に似ているのかなとネットを見てみると「あれれ!」朱色の実で形は茄子と言うよりトマトみたいです。早速、ネットで語源を調べてみると「浜梨・はまなし」が東北弁で訛って「はまなす」となったと言う説が紹介されていました。牧野富太郎もそう説明しているとあり、なるほど!そうだったのか!確かに茄子より梨に近いなと納得しました。でも更に読んで行くと江戸時代の俳諧歳時記の説明で初生の茄子に似ているので浜茄子と言うと書いてあるそうです。幕末の本草学者も小茄子に似ているので浜茄子だと説明しているのでやはり東北弁で「はまなす〜」と訛った訳ではなく「浜の茄子」が正解のようです。

はまなすや缶に隠したラブレター

真実のような妄想のような俳句ですが、北海道での青春の思い出、実らなかった恋を詠ってみました。実らなかったからこそ大事にとって置きたい、そんな思い出もありますね。

絵も俳句もせずに引きこもっている間はユーチューブにハマっていました。と言うか文春砲で話題となっている木原官房副長官の奥さんの話を追いかけていました。でもこの話はテレビや新聞では報じていないので週刊誌を見るかネットを見ないとわからないですね。OB会でも知っている人と知らない人が半々でした。と言う訳で知らない人の為に簡単に説明すると2018年に木原氏の奥さんが殺人事件の重要参考人として何度も任意聴取を受け、奥さんの実家にも家宅捜索が入ったそうです。事件そのものは2006年のことで木原氏の奥さんの前夫が不審死を遂げ当時は自殺と判断されていました。ところが12年たった2018年に警視庁捜査一課のコールドケース担当がこれは可怪しいと捜査を再開したものです。木原氏が彼女と出会ったのは奥さんが銀座のホステスとして働いていた2008年のことなのでこの事件とは全く無関係です。ただ事件そのものは自殺にしてはめちゃくちゃ怪しいのです。夫婦仲の悪かった奥さんは愛人Y宅(夫の友人)に隠れていましたが、不審死する前日に夫が父親から借りたバンに乗せて二人の子供と共に愛人宅から連れ帰ったのでした。そして夜中の3時に車を返してもらう為に夫の父親が息子の家を訪れ、息子の無惨な姿を発見するのです。当時の警察の結論は致死量にあたるほどの覚醒剤を飲んでいた夫が自分で喉元から肺にかけてナイフを刺し出血多量で死んだと言うことでした。父親はナイフが死体の横にきちんと置かれていたことなど不自然なことが多いので自殺の結論に納得せず食い下がり最終的には不審死として処理されたようです。

いや〜怪し過ぎでしょう。隣で寝ていたと言う奥さんは夫が覚醒剤を飲んで威勢よく自分を刺したのに全く気が付かなかったと言うのです。薬を飲んでいるのに音も立てずに静かに死んだのでしょうか?天井にまで血しぶきが飛んでいた悲惨な現場です。これでは再捜査されるのは当たり前と言うか遅すぎるほどです。再捜査した結果、ナイフによる傷の角度が東大教授の見解では極めて不自然であること、奥さんの愛人Yが事件当日現場に来ていたことがNシステムと言う監視カメラから判明したことで再捜査は一気に佳境に入ります。2018年当時宮崎の刑務所にいた愛人Yに警察が何度も面会し追求したところ、愛人Yは事件当日奥さんから電話があり「夫を殺してしまったので来て欲しい」と言われたので現場に行ったと白状したのです。しかし奥さんはYに電話などしていないし何も知らないの一点張りでその後の捜査は進展せず、結局数ヶ月後に再捜査は実質的な終結を迎えました。愛人Yが覚醒剤などで何度も刑務所に入っており、その証言に信頼性がなかったことや事件が古過ぎて物的証拠がなかったことなどがその理由のようです。でも奥さんと愛人Yの二人が父親による死体発見前に事件現場にいたことは間違いなさそうです。

事件の捜査結果が怪しいと思わせるのは事件そのものもさることながら奥さんの親族関係にもありました。事件当時奥さんの父親は現役の警察関係者だったので身内の娘を犯罪者にしたくないと言う意識が警察にあったのかも知れません。また再捜査の時にはすでに木原官房副長官の妻になっていて連れ子2人の他に木原氏の実子2人も生まれていました。その為、再捜査の終了には何かの政治的圧力が働いたのではないかと文春にも書かれています。いや文春ではこの部分が一番重要なようです。木原氏には現在、この奥さんとは別に同じ銀座のホステス上がりの愛人Aがいて正妻と同時期に妊娠していました。しかし現在の奥さんの方が少し早く出産した為、今の奥さんと結婚したらしいのです。愛人Aに対し木原氏は嫁が捕まったら離婚出来ると漏らしたり、逆に離婚すると妻が逮捕されてしまうと言ったり大分混乱していたようです。警察の事情聴取の際にも「当時警察がちゃんと捜査してくれていれば彼女と結婚などしなかったのに」と不満を漏らしていたそうです。

この件を知らなかった皆さんもここまで読めば多分、興味を持ったことと思います。ユーチューブでも色々な人が色々な観点からコメントしています。

「永遠のゼロ」の作者百田尚樹氏は文春も本気で官邸と戦う気ですねと大興奮していましたが、今週の続報にはだいぶがっかりしていました。新しい編集長のもとで事件に関する新しい情報が何もなかったからでした。百田氏は1年前から木原氏を批判していてこんなに女に弱い、欲望に弱い人間は駄目だ、これでは某国のハニートラップに簡単に引っかかってしまうと心配していました。1年前に何があったかと言うと週刊新潮が愛人Aと隠し子の件を既に報じていて、それ以外にもあの逮捕されたガーシーが木原氏や楽天社長の女性を侍らせた夜の御乱行を暴露していた時期でした。

元朝日新聞のS氏はこの件を政治問題と絡めておもしろおかしくコメントしています。この記事は警察ににらみを効かせていた菅氏・二階氏によるリークではないかと見ているんです。いよいよ岸田下ろしが始まったと言うことです。さすが元政治記者ですね。

元MBSアナの子守氏は元メディアの人らしく、何故この件を官房長官の定例会見で質問しないのかと憤っていました。勿論、官房長官から答えが出ることはないでしょうが、報道する人間としてこの件で何も質問しなくていいのかと言う話です。

旧NHKをぶっつぶす党の立花氏は逮捕されていない以上、報道をしてはいけない、文春のやっていることは私人に対する「リンチ・私刑」だと批判的な立場でした。ガーシー氏の後見人のような人でガーシー氏逮捕の裏には夜のご乱行を暴露された木原官房副長官や楽天社長の力が働いている。ネットでの芸能人中傷くらいで日本の警察がドバイまで行って逮捕の手はずを整えるはずはないと言っていた彼ですが本件では極めて冷静です。ポイントは官房副長官の奥さんが「私人」にあたるかどうかですね。そもそも不倫など私的なことで大騒ぎしている日本のメディア自体がリンチ常習犯ですから今更と言う感じもします。

元財務省の高橋洋一氏はこれは単に警察の怠慢や忖度と言う話でしょう。といつもながら極めて本質をついたコメントをしています。私もこの意見に近いですが、百田氏の女に弱い議員は危ないと言う意見にも賛同します。愛人の子にも責任をとっていて男らしいなんて「つぶやく」人もいますが、ガーシー氏だけでなく幻冬舎社長のツイッターでも木原氏は面談がセットされた夜の会合でも同氏に名刺も渡さないまま、まともな会話もせず女性と何時間も遊んでいたそうなので相当の女性好きではあるようです。

とにかく一冊の推理小説が書けるくらいの事件で、色々な人が色々な角度からコメントするくらい面白い記事ではあります。さて来週はどんな文春砲が炸裂するのでしょうか?まだまだ私のユーチューブチェックは終わりません。

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