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桔梗
今日は夏の花と思って桔梗を描きましたが、残念ながら秋の季語でした。考えて見れば桔梗は秋の七草の一つでしたね。御所の近くに住んでいた頃、紫式部ゆかりの蘆山寺に桔梗を見によく行きました。花はいつも7月に見に行ったのになんで秋なの〜と未練たらたらです。絵の方も色もちょっと違う感じだし、背景も汚くなってしまいました。トホホです。
気を取り直して俳句にしましょう。
桔梗咲く小路を一人紫野(ききょう:初秋)
桔梗の紫から京都紫野をイメージして一句です。紫野と言えば大徳寺ですね。そして近くにあるのが今宮神社。参道にある古いお茶屋で焼いている「あぶり餅」串にさした小さなお餅を炙る程度に焼いたてその上に白味噌のタレをつけたものですが、めちゃくちゃ美味しくてパクパクと何本でも食べられます。何しろあぶり餅屋の一つ「一文字屋和輔」は平安時代からやっているんですからね。
今宮祭御輿発つ前あぶり餅(いまみやまつり:初夏)
説明していたらあぶり餅が食べたくなりました。お祭りの御輿を見るより先にあぶり餅です。初めて七七五の句を作りました。上五だとそれほど不自然でもないですね。五七五にすると
あぶり餅今宮祭そっちのけ(同)
さてあぶり餅から離れて修学旅行の時の句を一句です。
羅で笑い説教大徳寺(うすもの:晩夏)
中学生の修学旅行で京都に来た時、大徳寺の大仙院に行きました。他にも色々行ったのに一番記憶に残っているのは大仙院のお坊さんの説教でした。それも説教の内容が良かったというのではなく、冗談が面白かったのです。
外人さんがここの庭を見て、よく言いはります。「ガーデン、ガーデンというけれどヤードやないか」なんと言うこともないジョークですが、何故か今でもはっきりと覚えているのです。このお坊さんの名前は後で知ったのですが高田好胤でした。
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