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鴨川
私が4年間住んでいた鴨川のほとり、今考えると本当に素敵なところに住んでいたのだなと感じます。という訳で今回は句の数が倍になってしまいました。
花巡りトリ飾る半木の道(季語:花巡り:春)
半木の我を迎えん花のれん(季語:花:春)
賀茂川の北大路橋の近くにある半木の道には遅咲きの枝垂れ桜がその年のトリを飾るかのように咲き誇ります。枝垂れ桜が花のれんのようにあなたを迎えてくれますよ。
京みそそぎ川のホタルはんなりと(季語:ホタル:夏)
今いずこ恥ずかしがりや加茂ホタル(季語:ホタル:夏)
鴨川の流れに沿うように小さな川があります。この川がみそそぎ川で6月になるとどこからともなくホタルがやって来ます。(地元の人の努力でホタルが復活したそうです。)ここで見るホタルは少しだけ優雅に感じてしまいます。
鴨川の土手に座りて紅葉かな(季語:紅葉:秋)
白川に浮かぶ紅葉のいとおしさ(季語:紅葉:秋)
鴨川の土手に並んで座る恋人たち、ほんとは何を見ているのかな。(紅葉かなのギャグではないです。)そして鴨川に注ぎ込む祇園近くの白川沿いの粋な紅葉たち、時間に限りのある舞妓さんたちのようにああもう帰ってしまうの。
比叡おろし白鷺鴨川に飛ぶ(季語:比叡おろし:冬)
(しの添削後)白鷺は夏の季語と言う致命的なミスを犯してしまいました😅白鳥は冬の季語なので白い鳥は飛ばせずとりあえず鳥と共に撤退します🙇♂️⤵️
見上げりし北の山々冬霞(季語:冬霞:冬)
(しの添削後)見上げれば北の山々冬霞
鴨川に架かる橋とくに二条橋あたりは比叡おろしが本当に冷たいです。鴨川に沿って冷たい風が吹き抜けます。冬も本格的になると北の山はうっすらと白い冠を被ります。そして白鷺もこれはかなわんとばかり飛んで行きました。