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川床や親の見る目の変わりし日

最近はとんとご無沙汰の川床ですが、貴船の川床には新入社員の頃に1回、そして定年後に1回行きました。鴨川の川床は河原町に移り住んだ頃、家から歩いて行けることもあり5〜6回は行ったと思います。

川床や親の見る目の変わりし日

初めてのボーナスで親を貴船の川床に招待した時のことです。栃木の田舎からやって来た両親にとっては見るもの聞くもの珍しく、床に座っても首を回し、体をひねってキョロキョロでした。迷惑ばかりかけていましたが、あの日以来、少しだけ私を見る目も変わったような気がします。

又、マイナンバーカードの話になりますが、ネットにとても面白い記事があったので紹介したいと思います。マイナンバーカードを使うと引越しの際に引越し前の役所での転出届がいらなくなり、引越し先の役所へ転入届を出すだけですむので便利になると言われています。これについて役所の職員の立場で見ると、市民が窓口で待つ時間が短縮になるかは微妙だと言うのです。転入届とマイナンバーカードを受け取ると職員はまずカードのICチップから個人情報を紙に打ち出すそうです。「えっ紙に打ち出す!なんでなんで!」実は住基ネットの情報の書き換えは支所では出来ないので本庁に「ファックスする」のです。その為には情報を印刷した紙が必要なのです。本庁から住基ネットの現住所が変更されたと言う確認が来ると今度は手元のマイナンバーカードのICチップに新しい住所を上書きするそうです。「さあ、これで完了!」と思いきや、マイナンバーカードの表面右下にある4行の欄の1行に年月日と住所変更した旨を記載して、その横に小さな判子を押すそうです。「えっえっ判子!!!」そうです。運転免許証の裏面にある変更欄で見るあのミニ判子です。思わず自分のマイナンバーカードを引っ張り出しました。うむむ!確かに4行書ける欄が表面にありました!こんな小さな場所に書くのか!たまたま職員がいる役所には小さな印字が可能な機械があるそうですが、この機械が無い役所では手書きでやるそうです。それも4回情報変更をすると変更欄が一杯になるのでマイナンバーカードは再発行となるそうです。「えっ手書き情報が一杯なのでマイナンバーカードを新しくする!!!」

みなさん!どう思いますか?これがデジタル化の実態なんですね。河野大臣がカードは限られた個人情報が載っているだけで他のデータとは繋がっていないので安全ですと威張っていましたが、確かにその通り、言っていることは間違いではありませんでした。でもこの話が正しければマイナンバーカードが出来る前でも転入届を出す時には旧住所も書いてあるので住基ネットで書き換えは可能だった気がします。そもそも転出届なんていらなかったのではと思ってしまうのは私だけでしょうか?

この役所の職員が書いていることが本当に正しいのかは定かではありません。でも紙を印刷することやファックスすること、マイナンバーカードに修正印字と判子を押すこと自体にはなんの疑問も持っていないので特に政府に批判的な立場と言う印象はありません。いや心の片隅ではそう思っていながら「ささやかな反抗」をしているのかも知れません。いずれにしても現場の職員はただただ政府・本庁の言う通り仕事をしているだけで入力作業のお手伝いやこれから始まる総点検でヘトヘトでしょうね。「総点検」こそデジタル庁主導でコンピューターにやらせて欲しいものです。

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