2020年夏、気がつけば松本穂香さんのことをめちゃくちゃ好きになっていた話③~初めての現場編~
タイトルに「2020年夏」とつけて書き始めた沼落ちの記録ですがすっかり寒くなり、私はというと松本穂香さんが所属するフラームの公式デジタルファンサイト「FLaMmePRESS」の月額会員になりました。
前回の記事のラストでTBSラジオ「新米記者、松本穂香です。」のハライチ岩井さんゲスト回と、BSフジで放送されたドキュメンタリー「2020年の銀杏BOYZ」を観て更に興味を惹かれたということを述べ、③ではその話を書こうと思っていたのですが、ちょっとそれどころじゃなくなったので一旦脇においておき、一昨日の話を書きます。
2020年11月21日土曜日、第30回映画祭TAMA CINEMA FORUMに行きました。第12回TAMA映画賞で最優秀新進監督賞をふくだももこ監督が、最優秀新進女優賞を松本穂香さんが受賞したことを記念し、私が松本穂香さんにハマるきっかけとなった「おいしい家族」と「君が世界のはじまり」の2作品を上映、鑑賞後にアフタートークをするというプログラムが組まれていたのでした。現場です。私にとって松本穂香さん初現場でした。
私は普段、特にコロナ以前はアイドル現場に足繁く通っていて、毎週のように推しのライブを観て、特典会で推しと言葉を交わし、日々を生き抜くための英気をいただく生活をしていました。ですが女優さんにがっつりハマったのは初の経験です。貴重な現場。万難を排し、前週末に髪も切り、わくわくしながら聖蹟桜ヶ丘へ向かいました。
午前中の「なぜ君は総理大臣になれないのか」の上映会のチケットもとっていたので、受付開始だった朝9時半に10分ほど遅れて会場に到着。よく把握していなかったのですが(失態)ここで午後の部の入場整理券も引き換えるシステムでした。13番。せっかくなら最前で観たいけど微妙な番号です。例えば推しのアイドルグループなら「リリースイベントの何分くらい前に行けば最前とれるか」みたいな感覚を経験として持っているのですが、いかんせん勝手が!わからん!ガチ勢は何人くらい来るんだ!
「なぜ君は総理大臣になれないのか」の上映前に確認したところ、コロナで座席の間隔を空けていることもあり、最前は7席でした。きっと朝イチで来てるのは映画祭自体のファンで、まとめてチケット買ってる映画好きだろうし、そういう方々は最前行かないだろうなと読みました。いける。
評判を聞いていた「なぜ君は総理大臣になれないのか」が本当に本当にいいドキュメンタリーで、ゲストに来ていた大島新監督と慶応大の井手教授(喋りが達者すぎる)のトークも面白く、満喫していたらイベントの終盤で「質疑応答の時間」が始まりました。
え?質疑応答?
それ松本穂香さんのときもやる???
特典会なのでは??????????????
あーそうか、そうですよね。そういうのありますよね。全然想定してなかった。でもちょっとまって、これって激アツなのでは?特典券無くても、手さえ上げれば会話ができる???松本穂香さんと???え、アルバム3枚くらい予約しなくてもいいんですかね?????
これは大変です。午後の部だけ観にくる予定だった友人と合流し、ガストで時間をつぶしながら何気なくその話をしました。当然のように「いやそれ絶対質問したほうがいいでしょ、映画観ながら考えとかないと!」と背中を押されました。でも想像しただけで緊張します。それにオタクに特典会の内容聞かれるなんて恥ずかしすぎやしませんか(特典会ではない)。
そんな事を考えているうちに上映会の時間になりました。13番で入場するも、最前は既にしっかり埋まっていました。ガチ勢はちゃんとしてる。勉強になりました。カメラマン用で席がさらに2つ潰れて最前が5席になってたのも敗因です。
というわけで2列目に座って映画がスタート。どちらも劇場で観るのは3度目でしたがやっぱりめちゃくちゃ好きな映画でした。3度目にもなるともう日常の会話シーンで涙が出てきて困ります。
そして映画を観ながら質問を考えます。今回ふくだももこ監督は数日前に出産されたためトークショーはお休み(おめでとうございます!)。 監督さんに聞きたいことはなんとなく思いつくんですが、女優さんに聞くことってなかなか思い浮かびません。素人が変に踏み込んでわかったようなこと言うのも嫌だし、失礼なことも聞けないし、何が失礼なのかのラインもよくわからない…
トークショーで聞き手の映画評論家の方が同じ質問しちゃったら終わりなのでとりあえず3つくらい考えました。オタクの経験が身を助けるときもあるんですね。あとは脳内でシミュレーションです。時間をかけ過ぎちゃだめ。短く、簡潔に、わかりやすく。でも隙あらば褒めたい。せっかくなので。
そうこうしているうちに上映終了。休憩を挟んでいよいよトークショーのスタートです。
あーーーーーーーーーー無理!!!!!!!!
まばゆい!!!!!!!!!!!!!
顔ちっちゃい!!!!!目が大きい!!!!!衣装がお綺麗!!!!!
いや、あの、尋常じゃなく可愛かったんですよ。あのですね、毎週のように100回以上会っているアイドルでも、MVが公開されたりして何回も繰り返して画面越しに観ると、次に会うときド緊張するものなんです。本物だ!ってなるんです。
今回、直前に大きなスクリーンで主演映画を4時間観てるんです。その方が数m目の前に現れるの無理すぎやしませんか。眩しすぎる。
ドキドキしながらトークショーを楽しみました。機転が利くからやはり話も面白い。これまでのインタビューでは話していなかったようなエピソードも聞くことができました。
そしてイベントも終わりに近づき、質疑応答の時間がやってきました。残り時間的に5分あるかないか、3人くらい聞けるかなというところです。
1人目。
手を!挙げられん!!!無理!!!!!
関西出身の女性の方が、標準語と関西弁どちらが演じやすいかというような質問をされていました。わりと普通!ハードルが下がった!いける!ありがとうございます!!
2人目。
おそるおそる挙げました。ですが質問者は別の方に。
「〇〇に出られていた頃はもっと気軽に質問もできたのですが、今はすっかり…」という古参マウントが繰り出されました!ガチの人だ!先輩!尊敬します!でもその後の「今後どんな役をやってみたいですか?」みたいな質問はいろんな媒体でもう答えてると思いますよ!!
それでは最後の方…
食い気味に手を!挙げました!勝つしかねぇので!!
丁寧に除菌されたマイクが私のところに運ばれてきました。
「えぇ、今日はありがとうございました…」
声が!自分の声じゃない!震えてる!わー!
以下、うろ覚えの記憶です。頑張りました。
桐山「私は『おいしい家族』の犬小屋のシーンがすごく好きでして…あと『君が世界のはじまり』の和歌を訳すシーンとか。ああいう笑いをとりにいく時の松本さんの表情とか、間とかが本当に素晴らしいなって思いながらいつも拝見しています。ああいうシーンはふくだ監督の演出や指導があってああなったのか、それとも松本さんのセンスで対応されているのか、どのような感じだったのかお聞かせください。」
松本「…"センス"」
返しの!!センスが!!間も!!!!5億点!!!!!!
緊張しすぎてこちらを見ているご尊顔に目のフォーカスを合わせられなかったのでぼんやりした記憶なのですが、なんなら軽いドヤ顔だったような!その表情もまた最高!!!好きです!!!!!
桐山「ありがとうございました、来週のコント番組も楽しみにしています」
松本「ありがとうございます、最近コントが多くて」
ああああああああ緊張した。やり遂げました。こんなに緊張したのは3年前にShiggy Jr.のドラムの諸石くんと数十人のお客さんが観ている前でShiggy Jr.の曲を叩いたとき以来です(奇イベ)
すべてが終わってロビーの柱に寄りかかってぐったりしていたところ、同じイベントに来ていた友人3人に囲まれました。
「ずっと後ろから当ててくれって願ってたからよかった!」
「質問がよかった!返しも最高!!」
「ナイスファイトでした!!」
うぅありがとうありがとう。きっと1人だったらくじけて手を挙げられなかったと思います。持つべきものはオタクの友人です。
その後、日高屋で感想戦をたっぷりやって帰りました。ありがとうTAMA CINEMA FORUM、貴重な経験ができました。トークショーの模様は後日「FLaMmePRESS」で公開されるそうなので楽しみにしています(月額440円)。
(11/28追記 …と思っていたらTAMA CINEMA FORUMで公式に動画が上がりました。質問の場面、画質を144pに落として見ると私の視界を追体験できますよろしくお願いします。)
夏に何気なくテアトル新宿で「おいしい家族」を観てから4ヶ月、なかなかの勢いでここまで来ました。沼落ちの記録はいったんここでおしまいです。あっという間に大好きになってしまいました。松本穂香さんの間と表情のセンスがいかんなく発揮されてるNHK「コントの日」今夜放送されて最高だったので、見逃した方はNHK+で観ましょう。ありがとうございました。
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