カリカリビビンバ
私はなんで生きてるんだろうか、とお風呂でうーんと考えていたら
最近友達と温泉に行って、仲良くビビンバを食べた時のことが頭に浮かんだ
先にビビンバが届いた友達が、「ぐちゃぐちゃにまぜて薄く広げるとカリカリができて美味しいよ」と言ってビビンバをぐちゃぐちゃにして薄く広げ始めた
しばらく置いておくと確かにカリカリができてて、めちゃうまそう
私も真似してやってみた。カリカリができてまじで美味い。カリカリを作ってこなかった今までのビビンバ人生(ビビンバ人生うける)はなんだったんだろう、と思わせるくらい美味かった。
こんなに平和な時間がずっと続けばいいね、みたいなことを言った気がする
そのくらいバカみたいに平和だった。
そう、私はもう一回あのカリカリビビンバを食べた時間みたいな時間を味わうために生きてるんじゃないかと思う
私は超ミーハーで超テレビっ子だったので、
アイドルとか歌手みたいにステージで輝くとか、女優さんみたいに色んなテレビに出て色んな人に自分のことを知ってもらうとか、
そういうのがカッコよくくて良い人生で、別に特に目立った特技もない自分はだめだなぁなんて思っていたし
あの子より上手くやりたいとか、誰かに慕われたいとか、そういうことばっかり考えて生きてきたけど
カリカリビビンバがそれを覆そうとしている。
恐るべきカリカリビビンバ。