スマホクリエイターズLab.第2期【DAY2レポート】―ZINEって何だ? 構成を学ぶ―
「東海村スマホクリエイターズLab.」1期生の花島です。
2023年8月4日(金)に開催されたDAY2(第2回目)の様子をレポートします。
DAY2のテーマは「冊子を作るプロセスを知る」
前回のワークショップ(DAY1)では、どんなZINEを作りたいかテーマを考えた私たち。
今回は全体構造の作り方を学んでいきたいと思います。
DAY2の講師は、昨年度もお世話になったフリーエディターの松本麻美さんです。
ゲスト講師:松本麻美さん
▼昨年度のワークショップはこちら
雑誌やWebなど、普段私たちが目にしているメディアの構成を松本さんに解説してもらいながら、ZINEの中身を構想していきます。
ZINEの作りをみてみよう
ZINEはおおまかに表すと、このような仕組みになっています。
さらに本文の構成にも迫ります。
このように見ていくと、構成のギミックがなんとなく分かってきましたね。
冊子のテーマと企画を考えよう
いよいよここからはワークショップの時間。ZINEの企画を考えていきます。
漠然としたジャンルからどのように発展させて、冊子の中身を考えていくか。
松本さんからはこんなアドバイスがありました。
例えば「コーヒー」というジャンルでZINEを作ろうとした時に、「コーヒーの淹れ方」という自分の関心ごとを掛け合わせると、ドリップ方法の解説など企画が思いつきやすくなりますね。
先ほどの「コーヒーの淹れ方」の場合、専門家視点で語るならコーヒーの専門家の発言をまとめてみる。自分視点にするなら淹れ方の飲み比べをしてみる、など。それらを写真中心で組み合わせるのか、テキストで展開するのかで、個性が発揮されるのではないでしょうか。
なお、「企画がまったく思い浮かばない!」という時には、思いついたアイデアを単語などで書き出してみるとよいそう。また似たようなジャンルを扱っている本やWebサイトを参考にして、自分ならどういう視点で切り取るか手がかりを探すのもおすすめだそうです。
目次を作ってみよう
内容を書き出したら、どのような順番に並べるか目次を考えます。
例えば「コーヒーの淹れ方」でZINEを作る場合
・コーヒーのドリップ方法の特集【全体像】(4ページ分)
・バリスタに淹れ方についてインタビュー【詳細】(2ページ分)
・おすすめ道具コーナー【マニアック】(1ページ分)
このようなページ配分だと、流れがよくなるかもしれません。
台割に書いてみよう
内容と目次をまとめたら、さっそく台割に記入していきます。
文字を書き進める方向には縦書きと横書きがあります。
縦書きだと右開き(例:新聞、小説など)、横書きだと左開き(例:マニュアル、カタログなど)になるので、台割を書き始める位置も要注意です。
レイアウトは縦書きで右開きの場合「右上→右下→左上→左下」、横書きで左開きの場合「左上→左下→右上→右下」に目線が移動することを意識して配置するとよい、などプロの技を教えてくれました。
プロに質問してみよう
ワークショップ中は、松本さんや事務局スタッフがひとりひとり受講生に声をかけてアドバイスを送ります。講師に直接質問ができるのも、東海村スマホクリエイターズLab.の魅力のひとつです。
あがった質問のうち、いくつかピックアップしてみました。
Q. 見出しを考えるのが難しいです。どうやってつけていますか?
取材の下調べについては、昨年度のワークショップDAY5「取材の仕方・リテラシー」が参考になりますよ!
Q. インタビューで知りたい内容が引き出せなかったら、どうしたらいいですか?
取材を受けてくださった方へのリスペクトを忘れないことが大切ですね!
DAY2ではZINEの骨格が組み上がってきました。
次回8月18日(金)のワークショップは、チーム運営やデータの扱い方について。
ZINE作成以外にも、noteやInstagramで情報発信をしている私たち。
情報管理の仕方や共通アカウントの使い方について考えていきます。
主催:東海村T-project
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