見出し画像

個人学習塾で「土日休み&週25時間労働&年収700万」が実現しています

こんにちは、港区で個人学習塾を経営している霧島です。

最近はフランチャイズオーナーさんの経営サポート(校舎運営のサポート)もさせていただいております。

さて、先日に以下のツイートをしました。

私が運営をサポートしている個人学習塾さんは、ターゲットを「公立高校を目指す中学生」に絞ることで「土日休み+平日の勤務時間が17時~22時」という超短時間運営を実現しています。
これで年収(年商)が600万〜700万です。ターゲット次第でかなりコスパ良く経営できるのが個人学習塾です

本ツイートに対して「もう少し具体的に教えてほしい!」というDMが数件来たので、この記事で詳しく解説します。

ポイント①中学生で公立高校志望にターゲットを絞る

第一のポイントは「中学生かつ公立高校志望」にターゲットを絞ることです。
小学生の場合、落ち着いて座っていられる子の割合がどうしても低いので「少人数授業または集団授業を成立させるのが大変」です。個別の指導が増えれば増えるほど個人学習塾はつらくなります(当たり前ですが)

また高校生の場合は基本的に「志望校別対策」になるので、個人で対応しようとするのはあまりに大変です。もちろん教える内容も高度なので、生徒一人あたりの指導負荷が高いです。

次に「公立高校志望に絞る」ですが、これも少人数授業や集団授業を成立させるためのポイントです。
私立高校志望者をターゲットにいれると、どうしても高校別の対策が必要になります。やはり個人塾で対応するには限界があります。

それに対して、公立高校志望なら一律の授業で問題なく進められます。直前講習であっても一律の集団授業が成立するので、生徒一人あたり単価が低くても集団授業にすることで経営が成立します。

ポイント②平日17時〜22時のみ開校する

中学生の場合、学校が終わって部活があることを考えると開校時間は17時〜で十分です。もちろんテスト期間などは早めに開けてほしいという要望があるかもしれませんが、一時的なものです。

これに対して小学生をターゲットに含める場合、1年生や2年生だと「暗くなる前に授業を終えたい」などで14時や15時から開校する必要が出てきます。また、高校生も3年生になると午後は自由選択で塾に14時くらいに行きたいという要望が必ず出てきます。

もちろん「小学生、高校生を指導したい!」ならやればいいですが、一人でコスパ良くやろうとしたら小学生・高校生はターゲットから外すのがいいです。

ポイント③土日休みにして全く問題ない

私自身、大手塾で雇われ教室長をやっていて経験から「土日は開校するもの」と考えておりました。ただ、私が個人塾を開業後「土日休み」にしてからこれまで4年間は何も問題がありません。

少なくとも「土日だけしか来れない」という中学生はほぼゼロなので、平日の17時〜22時でがっつり授業を詰め込めばクレームにもなりません。むしろ、労って理解してくれる生徒、保護者が多いです。

ただし入塾希望者の面談や三者面談に関しては、保護者の仕事の都合で「どうして土日にお願いしたい」と言われるケースが月1回くらいあります。私は面談の時間帯だけ開けるようにしていますが、私がサポートしている校舎さんでは「土日はオンライン対応のみ」とし、土日出社をゼロにしています。

年収700万への具体的なプラン

最後に、年収(年商)が600万円になる具体的なプランを私がサポートした塾さんを例に 書いていきます。

【中学1年生】
授業は英数2教科のみで、それぞれ週2回ずつの各60分授業(トータル週4時間)
月謝:1.5万円
生徒数:(教室規模によるが)5人
季節講習費:年5万
年収入=(月謝1.5万×11ヶ月+季節講習費5万)×5人=108万

【中学2年生】
授業は英数国3教科で、英数は週2回ずつの各60分授業、国語は週1回60分授業(トータル週5時間)
月謝:2万円
生徒数:(教室規模によるが)7人
季節講習費:年7万(3.5万円ずつ)
年収入=(月謝2万×11ヶ月+季節講習費7万)×7人=203万

【中学3年生】
授業は5教科対応で、英数が週2回ずつの各60分授業、国理社は週1回60(トータル週7時間)
月謝:3万円
生徒数:(教室規模によるが)10人
季節講習費:年10万
年収入=(月謝3万×11ヶ月+季節講習費10万)×10人=430万

上記のトータルで「授業時間が週16時間」で「年収が740万ほど」となります。開業から3年は低価格勝負したとしても、600万円は十分に現実的なラインです。

個人学習塾に一攫千金はないけど…

ここまで個人学習塾をコスパよく運営していく方法例を解説してきました。
「俺は大金を稼ぎたいんや!」という人にはおすすめできない選択肢ですが、塾業が好きでコスパよく働きたい人にはかなりおすすめしています。

私はこれまで14名の個人塾オーナーさんの開業から運営までをサポートしてきましたが、みなさん(もちろん日々悩みながらも)楽しそうに経営をしています。

個人で学習塾をやってみたい方に、この記事が参考になっていれば幸いです。

では今回はここまでです。
最後までありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!