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矛盾しているから深い?

「ことば」使うことそのものの中に、「社会」の「検閲」があるなら、どうすれば、どんな「検閲」もない自由な世界へ行くことができるでしょう。どうすれば、自由に「書く」ことができるのでしょうか。
 その一つが「考えずに」書くことでした。それならば、「考える」ことの中にひそんだ「検閲」から抜け出せることができるかもしれないから。
 そして、もう一つが、「考える」こと自体が危険だとするなら、その「考える」ことそのものを「書く」ことだったのです。

『「書く」って、どんなこと?』NHK出版、高橋源一郎


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