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新しいスタート

3年振りに仕事復帰して4ヶ月が経った。

日常生活は一変した。

夏から秋にかけ、そして冬の始まり。
あれこれと出来事があった。

33年生きてきて、初めての経験もしたし、自分が就職してから10年の間に初めてのことも起きた。

働きながら子育ては初めてではないしにしても、二人を育てながらの仕事は初体験で
小学校と保育園の行事がバラバラで、それぞれに休みを取りながらバランスを取るという体験も大変だった。
復帰早々、長女の学校でコロナクラスターが起きて大騒ぎだった体験も、全て初めてだった。

当たり前にこなせるであろうと思っていたことを、必死にこなしてる現実。

3年振りの仕事を思い出し、覚え直し、お局だから出来るでしょな環境も初めて。

二人目だから余裕でしょ、の中で必死な生活も初めて。


初めてづくしをこなしながら、当たり前にこなせると思われているプレッシャーは、とてもストレスだった。

多分、それは、私の性格的な問題もある。

思われている以上、それ以下にはしたくない。
出来ないと、大変だと、声に出して言えない。

そんな自分の性格を再確認するタイミングでもあった。

だからこそ、言わずとも助けてくれたり、理解してくれたり、守ってくれたり。
そんな人たちに感謝と尊敬を強く感じた。


どこか弱音を吐くことに躊躇し、選べず、ダメなことだと思っていた20代と30代すぐ。
理由なんて特別なものはなくて、単に自分で選んできたことに弱さを出したくなかった。
「やっぱりな」なんて思われたくなかった。
ただ、それだけだったと思う。

それはまだ今も多少、引きずってる。
感覚として、まだ残っている。

それでもこの1年の中で、だいぶ言えるようになった。

誰彼構わずではないけれど、特定の誰かには弱さを見せ、本音のまま、ただ単に「今、まじやばいわ」と言える。
ありがたい。

その度、飲みに出て、へべれけになるまで呑んで、楽しく笑って帰ってくる。
次の日には飲み過ぎだことを後悔することもあるけれど、そんな自分をそのままで受け入れてもらえることが、幸せだ。

今日、34歳になった。
キムタクと同じ誕生日。

30代前半と呼ばれるのも最後。

母になり9年。
職場ではお局。
二児の母だからと言われるようになり。
若いと言われる年齢も過ぎた。

今あるどのポジションをとって考えても、もう甘えだけで許される時は過ぎて
出来て当たり前と思われる領域に入った。

それが時に、辛く感じるタイミングもあるけれど
そこで踏ん張ってる自分も嫌いじゃない。


サヨナラ、33歳の私。
よく、頑張った。

コンニチハ、34歳の私。
ここからだね。


年齢に左右されたくはないけれど
年齢によって変わった自分を感じることがあるのも事実。

難しい問題に直面することも、なんだかどんどん増えたけど
それでも自分なりのバランスを取れるようになって、立ち止まらずにいれるのが
私にとっては成長かもしれない。


自分の不甲斐なさも、若い時より感じることが増えたけれど
それ以上に周りの温かさを感じることも多かった。


何歳になっても
いくつ歳を重ねても
人に対して、感謝を持ち続けられる人間でありたいと思う。


ハッピーバースデー私。
よくやった私。
リスタート、がんばろう。

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