DVから一時脱出 〜保護・シェルター・施設〜
※過去の話しです、現在は穏やかに暮らしてます(^ ^)
夜になると、暴れる、何時間もの暴言の拷問
朝になると、仕事が間に合わない
お前のせいやから死んで来いとまで言われる日々
日が暮れていくのも
一日が始まるのも苦しいだけだった
薬で眠ってた
体に力が入らなくなってた
気力がなくなっていった
子ども達がいたから
朝食を作らないと
学校に送り出さないと
仕事に行かないと
それだけで暮らしてた
ついに限界がきた
吐き気が激しくなる
何も食べてないのに吐き気が止まらない
全身の震えも止まらない
家のどこにいても気が狂いそうになる
家を出ても近所の景色さえ
通り過ぎる人さえ怖くなり震える
玄関のドアを見るだけで
もう家に入りたくないと震える
仕事も、体調不良の連絡をして
「限界です、保護してください」と行政に電話する
銀行に行き、少しの脱出資金を出金する
何も持たず、仕事に行く鞄ひとつ持って
末の障害児の子を学校に迎えに行き保護される
もう、思考がおかしくなってた
逃げたい
それだけだった
保護の過程の詳細は書きません
誰が見るかわからない
加害者が見て、被害者の脱出方法・詳細がわかることは
追いかける方法を知られてしまうから
これから、脱出を考えられてる方は
行政や警察の相談で教えてもらってください
恐ろしい家から逃げ出し
シェルター入った
完全にDVに支配されてたから
シェルターいるのに怯えは消えない
見つかったら…と外に出るのも怖かった
信号待ちする体力もなく座り込んでた
夜はうなされるように悪夢が続いた
シェルターで一緒になった幼い子を連れた人は
夫が資産家で弁護士にDV保護施設など調べあげさせ
逃げ場所を知っているからすぐここを出て
できるだけ遠くに行くと出て行かれた
自宅から2時間ほどの施設に移った
弱りきってたから
子ども2人を家に置いてきたから
不安と怯えで毎日狂いそうになってた
誰かにすがりつきたかった
誰かに抱き上げられて安心をもらいたかった
職員さんがいて話し相手になってくれても
何にも心は埋まらない
不安はさらに深まり苦しくなった
なぜ、何も悪くない私が逃げて苦しんで
隠れるような生活をしなければいけないのか
悔しさもあった
完全に支配されたままだったから
私が至らなかったと思ってた
本当におかしくなってた
そこから通学できる末の子の学校の話しになり
末の子は、イヤだ!元の学校戻りたい!
私も、上の2人の子を残して出てきてしまったから
戻りたいと思った
戻ったってアキラは変わらないし苦しいだけなのに
施設のある地域は都会で
24時間賑やか過ぎて落ち着かず
不安定な状態がさらに不安定になった
職員さんにここを出たい
母方の遠縁の親戚がアパートを持ってたので
そこに引越したいとお願いした
引越した
それでも落ち着かなかった
苦しさは変わらなかった
上の2人の子どもの元へ帰りたいという気持ちが大きくなっていった
保護に関わってくださった行政の職員、警察に帰りたいと連絡した
警察から、何度も引き止めてくださる電話があった
親戚が間に入ってくれて帰った
上の子2人に謝った
アキラは穏やかな素振りをしてたけど
同じ空間に居るだけで恐怖しかなかった
些細なことでキレる
過呼吸になる
外に飛び出して呼吸を整える
また出ていかれると困るから
矛先を子どもに向け出した
夜10時過ぎから、子どもを呼びつける
3人に正座をさせる
些細なことを延々怒鳴る
誰のおかげで飯が食えるんや
お父さんのおかげです
誰のおかげで学校に行けるんや
お父さんのおかげです
もう一回聞く、誰のおかげで……この繰り返し
もうやめてください
寝させてあげてくださいと頼む
やかましい
俺はDVや言われとんねや、DVや
なんぼでもしたる
子どもの元へ帰った後悔はなかったけど
恐怖は深まった
DV脱出
シェルター、施設、アパートの暮らしの3ヶ月
帰宅
心身緊張状態の異常な生活が続き
微熱が続いたり、精神不安定
働きに行きたくても力が湧かない
鬱になったのかと
市の心の相談に電話して、教えてもらった精神病院に行き
初めて心ごと救ってくれるような医師に出会えた
旦那さんといる限り、あなたが心から笑える日はない
苦しくなったら、いつでも病院に来てください
すぐ入院できるようにします
旦那さんは絶対病院に入れない
今でなくていい
家を出ることを考えていったらいい
それから、病院のカウンセリングを受け2年通院した
弱りきってたけど
子どもに毒な父親はいらない
今度こそ家を出ると決意した
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