DVからの脱出 〜昼逃げ〜
過去の話しです
今は穏やかに暮らしてます♪
脱出・引越しの日も決めた
子どもらに、お父さんに黙って出ていくことを話すと
長女と末の子は「着いていく!」
次女が「行かない!残る!」
残ってもお金に苦労すること
残ることは、父や祖母、叔母の面倒もみていくことになることを話しても
残ると変わらなかった
予想外のことでパニックになった
精神科の先生に相談した
本人の意思に任せるしかないと
一番大切なことは、あなたが倒れないこと
泣く泣く次女の気持ちを尊重した
3人で脱出することになった
アキラは、平日の午前は居なかった
その日もいつも通り居ないことを信じて決行
警察にもDV夫宅から出ていくことを連絡し
警察の待機をお願いした
トラックは9時に着き
手早く運び出すためスタッフ多めで来てくれた
運び出す物は、2カ所にまとめておいたから
大型家具の運び出しに手間取ったくらいで
あとはスムーズに進んだ
近所には一切話してない
出会っても話さないと決めてた
ひと言でも話せば、尾ひれがついてしまうから
話さないと決めてた
3人の子どもが自分に着いて来てくれたら
家電も持ち出すつもりだったけど
次女が残るので家電は全て置いて出た
荷物を運び込むのは2時間で済んだ
次女が脱出を知ってたとわかったら
アキラの怒りが向かうので
大学に行ってる間に誰も居なくなってたと言うようにと話した
車も持って出ても維持できないし
乗ってたら追いかけられるし
スクーター1台だけ運んでもらい
タクシーを呼んで、タクシーで脱出した
引越し先に着き
荷物を運び込んでもらい
洗濯機や冷蔵庫など設置してもらい支払いを済ませ
すぐに携帯電話の番号を変更に行った
とにかく連絡を断ちたかった
もう何も関わりたくなかった
脱出するまで
アキラから逃げるように隠れるように生活してた
夜中に暴れるから、怖くて
子ども部屋の隅で貴重品を布団の下に入れて
狭い所で眠ってた
普通に布団を敷いて眠れるだけで嬉しくて泣けた
引越しから1週間仕事を休んだ
生活を整えたい
動くことが怖かった
脱出したのに、今度は仕返しが怖くて不安だった
人と目が合うのも怖くて
人の声も怖くて
帽子を深く被り
ウォークマンをして何も聞こえないようにしてた
家の中にいろんな地雷のような物があって
些細なことで怒鳴られ
些細なことで人間失格のように怒鳴れ続けられる生活だったから
これしてもいいかな?
出かけてもいいかな?と迷い
もう、ご機嫌取りも許可も要らないと
自由を実感できるまで何ヶ月もかかった
怖さはずっとあったから
思い出しては涙が溢れてた
やつれていった
安定剤、睡眠導入剤、胃薬、整腸剤は欠かせなかった
拷問の家からは脱出できた
季節は初夏で、心地いい風が吹いてた
心地いいはずの風に恐怖を感じるほど怯えてた
また、すぐに会えると思ってた次女とは会えなくなった…今も
自分を守ることで精一杯だった
次女の気持ちを考える余裕がなかった
その間に、アキラと義母、義妹に
アイツは浮気三昧で悪い奴と洗脳されていった
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