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行き先を、インドに決めた理由

こんにちは。低気圧がくるといっつもブルーな気分になります。今日もそんな1日。

そんな普段ならダラダラしているであろう今日、これを書き始めたのには小さな理由があります。愛してやまない友人が書いた素敵な記事を読んで、そういえばインドのことまだしっかり書いていなかったなあと思ったから。

さて、ちょうど2年前の5月、僕はインド留学から帰国して日本を満喫していました。日本を出発したのがその1年前の2017年6月末。さらにその1年前、2016年6月、高校に入って数ヶ月の僕は高校生の交換留学プログラムを行っているAFSに応募しました。

AFSは世界50ヶ国以上への留学生派遣を行っているので、その中からどこの国への留学を志望するか、第一希望から最大第五希望までを、応募の時点で決めることになります。高校生になりたての僕(当時15歳)の今振り返っても面白い選択をしていました。

第一希望 : インド🇮🇳
第二希望 : チェコ🇨🇿
第三希望 : メキシコ🇲🇽
第四希望 : ボリビア🇧🇴
第五希望 : 忘れた😅

一貫性なさすぎ?

パッと見たとき、僕が希望していた国々には何の一貫性もないと思われるかもしれません。

言語、民族、地域、文化、気候、経済、政治、、、現在の僕がいろいろな角度から考えてみても、これといった共通点が見つかりません。強いて言うなら、日本人の留学先としてはメジャーでない、あるいはいわゆる”先進国”には分類されない国々ということでしょうか。

こうなったのは、まさに僕が留学をしようと決めた理由が関係しています。

留学を決めたキッカケ

僕の親族には日本人ではない人がいます。毎年1~2回親戚が集まる場で会うくらいの関係で、その人は日本語が普通にできたので、会話も日本語でしていました。でも、たしか中3の冬だったかな、何かの流れで英語で話すみたいになって、その時の僕はその人が言っていることがぜんっぜん聞き取れませんでした。なんて言ったか聞き返すことすらできず、ただ黙ってしまった記憶があります。

中学校での英語の成績は三年間ずっと五段階評価で5だったし、リーディングや文法に比べてリスニング、スピーキングに自信がなかったとはいえ、このことは当時の僕にとって結構なショックでした。その時に、このまま英語しゃべれないのなんかうざい、悔しいからどうにかしよう、って強く感じました。

で、深く考えることもなく、とりあえず留学しちゃえば早いだろうと高校生になったら留学することを決意しました。

ちょうど同じ頃、ジョーブログという、まあいかれたYoutuberの動画が好きで、海外行って冒険したいなという思いが芽生えてもいました。いつからか彼のやっていることやそのやり方に魅力を感じなくなってしまい、最近ではまったく観ることはありませんが、初期のころのアメリカ0円横断旅や、南米縦断旅はおすすめです。

留学の目的

僕の親は昔から自分でできることは自分でやれ、的なスタンスなので高校生の留学ってそもそもどんな形態があるの?みたいなところから自力でリサーチをし、AFSを見つけ、説明会に行きました。

そこで、僕の留学の目的への考え方がガラッと変化したのを覚えています。サイトにがっつり書いてあるので行く前からわかっていてもよかったはずなのですが、AFSの留学の目的は高校生に異文化体験を提供することでより公正で平和な世界を築く、というものです。英語でコミュニケーションをとれるようになりたいと思い留学を決意しましたが、ジョーブログの影響も受けていた僕はAFSの強調する異文化体験にも強く惹かれました。

こんな経緯があったので、行き先を決める段階で、僕の留学の第一の目的は異文化を肌で感じてみたい!ついでに英語もしゃべれるようになったらいいな、みたいな形へ変わっていました。

そして、どうせ行くならもう何も知らない、予想もつかない事態に巻き込まれそうな国に行きたいとかそんなことを考えるようになっていました。その結果が、冒頭で紹介した国々でした。

もちろん海外経験がほとんどなかった僕にとって、ミステリアスな国は他にもたくさんありました。その辺は、「喫煙者の多い国」とか、そういう小さな理由で排除して、残った中から半分ノリで選んだのを覚えています。

これは余談ですが、「喫煙者の多い国」を排除したにもかかわらず、僕がお世話になったホストブラザーは親に隠れてタバコを吸っていて(笑)、彼と彼の友達と会うときは常に受動喫煙でした。おかげで大っ嫌いだったタバコのにおいも今では全然平気になってしまいました。(自分は吸いません!)

なぜインドが一番だったのか

インドに留学することが決まった後、中学や高校の友達、先輩後輩、先生、ありとあらゆる人から「なんでインドにしたの?」って聞かれました。

当時の僕は全部本音で話すのが恥ずかしくて、なんかいろんな理由をひねり出していたような記憶があります(笑)。ですが、これといった確固たる理由なんて一つもなかった、というのが本当のところです。数あるミステリアスな国の中で、インドがちょっと値段が安くて、ちょっと他の国よりまじかよって事件が起こりそうで、カオスなにおいを感じたという理由で第一希望にしていました。

怖くなかったの?っていう質問も時々聞かれる

答えは、なかった。ほぼゼロ。です。当時の気持ちをはっきりと覚えているわけではありませんが、そういう不安はほぼなかったと思います。

たぶんこれには理由があって、それは自分の父親がもっといかれたことを過去にしていたからだろうなと思っています。詳しいことはまたいつか書きたいなと思いますが、今日は低気圧だし、そろそろ大学の試験が始まるのでこれくらいで終わりにしようと思います。

インド留学は僕にとって大きな原体験ともいえることなので、今後もちょくちょく書いていけたらと思っています。使い方はよくわかっていませんが、マガジンっていう機能を使ってインド関係のnoteはそこにまとめておきます。

ここまで読んでくださってありがとうございます。ハートも押してくれたらうれしいです!

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きり/黒澤季理
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