こんな雪のなか配達ご苦労様です
日用品はオンラインショップでまとめ買いをしている。
一回の配達で確実に受け取るため、配達人に二度手間をとらせないよう、時間指定は必ず行う。
私としたことが、今日の午前中に配達指定していたことをすっかり忘れてしまっていた。
ピンポンがなりそれに気づく。
外はまだ昨日の雪が残っている状況。
あぁ、こんな雪のなか配達させてしまったな、と。
気を利かせて、昨日の時点で日時変更できたはずなのに、と。
時すでに遅し。
配達人に合わせる顔がない。
いや、とっとと顔を合わせて荷物を受け取れ。
玄関の扉を開け、荷物を受け取った。
「ありがとうございます」と一言を添えて。
本当は、「雪の中、配達ご苦労様です」と言いたかった。
新聞配達をしていた頃を思い出す。
雨にも負けず、風にも負けず、Hondaのギアーにまたがり爆走していたものだ。
集金の時も、雨の日であろうとカッパを身にまとい、お客さんの家へ出向かなければならない。
お金をきっちり用意している人もいれば、お札しか出さない人、おつりを逆算して細かい小銭がでないようお金を出してくる人など、さまざま。
おつりを差し出す時、冬の雨の日は手先がキンキンに冷えているため、小銭ボックスからうまく小銭を取り出せない。
そんな時に、
「寒い中なか、配達ご苦労様です」
と心温まる一言をいただいていた。
冷えた身体に染みるお声かけだったな、と。
雨にも負けず、風にも負けず、雪にも負けず、今日もどこかで配達をしている方へ。
今日も寒い中、配達業務ご苦労様です。