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植物園通いの振り返り 8月

8月の写真を見返したら、なんと、府立植物園には2回しか行っていなかった……何故ならほかの植物園にお出かけしていたから……。
そのあたりの話は以下の記事にまとめてある。
葉っぱを求めてデンパークへ
山科植物資料館のこと

府立植物園の2回のうち1回は、普段行っている平日昼間ではない。
ショクダイオオコンニャクが開花した時のファンクラブ会員向けの観察会で夕方に行ったのだ。
noteに書こうと思いながら忘れていたようで写真の整理もおろそかになっていた。よくない……いや、今気づいたから良いということにしておく。

7月下旬から今か今かと開花を待ち望んでいて、開花したら絶対見に行きたいから自分の休みの日に開花してくれなどと我儘なことを思っていた。
が、観察会は夜に開催してくださったので心配は杞憂に終わった。

京都府立植物園で開花したショクダイオオコンニャク

「くさい」と聞いていたけれど近寄るまであまりわからないぐらいだった。
でも開花した際の浸出液をぬぐったものが保存されていて、それを嗅がせてもらったらめちゃくちゃ臭かった。

肉穂花序の白い部分は受粉を助けるシデムシの着地点になるらしい
飛んできても着地がヘタだからその助けになるのだとか
日暮れ後の観覧温室
ラン室に展示されて迫力のあるショクダイオオコンニャク

デンパークへ葉を見に行ったのはこの時に「愛知県のデンパークというところにあるショクダイオオコンニャクは塊茎が100kgもあって葉も大きいんですよ」という技術職員さんの話を聞いたからでもある。
花も葉も良いものを観られてよかった。

もう1回は普通に平日日中に行っていたけれど、やはり暑さで植物生態園の木陰と温室に避難している時間が多く、ヒガンバナ科の花が気に入って何枚も撮っていた。

ナツズイセン
キツネノカミソリ

こういう形が結構好きなのかもしれない。

暑かったけれど、日がよく当たる四季 彩の丘エリアではオニバスの花が葉を突き破って出てきているのをしっかり見たのはよかった。

葉を突き破って出てきたオニバス
オニバスの花

めっちゃ強そう。

「食草園」という新しい場所がつくられていたのも、この8月だった。

食草園 中のほうに入れそうなつくりをしていたけれど
写真を撮った時点ではまだオープン前だった
食草園の説明看板
「協力:JT生命誌研究所」とある
JTさんそういうこともやってたのか
どの花にどんな虫のイモムシが来るかという札
これはジャコウアゲハが来るらしい

北山ワイルドガーデンの南端にちょこんとあるぐらいの小さいエリアなのだが、これはイモムシの季節が楽しみな場所ができたな…とニヤニヤしながら眺めていた。

8月はやはり暑くて集中力がなく、ギンメッキは探せなかった。
というか、少しは探していたのだが、彼らが居そうなポイントにあまり見つけられなかった。
季節によってよく見つかるところは違うのかな。来年にリベンジしたい。

虫はツマグロオオヨコバイの幼虫かな…?というのが面白かった。

ツマグロオオヨコバイの幼虫らしき虫

目が面白い。なんだかクレイアートみたい。
背中にダニついてるね……

今までは夏は暑くて休みは家の中に引きこもってばかりいたのだが、かなり楽しくウキウキで外出していた。
暑さの中でもいきものたちは元気で、その姿に元気をもらえた夏だった。