発達障害の息子の進学(専門学校)
今年の4月から息子が専門学校生になった。
小学校、中学校、高校とずっと大変だった。
ちょっとした自分用の記録用メモを書いておく。
小学生の時は毎日学校へ送っていくが週の半分近くは先生の目を盗んで学校から脱走して帰ってきた。低学年の頃は数時間廊下の掃除用具の中で隠れてたり給食室に隠れていたりした。3年生は校長室に登校したり、4年生からは支援学級に入ることになり多少は落ち着いてきた。本当に先生たちにはお世話になった。遅刻早退はするが毎日学校へは登校した。皆勤賞だ(今はそういう賞はないようだけど)色々できない事だらけのなか学校だけは毎日行こうと息子と約束してたのでそれだけは目標達成できた。
中学生の時は思春期と反抗期が重なり修羅場だった。制服を着るということがすでにもう無理だった。小学生の時は毎日帽子かぶってパーカーを来て学校へ通っていた。今思えば多分何かをガードしていたのだろう。バランス感覚も良くないのでパーカーのポッケに手を入れていることも多かった。それが全部できなくなることで不安があったのだと思う。中学入学1週間で教室に入れなくなった。中学も支援学級の教室で過ごした。そして色々口では語りつくせない時間を過ごし高校進学。N高等学校へ進学した。学校へ毎日通うと言うことが出来ないだろう、小学中学と勉強することが嫌な訳じゃなく通うことが一番大変だったし家で勉強するというのが一番ベストだと思ったから。ここでも先生たちにはお世話になりっぱなしだった。
そしてN高へ進学。立派な引きこもりになった。
毎日寝たい時間寝て起きたい時間に起きてゲームしてお腹すいたらご飯を食べる。そんな生活を3年続けていた。私も中学高校ではほぼ毎日のように登校させる修羅場があり学校からの脱走の連絡があったり平日は毎日昼間は何かしらの心配をしていたし、実際私が学校へ行ったり本当に大変だった。が、通信高校のN高に進学したので脱走の心配が無くなり少しは日常生活が楽になった。息子はどんどん外に出なくなりいっぱしの引きこもりニートの様な生活になった。
N高のレポート提出は毎回年度末ギリギリに提出した。なんとか卒業できることになった。一応高校卒業という学歴は取れることになったのだか、このままでは世に送り出せない。外にも出ないしオンラインゲームでの会話は出来るけど生身の人間との対人関係はほぼ数年身内との関りだけ。
そうだ!自宅から通える専門学校へ行かせよう!!
入学が決まるまでが相当大変だったのだがなんとか入学することになった。一安心。が、こんな引きこもり生活してたのに毎日ちゃんと通えるのか、同じ年くらいの子たちとちゃんと関りが持てるのか心配だった。何よりも本人が何もできないクズと自分の事を思っていたのだから。
※N高も世間で色々言われてますが私はとても良い高校だと思います。引きこもりでも高校卒業できますし、何しろ次に繋げることが出来たことが一番大きい。息子本人は成功体験が極端に少ないので卒業出来たと言うことが少しばかりの自信につながっていると思う。ここでもまた先生にはお世話になりっぱなしだった。
そして今年の3月から進学への準備が始まった。
これは私の予想に反していた事が起こりだした。
朝早く起きる練習しないと
俺も外に慣れとかなきゃな
太陽ってまぶしすぎるし目が痛いな
外出(近所に買い物くらい)すると筋肉痛になるので体力早くつけたいな
等と言い出した。
母驚く。
本人も3年間の引きこもり生活にも飽き飽きしていたのだろう。
入学式が終わり学校へ通い始めて1週間が経った。
朝6時半に起床しシャワー浴びてご飯食べて弁当持ってバスに乗って毎日登校している。授業が終わってバスに乗って一人で帰ってくる。
普通の生活が出来ている。
普通ですよ!普通。
学校からの連絡もない
(専門学校なのでいちいちそんなことはしないの当たり前)
え?普通ってこんなに時間と精神的に余裕があるの?!
1人で学校行って帰ってくる。
普通の生活が出来るのに18年かかりました。
他の子どもたちは小学生で経験すること今初めて出来ています。
学校へ普通に通えることが感動の嵐です(私の中だけで)
まだ専門学校へ行って1週間しか経っていないのですが今私は薔薇色です。
息子もなんか普通です。
普通なんですよ(何度も言う)
これから先色々あると思いますが1歩前へ進めた事に感謝しつつ普通の生活が出来るように母もがんばります。
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