「終電の神様」読んで

こんにちは。キリンです。
本日は本のレビュ―!
今回は紙ではなくLINEノベルで読みました。
LINEノベルもとても気に入っているので、また今度記事にしますね。

「終電の神様」阿川大樹


この本はある終電に関わった様々な人の人生を描き出した本。
何人もの人が短編集のような形で登場してきます。
みんなそれぞれいろいろな事情を抱えていて、悩んだり絶望したり決意したり、人生のとても大きな岐路というわけではなく些細な、それでいて重要な岐路が描かれています。
そこには出会いもあれば別れもあり、事件があったりなかったり。


日本の人口は1億と少しですが、その中で1人1人が自分の人生に向き合い、様々な事情を背負って生きている、そんなことを実感させられました。
これは日本だけでなく世界共通かもしれませんが、同じ時間、同じ文化の中で生きていると思うとやはり日本を意識せざるを得ません。
今は自粛中で会う人は限られますが、満員電車で隣になった人。
これから2度と顔を見る機会もないかもしれませんが、その人も自分の人生を生きている。
あの人もこの人も。
そう思うととても不思議な気持ちになります。
当たり前のことなのですが、きちんと理解しようとするととても不思議。
皆さんもこの本に触れてその不思議な気分を味わってみてはいかがでしょうか?





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