感情を意識する
人生を深く味わうとは、その時々に湧いてくる感情をしみじみ味わうこと。
「いま自分は、どんな想いの中にいるか」を常に意識しておくと、いろんなメリットがあります。いくつか列挙してみましょう。
(1)不快な感情が早く消えていく
つらい、悲しい、腹立たしい、みじめだ、恥ずかしい…。こうした嫌な感情は、気を紛らわせて見ないことにすると、後々まで尾を引きます。
味わいたくない感情こそ、しっかりと向き合い、じっくり味わい尽くす。すると、解放されて、消えていくのが早くなります。
(2)良質な情報がやってくる
不快な感情が消え去り、穏やかな気分になると、素敵なアイデアや質の良い情報がやってきます。さらに「どういう考え方をすれば、望ましい感情を喚起することができるだろうか。この感情から学べることは何か。今やらなければならないことは何か」といったヒントが浮かんできやすくなります。
(3)感情的にならすに済む
「いま自分は(例えば)怒りを感じているなぁ。こういうことを言われると腹が立つんだなぁ」と、もう一人の自分が、自分を客観的に眺めている姿をイメージする。
すると、感情と自分自身が切り離されて、感情に支配されなくなり、冷静さを取り戻せます。
(4)感受性が豊かになる
感情をしっかり味わう習慣がついてくると、「量が質を生む」という言葉のとおり、感性が細やかになり、質も高まってきます。味わいたい感情、例えば、喜び、幸せ、安らぎ、充実感…が(たとえそれが些細であっても)頻繁に感じられるようになります。そして、好ましくない感情が湧いてきても「これも人生の彩り」と慈しめるようになり、豊潤で味わい深い人生になっていくのです。
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