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sakamon
人間関係は消費行為
以前に読んだ本「生きる~悩み相談で解き明かす人生って何」(中村うさぎ著、マガジンハウス)の中から、人間関係について、肯かされる記述がありましたので、抜粋してご紹介しましょう。
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・恋愛も友人関係も、あらゆる人間関係は「ギブ&テイク」だと考えます。何かを与え、何かを受け取る。そうでなくては、フェアではありません。
・自分が一番欲しいものを彼から受け取るためには、自分もまた彼の一番欲しがるものを与えなければならない…それを「消費行為」だと言っているワケです。服を買うために金を払うのと、それは同じことだと思うから。
・自分に与えられるものがあって、相手からも与えてもらえて、こんな充実した関係はない。私にとっては「何も手に入らない」ことこそが「虚しい」のです。
・「あの人が私と付き合ってくれるのは、しょせん、私がそれだけのものを払っているからに過ぎない」と考えて虚しくなるのであれば、ちょっと視点をスラしてみましょう。「人に与えられるだけのものがあって、自分は幸せでないか」「相手もまた何かを与えてくれてるのだから、その気持ちは嬉しいではないか」、というふうに。
・ラクチンな人間関係なんて、あんまりないです。ひとりで自由気ままに過ごすほうが、心はラクです。ただし、寂しいです。「寂しいけど気がラク」と「疲れるけど寂しくない」のバランスを保つことが、私たちにとって大切なことかもしれません。
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読まれていかがでしょう。ちょっと幸せな気分になれたでしょうか?それとも虚しいと感じられた?