この世は愉快であふれている

  生き方の達人は、人生全般を肯定して信頼しています。日々いろんなことが起きてくるが、基本的にこの世は楽しいところ、幸せに生きるのは簡単なことだと思っています。
　ですから、辛い修行や苦労をしなければ幸せになれない、なんてことは考えていません。たとえ、思わしくない出来事やトラブルに出合っても、「これも人生のスパイス。平穏無事もいいけれど、壁にぶち当たるのも刺激があっていい」ぐらいに軽く受け流しています。
　心の深い部分で「結局はうまくいくようになっている」とほのかに確信し、人生と自分自身を肯定しています。
　
　では、このような自己肯定感を持てない人は、どうしたらいいのでしょうか。
　まずは、人に認められたいという欲求を薄めること。すると、日常の些細な喜びや愉しみを見つけやすくなります。「特にラッキーなことはないけれど、まずまず満ち足りているなぁ」という気持ちをかみしめる練習をなさることをお勧めします。