自遊人の生態
将来の目標もなく、心のおもむくままに、あるがままの今を味わって過ごしている人。彼らを私的専門用語で「自遊人(じゆうじん)」と名付けています。自遊人の特徴をいくつか挙げてみましょう。
(1)エゴがかなり落ちている
エゴとは、ずばり自己顕示欲。
認められたい、特別扱いされたい、賞賛されたい欲が希薄である。
自己顕示欲が落ちるには、(欲を抑えるのではなく)一度は人に認められ賞賛されて、欲が充分に満たされる経験が必要です。果実も熟さないと木から落ちてこないように。とは言うものの、そうした成功体験がなくても、エゴがほどんど感じられない人も見受けられますが…。
(2)行動の基準は直感
「○○のために」というような目的意識が淡く、自身の直感にしたがって行動している。世間の評価が気にならない、他人に寄りかからない、独りで動ける。
(3)お金という縛りから抜け出ている
お金が行動の「足かせ」にも「踏み台」にもなっていない。
「必要なお金はちゃんと入ってくる」または「お金がなくても何でもできる」ことを心底わかっている。
(4)来たものを面白がれる
ものごとを思いどおりにいかせたいという欲が少ないので、抵抗することはまずない。やって来た事態を淡々と面白がったり、静かに喜んだり、ときにはムッとしながらも、ありのままに受け入れることができる。
「やって来たほうがいいから、来たのだろう」と思っているから「うまくいかせる、うまくいかない」の次元を超えている。
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