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怒りという感情に振り回されない

 数ある感情のなかで、頻繁に湧いてきて最もやっかいなのが「怒り」ではないでしょうか?

 人が怒りを感じるのは、主に
 ①不誠実に扱われたとき
 ②劣等感を刺激されたとき
 ③不安なとき、一言で言えば「困っているとき」です。

 ですから、腹が立ったときは、怒りを相手にぶつけるのではなく「私はいま困っているのだ。では、この問題を解決するにはどうしたらいいのだろうか?」と考えてみましょう。

 そして、怒っている人を見たときも「あの人も困っているんだなぁ。何か協力してあげられることはないだろうか」と想像してみる。すると、不快感も減少し、感情の波に呑み込まれることがなくなります。

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