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公園でジジイに怒鳴られたら怒鳴り返しましょう、それがコミュニケーションです

 拙宅三兄弟は育ちざかりなので、やはり日中ずっとお家にいると鬱積して兄弟げんかを始めて大変なことになります。狭い飼育ケースにカブトムシのオスを複数飼うのと状況はさして変わりありません。

 なので「オラ行くぞ」と音頭を取って近所の公園や広場に子どもたちを連れだして周囲と充分距離を取りながらジョギングさせるのが日課です。将来は西浦博さんのように8割おじさんをやりつつマラソンで完走するような人物に育てたいと思っております。

 もっとも、私は持病があるため、あまり長い距離を走ることはできません。運動ってね、子どもたちにとっては必須であると同時に、優れたボスであることの証明でもあるのですよ。いつもは面倒くさい親父を家庭内で演出していても、外で走るときは「お前らは20周しろ。ワイは5周だけどな」とやると、途端に子どもたちが「ズルい」となります。お前な、大人には大人の事情というものがあるんだよ。

 仕方なく子どもたちと20周走るわけなのですが、軽やかに楽しく走る子どもたちと比べて、もうすぐ50歳を迎えるワイとではその負担は比べ物になりません。故障している箇所も痛み始めるし、持病も爆発したら困るわけで、何とか手を抜こうとワイも必死です。子供を先に走らせておいて、走った周数をごまかさざるを得なくなるわたくし。申し訳ないんだけどね、まだ小さいうちから親父が脳溢血でいなくなるとか嫌だろ?

 で、公園には子どもがいっぱいです。さすがにマスクしている子も多いですし、集団では遊ばず、遠くでボールを蹴ったり、距離を取って遊んでいるのがコロナ流であります。母親たちもさすがにたむろしない。公園ではただただ子どもが遊ぶ声がこだまするのが一番美しい光景だと思うんですよね。元気があってよろしい。

 しかしながら、自宅近所でも実家周辺でも面倒くさいのはやってきます。この二週間の自粛騒ぎの間に、4回遭遇しました、「自宅にいろ!」と叫んでくるおじさん。

 汚いのは、相手を見て文句を言うんですよ。線の細そうなママ友さんや、付き添いのお婆さんのような、反撃してこなさそうな人を狙って怒号を浴びせに来るジジイの多いこと多いこと。

 もちろん、ワイの視界にそのような示威行動が確認され次第、急速接近して「何かございましたか!!?」とかやるんですけれども。

 持病はあるけどガタイはまあまあ大きく声もデカいワイは、だいたい反撃してジジイにはお帰り戴く役割を担うわけなんですが、密閉でも密集でも密接でもない公園でバラバラに子どもたちが遊んでちゃんと手洗いして帰るぐらいであれば問題ないだろうと思うんですけどね。拙宅三兄弟も人と離れてジョギングしているだけですし。

 ただ、先日必要緊急の仕事もあって大手町に足を向けたんですけど、比較的に早い時間帯だったからか、皇居ランナーの人たちがぎゅうぎゅう詰めになって走ってるんですよ。さすがにちょっと人数多いし近すぎない? この事態だから目立つというのもあるかもしれないし、逆にこういう事態だからこそ車も減って空気がきれいな皇居周辺を走りたいと思う気持ちも分かる。

 そもそも、密閉が駄目だとなれば、満員電車にスーパーに午後のイオン周辺とかまだまだ混雑はしてますよね。こういうのも全部だめだとなるかもしれず、今後ジョギングするときは公園ではなくて人通りの少ない道路を走らざるを得なくなるのでしょうか。同じところをグルグル回らない限り、ワイとしては周数ごまかせなくて困るんですが。

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山本一郎(やまもといちろう)
神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント