未完熟

Twitterを見ていると
小学校を思い出す

入り混じったいくつもの個性が
遠慮や忖度なんて概念もなく
丸裸でぶつかり合う

穏やかさを望む者
自我を剥き出しにする者
我関せずと背を向ける者
それらを繋ぎ止めようと試みる者

承認欲求の高まりと
揺れる反抗心

ぶつかり合い
思いのままだけでは進めないことを知る

ぶつかり合い
手を取り合うことを知る

喜びや悲しみを分かち合う
分かり合えないこともある
支え合うことを
非を認め謝ることを
感謝の気持ちを抱くことを知る

そこにあるのは
純粋無垢で単純で
ただ真っ直ぐに必死に
大きく見せたい、なりたい

まだ小さな未熟な闘志

何を学び
そして得るのか

一体私たち人間は
その経験を如何にして役立てるのか

一体私は
成長できているのだろうか

ぶつかり合うことと
傷つけ合うことの違いを

当たり前が当たり前でないことを

全ての人は
みんな他人であるということを

私は胸に刻みこめているのだろうか

誰かがいるから、発する言葉は意味を為す

人の心は
顔が見えていてもいなくても
目には見えない

だから心で通じ合うために
私たちはぶつかり合うのだろう

四角い液晶に指を滑らせながら
ふと呟いた寝不足の夜