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2025年3月小田急電鉄ダイヤ改正。千代田線多摩線直通急行復活!かなり変わる印象
司法書士・行政書士きりじゅんの鉄道雑記録
はじめに
年末になると、来春のダイヤ改正を公表する鉄道会社が多いです。
JR各社以外にも、関東圏では
東武鉄道
小田急電鉄
相模鉄道
東京メトロ(東西線・千代田線)
がダイヤ改正を予定しています。
今回は、小田急電鉄のダイヤ改正の概要と私見を書いていきます。
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小田急線のダイヤ改正、ここが変わります!
小田急電鉄のダイヤ改正は
特急ロマンスカーの増発
列車種別ごとの停車駅の変更
千代田線直通・多摩線直通列車の新設
今回、個人的に興味のある「列車種別ごとの停車駅の変更」と「千代田線・多摩線直通列車の新設」に焦点をあてます。
列車種別ごとの停車駅の変更:快速急行・急行・準急の停車駅変更
今回の小田急電鉄のダイヤ改正の大きな点の一つと言えるのが、列車種別の停車駅の変更。
一つずつ見ていきましょう。
「快速急行」の開成駅停車
現行の快速急行の小田原系統は新松田を境に「急行」に種別変更されています。
それは開成駅を急行停車駅にしたが、快速急行は停車駅にしていなかったためです。
ただ、小田原系統の快速急行は下り1本しかなく、ほとんどの新宿発着の小田原系統の快速急行は開成駅に停車しています。
急行に種別変更すると個人的には何だかややこしいイメージでした。
今回のダイヤ改正で、快速急行に開成駅が停車することで、新松田の急行への種別変更がなくなります。
これはお客様目線からしたらいいことかもしれません。
「急行」の多摩線内は各駅に停車
現行の多摩線内の急行の停車駅は、栗平、小田急永山、小田急多摩センター、唐木田で、五月台、黒川、はるひ野は通過扱いでした。
日中の急行の多摩線系統は新百合ヶ丘駅で種別変更して多摩線内は各駅停車になっていました。
これもある意味ややこしい印象を受けます。
今回のダイヤ改正で、多摩線内の急行は全駅停車となり、急行⇔各駅停車の種別変更はなくなります。
これもお客様目線の改正と言えます。
ただ、多摩線内は快速急行と通勤急行はありますが、こちらは、ダイヤ改正後も変わらず通過運転するようです。
朝のラッシュ時は京王線との対抗意識が残る形になります。
「準急」の停車駅の変更
準急は、都内部の急行の補充的役割を果たしていて、現行の停車駅は、代々木上原、下北沢、経堂、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、成城学園前、狛江、登戸から以西は各駅に停車しています。
千代田線からの直通列車が主となっている種別です。
今度のダイヤ改正で、経堂以西は各駅に停車し、喜多見と和泉多摩川駅が新たに停車駅となります。
以前の種別にあった「区間準急」に似ている感じがします。
千代田線・多摩線直通電車の新設
小田急の公式のホームページには「平日・土休日日中の多摩線~東京メトロ千代田線直通列車の新設」と書いてあります。
しかし、実質は復活と言っていいでしょう。
小田急線の急行が新宿~多摩線系統になる前までは、千代田線~多摩線系統の急行はあり、以前は「多摩急行」として運転されていた歴史があります。
この急行により代々木上原~新百合ヶ丘間の急行は1時間あたり6本となり、利便性が向上するることになります。
また、多摩線は日中はすべて急行となり、「新宿行」と「千代田線直通」と交互に運転されることになり、すべて10両編成となります。
多摩線沿線の方にはわかりやすく、速達性が高まりますね。
一方で、変更がなかったのは町田~小田原の急行系統。
こちらは新松田から各駅停車になる急行で、新松田~小田原までホームの有効長が6両しかないので、6両で運転されています。
この急行をなんとかしてほしいところですが、2025年のダイヤ改正でも変化なしということで、相模大野から小田原までの不便さはまだ残る形になります。
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まとめ
小田急線のダイヤ改正も、お客様目線でのダイヤに変わった印象を受けます。
「快速急行」の開成駅の停車は時間の問題と思っていましたが、まさか急行と準急の停車駅の変更もするとは思いませんでした。
あとは、相模大野以西の急行の不便さを解消してくれればいいのですが…
そういえば、JR常磐緩行線でワンマン運転がスタートしますが、小田急車両の運用にも影響が出るのでしょうか…
4000系は一部の車両を除きJR常磐緩行線のワンマン運転に対応していると聞いてますが。
詳しくは小田急のホームページを御覧ください。