上に立つ者
皆さんこんばんは!
なおです!
今日はある会社のことを題材に書きたいと思います。
その会社の名は………………
ロイヤルリムジングループ
です。
この会社は今回のコロナウィルスによって
従業員600人を解雇
という決断をしました。
社長である金子さんによると
「今は車を止めて、従業員を守りたい!」
という思いがあったといいます。
また、彼はその後のことを考え
「会社が復活したそのときは1人でも多くの人を再雇用し、また、一緒働きたい」
とおっしゃっていました。
彼がその決断をした背景はコロナによる売り上げの低下、それに伴う給料の減少その反面固定費や維持費の支払いなど様々な要因があり、苦渋の決断をしたのだとある番組でおっしゃられていました。
解雇の日は緊急事態宣言の翌日であったため恐らく不満が続出したと言われてますがその背景には
「失業手当」
の問題が深く関係しているようです。
金子氏が決断を早めたのは過去6ヶ月分のものがそのまま渡され他の助成金に比べて対応が早かったなどの要因があります。
一方65歳以上には一回しか振り込みがないなく、多くの従業員がそれに該当していました。
私がこの一件で考えたのは
「上に立つ者の責任とその対応に至る過程が大切だ」ということです。
第一に上に立つ者の責任について話します。
正直私にはまだ働いた経験はなく精々アルバイトでしか経験はないですが、金子氏の決断は正しいものであったと思います。
金子氏の決断の念頭にあったもの
それは
従業員の命
と思います。
金子氏は社長という会社での上に立つ方です。
正直経営のことさえ考えていたら車を動かして稼ぐことは可能でした。ただタクシーの運転には
従業員の命を晒すことに直接関係しています。
金子氏の心の中には
「せっかく縁あってこの職場で働いている従業員を危険に晒して会社を続けるよりは従業員を解雇して従業員の命を未来を守りたい!
こんなとこで死んでほしくない。」
という思いがあったのではないでしょうか。
「自分が泥被ってでも会社より従業員を守りたい!」
そう考えたのでないでしょうか。
日本では雇用を保証することが上に立つ者の責任であるため金子氏の決断はナンセンスと言えますが
そうしてでも600人の従業員を守りたい
と思ったためあの決断をしたのではないでしょうか。
第二にその決断に至る過程について話します。
コロナが流行する前の従業員の給料は平均6~7万だったと言われてますが最終的には平均1万まで落ち込んだといわれてます。
これさタクシーの給料制にある歩合制が関係しています。運転手の給料は売り上げの6割が手取りとなるそうです。ただ今日の状態では最悪の日は、夜中0円という厳しい現実があったといわれます。
正直様々な支払いを考えると給料の支払いは不可能です。
また、金子氏が決断を早めたのは前述の通り過去6ヶ月が失業手当になり、今決断すれば、1月の売り上げが失業手当に入るためなるべく多く支払うことが可能になります。
恐らく金子氏にとって毎日毎日必死で働いている従業員に給料を支払えない、見合う対価が、払えないことはこの上なく苦しかったのではないでしょうか。
現在ロイヤルリムジングループは少しながら営業を再開しているようですが正直まだ、乗せたくないのが本音だそうです。
会社よりも従業員の命を優先に考え対策をとった金子氏はとても素晴らしい方と感じました。
また、あのときの活気あるロイヤルリムジングループが復活することを遠いところからお祈りします。
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なお