ギフトショー2022無事終了!
ギフトショー2022、先日無事終了いたしました。
ギフトショーへの出展は今回で3回目。
1回目と2回目は、manicolle(マニコレ)という、ファッション系が集合したスペースでの出展でした。
今回は、東京都中小企業復興公社内にて展開。
行政の制度では、補助金等の制度だけでなく、商談のマッチングをサポートするという制度もあり、その一環での展開です。
公社のブースでは、ファッション系ブースでの展開と違った方々が多くいらっしゃいます。その中では、思いがけないご縁も。
コロナ前は、百貨店での活動がほとんどでしたが、今、いつ自粛期間になってもおかしくない時期に、ECやカタログ通販等の展開を形にしていくことを目標にギフトショー出展をはじめました。そこから、少しづつ、その目標を形にしています。
(かんざし、ブローチ、ネックレス)
今回は、コロナまん延防止時期と重なってしまいましたが、イベント自体が中止されることはなく、まずまずの賑わい。自分のブース周辺も、スペースに余裕を持って設置されているため、伸び伸びと展示にのぞむ事ができます。
ここで、KIRIEBIJOUの歩みについてお話をします。
KIRIEBIJOUは,2017年春、高島屋での出展がブランドとしての始まりとなりました。その頃にはまだ箔との組み合わせはしておらず、特殊紙素材を素のままでお楽しみいただく、カジュアルなものでした。
その一年後、展開が百貨店中心だったこともあり、少しづつ素材の質に対するこだわりを意識するようになってから、以前より使ってみたかった箔との組み合わせを始めることに。
2018年の夏。遠出して、漆職人さんの教室と、箔押しのワークショップとを受けてから、ドキドキしながら10枚入りの金箔を購入。まずは少量から素材を作り始めて、店頭で手応えを感じるようになってからは、金箔もプラチナ箔も100枚入りを購入するようになりました。
(エジプシャンブルー)
(指輪、ブローチ、帯留)
しばらくはピアス・イヤリングが殆どでしたが、ネックレスを作るようになり、ブレスレットやバングル等も加わりました。最近ようやくリング、ブローチ、帯留め等が加わり、一通りのラインナップの制作が可能に。
意外なデザインが評価を受けたり、自分では「これ!」とおもって作ったものが、お客さまにはそうでもなかったりと、色々と経験を重ねながら模索しました。
(バングル、ブレスレット)
2019年にKIRIEBIJOU で商標を取り、秋にはパリのファッション系産業展「who's next」への出展。2020年に同じくパリのライフスタイル系産業展「Maison & Objet」に出展して、慣れないながらもなんとか海外との商談を繋げた直後にコロナの騒動がありました。その時は、この騒動がこんなに長引くとは思っておらず、何が起きているかの全容がお互い見通せないまま、商談先とのやり取りを細々と続けていました。
おもてなしセレクションの受賞も、2020年の夏でした。その後、いろいろなきっかけを頂けるようになりました。
同年秋、モナコへの出展を決めていたものの、予約していた便も欠航、(今思うと当然の流れ・・・)楽しみにしていたモナコは次の年もいけず。勢いをつけて海外展開を広げていこうと思っていましたが,もうしばらく国内活動に専念。
そうして出展したのがギフトショーでした。
そういうわけで、私にとっての初ギフトショー出展は2020年の秋、コロナ禍真っ只中のこと。中止されることなく開催されたこの展示会では、これまで出展されていたベテランさんにとっては、「例年に比べ、出展者も来場者も少ない」という感覚の一方、私のような初心者としてはそれがかえって良い方向に働いた面もありました。
(雅デザイン、パリでも注目を浴びました。)
普段はブースもひしめきあって人もおおい展示会なので、来場者が全部を1日で丁寧にみるには要素も多すぎて、後半には疲れてしまい、殆ど流し見になってしまう人も多いようですが、一人一人、しっかりとみていただけていたような記憶があります。その秋のギフトショー出展で、2021年の活動がほぼ方向付けられました。
今回東京都中小企業復興公社のブース内で出展することになったのは、2回目の出展、2021年冬のギフトショーで、都の中小企業支援事業に採択されたことがきっかけでした。(こちらのお話は、改めて後日)これにより、本当に多くのご縁を頂きました。
(新シリーズ「和華」はしおき)
そうして歩みを進めて、2021年に特許権を取得。出願中一度は拒絶を受けたものの、そこから弁理士の橋本氏( (株)オーシャンズ知財マネジメント)にお世話になり、1度の特許意義申立で無事特許権受理されました。 特許権は、とにかく粘ることも重要みたいです。
2021年は、いつまた自粛期間になってしまうかが不安定なため、百貨店での出店を少し控えめにして、その分、新しいシリーズを考えたり、方向性の変化のための行動に時間を費やしました。
春にはTV通販への出演。何もかも初めての取り組みでしたが、いろいろな準備がすこしつづ身を結んでいきました。とにかくこの2年は、変化に対応していかなければならないため、鍛えられている感じがします。
企業向けの産業展出展を進める一方、作品作りの方も同時に再開。作品づくりは使う頭の箇所が違うようで、うまく切り替えができるようになるまで時間がかかりそうですが、KIRIEBIJOUは、切り絵アートの世界観あってのブランド。今年はもう少し作品制作にもうちこみながら取り組んでいきたいと思います。