![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13289325/rectangle_large_type_2_136944a590e41d7bdb356041783ba7ed.jpg?width=1200)
高い青い山を臨む
東京は うんざりする梅雨が通り過ぎた
一気に気温と湿度が上がり、コンクリートが熱を溜める本格的な暑い夏が来た
東京は暑い
室内の冷房による涼しさと茹だるような外の暑さの間で暮らしていると実感する毎日
わたしたち夫婦は、月に一度、自分たちをリラックスさせるため、わたしの心の故郷である九州の空気を感じるため、大分県をメインにした旅をする
週末をかけて短い時間だけれど、息抜きをしに行く
この旅行のお陰で、わたしは東京で生活ができているといっても過言ではない
東京のコンクリート地獄や鬱陶しい人間関係などから一時的に離れ、緑が濃く山が高く連なった自然豊かで穏やかな九州にいくことが、忙しい毎日を生き抜く夢のような一時
とてもリッチな時間
先日は熊本大分へ行った
たしかに暑さはあった
しかし、身体を包み込む熱い空気は、東京に比べてまだマシだった
太陽の光の熱さが、眩しい
でもその熱さは、九州の土に吸収され、緑と海に冷やされて穏やかな循環によって心地よさに変わっているのだろう
息ができる暑さ
そして、空も高く、“本当の空”を見ることができる
私たちが滞在した阿蘇は、緑の草千里が綺麗に映えていた
阿蘇山も煙は上がっていたけれど、のんびりとした牧歌的な風景に癒された
阿蘇山があまりにも雄大で、カルデラの地形を空から見てみたかったので、生まれて初めてヘリコプターに乗った
たったの7分だったが、満喫した
日本人はなかなか乗らないらしく、外国人ばっかりだったけれど、体験してみるべきだと思った
空を、阿蘇の自然を、優雅に感じる非日常的な体験
ヘリコプターにハマった
昔から空に憧れていたし、よく仕事で飛行機は使っていたけれど、また違う感覚
もっと空を仰いでみたいと思った
夢のような時間はあっという間に過ぎて
東京に戻ってきた
東京の暑さは日々辛くなる一方だけれど、
あの経験を思い出し、次の九州で何をするかを考えるとワクワクする
ご飯がとても美味しいし、魅力溢れる九州で近い将来暮らすことを夢見てばかりだ
遠い場所だけれど、一歩一歩心の距離が近くなる大事な旅
心の故郷を思い描きながら、
8月が始まる