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自分だけの場所を目指して

どう縁をつくるか。
どうその縁を、絆にし、かけがえのないのものへ変えていくか。

わたしの人生に、旅はなくてはならない。
旅を通して、文化を、そこで暮らす人々を、自然を知る。
そういう経験を積み重ねて、これからのわたしが生きる場所を見つけたいと思う。

自由に、以前ほど、好きなところへ行けなくなった。そんな今だから、自分が今暮らす場所に愛着を持つことができたし、今まで旅したところへ思いを馳せることが多くなった。

この半年で大きく変わったこと。

まずは、
自分が今いる場所を愛す。

これは、気持ちよく暮らせるようになったということ。
家時間を楽しもうと、いろんな箇所を片付け、断捨離し、今あるものの価値を再認識できた。こんな時期だからこそ、やれることであって、今の住んでいる場所が嫌だ嫌だといつまでも言っていたって、今の現状が変わるわけではない。やることも制限されるこの状況だから、手をつけることができたと言っても過言ではない。
おかげさまで、家の廊下に、スッキリとした道ができて、玄関から気持ち良く家の中へ入ることができるようになったり、棚で雪崩が起きなくなって、どこに何があるのかが、ひと目で見てわかるようになった。
以前は、家に愛着が持てず、衣服と食器しか整理整頓をしなかったから、人も呼べない汚部屋だったと反省する。

生活の質が変わった。
今ある物も大切に、永く使い続けて味を出す。
大事な友達から学んだ姿勢。
手作りのものを使えることに感謝する。
コロナにならなかったら、気づかなかったサステイナビリティ。リサイクルできるものはリサイクルをして、新しい形で使い続けてもらう。
そういうことを考えることができるから、
気持ちよく断捨離ができる。


もう一つ、この生活で楽しいこと、
今まで旅したところへ思いを馳せる。

写真やGoogleマップで、家族と思い出をもう一度共有することもそうだが、テレビで見たり、関連する音楽を聴いて、懐かしさが込み上げて来て、またもう一度あの場所へ行きたいという気持ちを持つことが多くなったのだ。
例えば、知床へ行ったとき、母にせがまれてかけた「知床旅情」の曲、今も東京で聞くと、知床の情景が思い出されて、また行きたくなるのだ。
初めは、なんでこんな曲がいいのかわからなかったけれど、歌詞やメロディに心がやられるんでしょう、東京とは違うと笑

そういう縁を絆に変えて、自分だけのかけがえのない場所をつくる。
いろんなご縁を、一つ一つ大切にし、自分の感性に合わせて、もっと強い結びつきをつくっていく。他人からいただいた縁かもしれない。それでも、自分のものにしていく。

旅から学ぶことがある。
行きたいところがある。
自分で縁を作りたいところがある。

もうそろそろ、冒険ができる時期になるかもしれない。それまで、自分だけの素敵空間を作ることをやめないでいようと思う。
人生をもっと豊かにしたいのだ。

#エッセイ #人生 #旅 #ご縁 #暮らす #空間

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