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リモート組織でも大盛況?!月イチのオフライン交流会が成功した理由とは?

Acompanyでカルチャー・採用広報・社内広報を担当している戸田(@kirichisa_acy)です。今回はAcompanyで今年6月からはじめた月イチのオフライン交流会が大盛況なその理由を書きます。(日経xwomanアンバサダーにも就任したので、自己紹介ブログも貼っておきます↓)

「大盛況」とはどのレベルかというと、6月から10月の過去4回(※9月は台風の影響で遠方者参加できなかったため)、リモート組織にも関わらず、全正社員の50%超えがオフライン参加しているレベルです。

他社さんの社内交流施策記事をいつも参考にさせていただいているので、この記事もそんなひとつになれたらと思っています。(2,994文字なので、よかったら最後まで読んでみてください。)


きっかけ

Acompanyは名古屋に本社を置くスタートアップですが、基本はリモート組織でやっています。これまで、県外の新メンバーが初めてオフィスに出社する機会には、メンバーに声を掛けて集まれる(基本県内の)メンバーで食事会をしていました。しかし、主催者や費用負担のルールが曖昧で、毎回確認コストが生じたり、仕組み化できていないという課題がありました。また、社内交流の場であるにもかかわらず、全社的にメンバーを巻き込めていないという課題も浮き彫りになりました。

こうした問題が表面化したタイミングで、ちょうどオンボーディング体制の見直しが進行しており、これを機に一気に解決しようという流れになりました。

勤務初日の出社を「推奨&出張扱い」に

新メンバーにはぜひ初日に出社してもらい、みんなで歓迎したい!と思っていたものの、そうしてもらえるような工夫や設計はできていませんでした。しかし、オンボーディングを改めて設計していく段階で、「初日はAcompanyでの歴史の始まりの日だし、もっともっと特別感やウェルカム感を出したい!!」という話になりました。(AcompanyのオンボーディングについてはこのPodcastでも話しています↓)

そこでまず、勤務初日の出社を会社として「推奨」とするスタンスを定めました。今まで曖昧だった費用負担についても、初日に出社する場合は「出張扱い」とし、交通費は会社負担とすることも明確にしました。

元々Acompanyには、フルリモートメンバーでも使える通勤手当制度(月3万円上限)があり、これまでは初日に出社したメンバーに対して、その上限のなかで通勤費として精算するようにしていました。ただ、3万円だと足りなかったり、宿泊が必要になってしまったり、と判断に迷うケースも多々ありました。

今回正式に「出張扱い」とすることでその上限がなくなり、遠方のメンバーにも初日に出社してもらいやすく工夫しました。(通勤手当をフルリモート前提組織に馴染ませるために改正した話はこちら↓)

「アカン交流会」誕生

初日に出社してもらえる工夫と同時に、歓迎の場もつくりたい!ということで、オフラインの交流機会として、最初は2ヶ月に1回の交流会開催を提案しました。

Acompanyには元々OKR DAYという年3回の全社オフラインイベントが3,7,11月にあるため、1,5,9月に交流会を開催すれば、どの月に入社したとしても当月もしくは翌月には交流会かOKR Dayがあることになると考えたからです。

元々の隔月開催提案

しかしCEOからは「やるなら毎月やろう!」との逆提案が。その理由は、以下です。

  • 遠方在住の新メンバーで、交通費が3万円以上かかってしまう人の場合、出張扱いで出社できる勤務初日にあったほうがいい

  • 「社内+社外候補者向け交流会」という建て付けで、その月の入社メンバーがいなくても交流目的で毎月やりたい

  • 既存メンバーにとっても、月3万円の通勤費を使って出社するきっかけになる

  • 開催日は毎月勤務初日と決めることで予定しやすくなる

たしかに、これなら新メンバーのためだけではなく、普段リモートの遠方メンバーにとっても、そして採用候補者などその他ステークホルダーにとっても、Acompanyのメンバーや会社の雰囲気を知る機会をつくることができ、Win x Win x Winです。1つ残った懸念は毎月の開催コスト(工数や予算)でしたが、これも自社オフィス開催にすることでクリアできました。会の名称はAcompany(アカンパニー)の愛称"アカン"をとって「アカン交流会」としました。

実際の8月の告知(NICXは名大拠点の愛称)

社内の反応

初回開催時の写真

まず、新メンバーが入社初日に出社してくれるようになりました!残念ながら台風の影響で断念せざるを得なかったメンバーも、翌月に改めて初出社し、交流会に参加してくれました。
アカン交流会では20名以上のメンバーと一度に会えるので、新メンバーにとても喜ばれますし、最初の段階で自チーム以外のメンバーともコミュニケーションできるのはオンボーディングにも効果的だなと感じます。

既存メンバーにも社内アンケートでポジティブな声をたくさんもらっており、「1ヶ月に1回というのがちょうど良い!」という声をよく聞くので、やってみて月イチは適度な頻度なんだとわかりました。

社内SNS timesでの反響!

「Acompanyを選んでよかった」

AcompanyはBHAG(Big Hairy Audacious Goals「大胆で、圧倒的で、挑戦的な目標」の略)で「2035年までに世界No.1の偉大なプライバシーテックカンパニーになる」と掲げています。この「偉大(Great)な会社」になるためにも、まずは「選ばれる会社」でありたいです。

Acompanyの方向性を示すAcompany vector

Acompanyを選んでくれて、これから一緒に挑戦していく新メンバーには、初日から「この会社を選んで良かった」「チームにしっかり受け入れられた」と感じてほしいと考えています。それが入社後のパフォーマンス向上にもつながるからです。もしアカン交流会がその一助となっているなら、それだけで大成功だと思います。

また、行動指針のひとつである「個人ではなく、チームで成果を最大化する」ためには、メンバー同士の横のつながりも重要だと考えています。Acompanyではオンラインでのコミュニケーションが盛んですが、オフラインにはオフラインならではの良さがあります。オンラインよりも圧倒的に情報量が多く、深いコミュニケーションができるからです。オフライン交流会の後は、仕事での連携もよりスムーズになるのではないでしょうか。

まとめ

アカン交流会は、今後も続けていきたい、育てていきたい社内交流施策です。直近の10月開催時には、取引先や採用候補者にもお越しいただき、新たな展開を迎えています。

毎回参加してくれる皆勤賞メンバーも多いため、今後は飽きさせない工夫などで、施策の質を上げていきたいと思います交流会中のコンテンツなども練ってバージョンアップしたいです。とはいえ、なかなかアイデアが浮かばないので、他社さんのこういうnoteはとても助かっています。(大感謝!)

お読みいただきありがとうございます。施策について詳しく聞きたい!という方がいらっしゃいましたら、XのDMでも、カジュアル面談応募↓からでも良いので、お気軽にご連絡お待ちしています!


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