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【四国・九州編】旅の記録 9日目

2月18日、9日目の朝はお酒など微塵も残っていない、いわゆる「絶好調」で起床です。
締めのワカメが効いたのでしょう。絶対にそうだ。

9日目にしてようやく四国脱出し、九州へと向かう予定にしております。
そして九州・大分では別府に宿を取りましたので、別府でも飲む!!
なにせ僕の基本は酒カスですからね。旅には常に酒が必要。でも車だから控え目に。このバランス取るのが難しく、また楽しいところです。

お世話になったゲストハウスのオーナーにご挨拶し、チェックアウト。
この日に宿泊していた八幡浜から九州(別府or臼杵)に行くフェリーは出ています。そのため、四国の方から八幡浜は、九州への玄関口という認識を持っている方も少なくないとのことでした。

しかし、僕が乗るフェリーはこの八幡浜ではありません。
三崎という、佐多岬にあるフェリー乗り場を予定しております。
その佐多岬のメロディーラインに耳を傾けつつ車を走らせること約50分。
国道九四フェリー乗り場が見えて来ました!

乗船券購入場所。

ここのフェリーはなんと、日本で唯一の「海の上を走る国道」になっています。
その国道の名は、酷道197号線
前回のnoteにも登場しましたが、まさかその酷道っぷりがよもや海の上を渡るものになろうとは。びっくり仰天です。

国道だけど海の上。なかなかレアな感覚!

とはいえ、乗ってしまえば普通のフェリーとなんら変わりはありません。
当然フェリーに乗ってからの楽しみと言えばもちろん!
ご当地丼!!

これを。
こう。

しらす丼にしらす増し増しです。
フェリー乗り場の売店のおばちゃんに、タレ2つつけてくれ!なんなら3つでもいい!ってお願いしたら、普通につけてくれました。ありがとう、おばちゃん。

しらす丼と一緒に購入したみかんジュレ。

こちらを完食し、食後のデザート。
愛媛にきたのに、みかん食べてませんでしたからね。
飲むゼリーのような感じで、ちゅるちゅるといただきました。

九州着弾。

それから無難に九州は大分、佐賀関港フェリー乗り場に到着です。
ここから向かうべきは!
大分と言ったら温泉県、温泉県と言ったら地獄めぐりと、相場が決まっているのです。
というか僕が地獄めぐりしたことなかったので、ウキウキしながら向かいました。

やるぜやるぜ!

購入したのはもちろん、全部の地獄をまわるセットのやつ!
2,200円。高いのやら適性なのやら、よくわかりません。
どうやら1月に値上がりしてたみたいですね…世知辛い…

1.海地獄

ババーン!と現れる看板。

これは確かに、めっちゃ綺麗。
温泉なのにここまで碧く見えるのは、泉質の影響なんでしょうが、よくわかりませんでした。
とにかく綺麗で、めちゃくちゃいい匂いしました。

すぐ隣の売店では「海地獄の温泉で作った温泉卵」があるということで、さっそくいただきます。

これは良い卵を使っていますね、僕にはわかります。

ちょっと硫黄くさい感じはしましたが、普通にゆで卵…?という感が拭えず。普通に美味しくできたゆで卵って感じでした。

その売店の中に、「じゃがほっこり」ってwwwじゃがポックルの丸パクリじゃんwwwwやばないwwwwww
って笑いそうになりましたが、どちらも同じカルビーの製品ですので、何も支障なかったです。
面白い恋人の時みたいに、一悶着あったほうが面白いのに。

パチモン疑惑。
上手く撮れた!!

温泉の熱を利用した温室で栽培している蓮の花。
なんで蓮なのか不明。でも綺麗に撮れたからオッケーです。(画像略)

2.鬼石坊主地獄

のれん。
景勝地認定されてないのか…

めっちゃ灰色の温泉が沸いて出ています。
この沸いている様子が坊主頭に見えることから、明治以前は「坊主地獄」と呼ばれていたそうですね。
鬼石はどっから来たのか…

この鬼石坊主地獄は、別府の地獄めぐりで唯一、入浴できる温泉があります。
ここで温泉入ったらもう動けなくなる自信があったので、温泉には入りませんでした!英断!!

看板ぐう有能。

次はどこかなーって探してたら、超有能な看板発見。
めっちゃ助かる。

3.かまど地獄

海地獄に次いで、ここも人が多かった場所ですね。
このかまど地獄では、6つの温泉があるそうです。一箇所で地獄めぐりとほぼ同じ数の温泉を見ることができます。お得です。
一個一個説明するの面倒なんで、ぜひ写真を拡大して見てくださいね。

入り口ではかまどがお出迎え。
1丁目。鬼石坊主と同じじゃね…?
2丁目。手を近づけたらめっちゃ熱かった(当たり前)
3丁目。海地獄とはちょっと違う青さ。
4丁目。ボッコンボッコンいってた。

致命的なミスです。
5丁目の写真、取り忘れ…
年に数回、突然色が変わるそうです。理由は分かっていないそう。
この日は海地獄色。

5丁目。
6丁目。昔は灰色だったみたい。

途中、飲む温泉というのがありました。

たしか、飲めるのは3丁目の温泉だったと記憶しています。
汲むのはタダだけど、汲むためのコップは1個10円。まさに、地獄の沙汰も金次第。
10円などケチる道理もないので、もちろん購入。
バチクソ熱い割りに全く美味しくないという厄介温泉水をいただき、次なる地獄へ。

4.鬼山地獄

別名「ワニ地獄」と呼ばれているそうです。
それもそのはず、温泉の説明がなにもなく「湧き出た温泉でワニを飼育してみたwww」という、なにがどう地獄なのかわからない地獄。
前までの地獄とは一線を画するイマイチな地獄。
ワニも微動だにしなかったので、本当に写真映えせず、説明もしずらい場所でした。

配管のサポートの塗装も頑張ってた。
この手の鬼って高木ブーがイメージじゃないですか?
ここの温泉ではなく一般的な温泉の説明が8割。

ただし、ワニの皮の剥製だけはちょっと面白かったです。

右上、皮の剥製。なんかジワる。

あ、生きてるワニ撮ってなかった。

5.白池地獄

立派な門構え。景勝地認定は伊達じゃない。

季節的に白くない地獄。なんか緑がかってる。
本来は青白いそうです。参考画像なしで申しない。
ここの地獄も、温泉以外が地獄でした。

モンハンで釣れそうなアロワナ。
アリゲーターガー氏。
この間抜けヅラ、可愛すぎるwwww飼いたいwwwwwwwww

動物園に続き、今度は水族館です。
僕は温泉見に来たはずなのに、知らぬ間に異世界へ飛ばされた気分です。もしかして、なんかやっちゃいました?

クソデカ魚類のピラルクくん。
ウロコすらクソデカい。

しかし、世界最大の魚類、ピラルクがみれたのはちょっと嬉しかったです。
あとナマズ、超可愛かった。

出てくるのが異常に遅い説明文。

この後は、血の池地獄と竜巻地獄です。
今までの5個は割と近くにあるのですが、この2つは3kmくらい離れた場所にあるそうです。
4番目と5番目が控え目に言ってキツかったので、ちょっとモチベ下がっていました。
せっかく7個全部いけるチケット買ったんだし、行かなきゃ損かー、程度のモチベでちゃんと血の池地獄までいけたので超えらいです。

6.血の池地獄

もうこの文字からして真っ赤。ちょっとテンション上がりました。

看板から赤文字。雰囲気あるー!

血の池地獄、上から見るか、横から見るか。

横から見た血の池。
上から見た血の池。

うわああああ血溜まりだあああ!!ってほど赤くはなかったですね。
これも時期的なものかもしれません。知らんけど。
血ほど赤くはなくても、実際これだけ赤い温泉って見たことないですもんね。珍しいことには変わりありません。
「血の池」だなんて名前だから、こっちが変にハードル上げちゃっただけなんですよね!!(必死のフォロー)

7.竜巻地獄

ここの竜巻地獄ってのは間欠泉らしく、30分〜40分につき6分〜10分ほど噴き上がるそうです。この噴出周期は世界的に見ても早い方だそうです。そう書いてあったから間違いありません。

立派な門構え。景勝地認定は伊達じゃない。(2回目)
結構わかりやすい説明文。

僕が行ったタイミングでは、後少しで吹き出しますよーという案内があったので、結構運が良いほうだと思います。
待つこと3分程度でしょうか。

出始めは、小学校等のプールにあった目を洗うやつみたいな、チョロチョロした噴出っぷりだったので「うわこれ肩透かし地獄じゃね?」などと侮ってしまった次の瞬間!
ザバザバと派手な音を立てて噴き出す温泉!
あたり一面を覆う蒸気!
100℃を超える温泉飛沫!!(意外と耐えられました)

結構大きい音でした。

いやぁ、この竜巻地獄を最後に持ってきてよかったです。
「途中ヘンなのあったけど、地獄めぐり楽しいじゃん」という感想を持ちながら完結することができました。

以上で地獄めぐりコンプリートできたので、飲みです。
九州で!大分で!別府で!飲みです!!
ひゃっほう!美味しいもの食べて美味しいお酒飲むぞー!!

お酒事情

大分名物のとり天です。大分以外で食べるとり天とは違い、すごいジューシーでした。

じゅーしーとり天ナンバーワン!

そのお店では「琉球」と呼ばれていた、魚を九州独自の甘い醤油に漬け込んだもの。
九州醤油の甘みが加わり、普段の漬けとは違う感じの海鮮で、これもすっごく美味くいただきました。

琉球。ネーミングセンスは謎。

ここのお店はすっごく忙しそうで、店員さんと話をする余裕がありませんでした。
続いてもう、1軒伺いました。

えのきバターwith九州醤油

割とお腹にたまっているので、軽いものだけ。
えのきバター炒めです。
これも炒める時に九州醤油を使用しているらしく、バターの香ばしさと九州醤油の甘みのマリアージュ(言ってみたい言葉No.1)。

他にも、大分のお酒などを教えてもらい、そちらもいただきました。
常徳屋が尋常じゃないほど美味しかったと記憶しています。

この他にもいろいろとお酒を教えてもらいました。
芋焼酎なのに米麹を使用しているため、いい意味で芋くさくない芋焼酎とか(名前忘れた)。

ここでも常連さんと話をしていて、締めは絶対に行くというラーメン屋さん、パンダに連れて行ってもらいました。

熊猫ってパンダでしょ。

透き通ったスープは煮干系でした。
このチャーシューも絶品で、ついついライスを注文してしまったくらいです。

写真撮った後に、常連さんがチャーシュー入れてくれました。大分人、あったけぇなぁ…!!!

この後はお世話になった常連さん(名前も知らない)に丁寧に挨拶し、この日宿泊するカプセルホテルに入り爆睡しましたとさ。

9日目走行距離:95.4km
総走行距離:1,206.8km

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