【四国・九州編】旅の記録 【分析と感想】
1.データ解析
感想を述べるにあたり、まずはこちらのデータをご覧ください。
僕とてバカではないので、表1だけで語れるものは少ないと断定します。
そこで、走行距離(図1)とnote文字数(図2)をグラフ化しました。
1-1.走行距離について
こうやって見ると、無謀にも200km以上移動している日が4回ほどあるのが見えます。
この旅は移動が目的じゃないのですが、かと言って100km以下の日が12回ほどあるように見えます。
移動100km以下の日は、概ねホテル系に宿泊していることが多く、逆に200kmを超えている日は車中泊となっています。
これは旅中にも意識していたことですが、
車中泊する日→翌日の観光のために移動距離を稼ぎたい
ホテル泊の日→繁華街的なところでご当地グルメ食べたり飲んだりしたい
という風に使い分けていました。
ここからわかる結論は、
ホテル泊の日(飲酒予定の日)だからと言って、前日に近いところまで移動しすぎている
という事実が、このグラフから読み取れます。
ここから次の旅に向けた提言としては、
17時にホテルチェックインしてからでも居酒屋探しは遅くないので、もうちょっとゆっくりした旅程を組むべき
と言えることでしょう。
ほかにも、前半は車中泊で楽しんでいたのに、後半になってホテル使いすぎ、ということも見えてきます。
理由は後述しますが、旅後半は飲むことが楽しみみたいなところがあったため、致し方ないと言いますか。
1-2.note文字数について
続いて、noteの文字数についてです。
22日目以降、やや右肩下がりの傾向が見えます。
旅が楽しくないとか書くのが楽しくないわけではなく、僕が書くのが遅くなったせいで、書くべき記録が記憶から抜け落ちてしまい、連鎖的に記載すべき文章が少なくなってしまった、という単純な構造です。
端的に言えば、すべて僕が悪いです。
旅をしながら記録するというのが最善であったと思いますが、当時使用していた端末が、時代遅れもいいところのiPad mini4だったため、どうしても執筆が遅々として進みませんでした。
じゃあノートPC持っていけばいいじゃないか、とも思いますが、実際持って行った北海道旅中は一度たりともノートPCを開きませんでした。
時間の使い方が究極にド下手、というのが後悔する点です。
でも仕方ないじゃん、旅するのが目的で記録は次いでなんだよ、って開き直っているので、特に反省はしておりません。
余談ではありますが、これから北海道旅行の記録も待っています。
北海道は期間でいえば四国・九州旅の半分程度でしたが、割と濃密だったような記憶があります。
1-3.宿泊方法について
続いて、宿泊方法について見てみます。
車中泊とキャンプ多め、ホテルは極力使用しない、というのが目標でした。
図3を見てわかる通り、意外と車中泊が多め(43.8%)にすることはできました。
反面、カプセルホテルとビジネスホテル、民泊を合わせると46.9%となり、旅中の約半分はホテル系に頼っていたという結果がわかりました。
あれだけ必死になって車中泊の用意していたのに、ちょっともったいないことをしたような気がします。
なぜこれだけホテル泊することになったかという原因を追究するために、再び表1を確認します。
後半がホテル泊増えたという実感がありましたが、その理由がここ、26日目~32日目です。
佐賀→福岡→山口→広島→香川→徳島と、1日で1つの県を通過して行っています。
そして各県の繁華街的なところでご当地グルメ食べたり飲んだりしたいという目的があります。
そのため、各県を1日で回った後半は、致し方ないという結論になります。
しかし、例えば28日目。福岡~山口へ移動した日。
186kmも移動しているため、山口の西側(福岡側)で観光するなどして、半分くらいにできなかったものだろうか。
この日は元・同期との飲む予定を入れていたために仕方ないと言えば仕方ないが、それこそが僕の旅計画立案がへたくそである、という証左にほかならない。
高速道路を使用しないという前提での旅だったため、1日の移動距離は150km以下で考えておいたほうがよかったかもしれない。
(下道は30km/hで計算、5h運転したと考えて30km/h×5h=150km)
そうすれば、車中泊をする機会も増え、ホテル泊の割合が減ることになると思う。
またキャンプ泊が2回だけだったのは、明確な理由がある。
キャンプ場というのは、遅くとも17時までにチェックインする必要がある。
チェックイン後にテントを設営する必要があり、早くても30分はかかる。
冬の17:30は結構薄暗く、その時間から料理をするというのは、とても面倒くさかったのだ。
しかもテント泊の翌日、朝食は「いつものヤツセット」なのに、食べ終わってから30分かけて撤収作業するのだ。本当に面倒くさい。
それに最初のテント泊の際、天候を読み間違えてテントをずぶ濡れにし、撤収までめちゃくちゃ時間がかかった、という経緯もある。
濡れたテントは後日のテント泊で乾かしたので事なきを得たが、ポリコットンテントは濡れたままだとカビが生えるリスクがある。
キャンプ場って意外とお金かかる。
フリーサイトで3,000円なんてザラなので、これならカプセルホテル泊まったほうが楽なのでは。
などなど、デメリットを列挙すると枚挙にいとまがないため、テント泊を選択肢に入れたことは絶対に間違いだったと、全力で後悔している。
言い訳になりそうだが、キャンプは大好きなのだが、あくまでもキャンプはキャンプを楽しむものであり、テント泊するためにキャンプするのは間違いだったのだ。
この後悔と反省は、次回の北海道旅行に大いに活かされている。
何せキャンプ系の道具を一式詰まないだけで、車内がとてもスッキリするのだ。
ここまで宿泊方法について振り返ってきましたので、次は支出についてです。
1-4.項目ごとの支出について
次の表は毎日の出費をまとめたものです。
意図的に食費は管理しませんでした。
というのも、道中のコーヒーや眠気覚ましのガム等もカウントしたり、ふと立ち寄ったところで購入したソフトクリーム等も計上すると、めちゃくちゃ大変になる未来しか見えないため、「食費:いっぱい」ということで片づけることにしました。
食費除いていますが、約1か月の移動、観光、宿泊で15万程度ってのは、意外と安いのではないかと思いました。
大項目として移動・宿泊・生活・観光の4項目に分類しており、それらの割合を見ていきます。
困ったことに、まさかの宿泊が一番多い割合となりました。
先述している通り、各県の繫華街に宿泊した結果ですが、何がそんなに高いのでしょうか。宿泊だけ抽出して確認しましょう。
こうやって見ると、1泊あたりの単価はそう高くないように思えます。
となると、やはり宿泊回数が多い、ということに尽きます。
2/21の宮崎と、2/23の鹿児島と、3/7の佐賀が妙に高いですね。
宮崎はWBCの真っ最中なのと、キャンプシーズンだったため、どこの宿も高かったという背景があります。
鹿児島と佐賀は、たぶん宿を探すのが下手だったのでしょう。
フェリー代が結構高いために移動費の割合が高いと感じていましたが、まさか宿泊代のほうが高額だったとは。
高速を使わずに下道縛りだったというのもあり、移動費は比較的抑えることができたのかもしれません。
参考ですが、この旅の期間中に五島列島に行こうかと考えておりました。
長崎も近くなった頃、五島列島に渡るためのフェリーを検討した際、以下の通りとなりました。
往復のフェリーだけで54,500円とは。
貧乏旅において移動だけでこれだけの出費は不可能ですね。
観光が5.5%というのも驚きです。
確かに、入場料のかかるような場所は若干の忌避感がありましたが、かと言ってこんなにもお金を使っていないという自覚がありませんでした。
もう少し観光施設にお金を使ってもよかったのかもしれません。
なんとなくガソリンだけでもまとめました。
旅全部、4,400kmで¥39,561。
ガソリン代だけでも5万円程度はすると見込んでいたため、意外と安く抑えることができました。
燃費がいい走りができているわけではなく、純粋に想定していたガソリン単価を安く抑えられた、という結果オーライみたいな感じでした。
2.全体の感想
まず真っ先に出てくる感想としては、「最高に楽しい旅だった」ということです。
その次に出てくるのは「もう少し観光地を調べておくべきだった」という後悔です。
我ながら、よくもまぁ33日もかけて旅やったものだと、自分で自分を褒め称えたいとさえ思います。
しかし後半(福岡以降)は少し駆け足気味だったため、山口、広島、愛媛、香川でもう一泊ずつした場合、37日くらいになりましたね。
もっと他の場所に行ってたりしたら、40日くらいになったんでしょうか。
結構途方もないほどの日数のように思えますが、おそらく実際にやってみた場合、意外となんとかなるのではないか、と思えるようになりました。
だって、33日も旅したんですもん。
1週間伸びても、まぁなんとかなるでしょ、という気持ちにもなります。
感想を書くために、1日目からの記録を全部読み返しました。
すっごい楽しそうに旅しているな、というのが伝わってきました。
楽しいことがあるのがわかっているテーマパークに行くより、「何があるかわからないからとりあえず行ってみる」という無謀さ加減。
それで沢山の発見があり、沢山の失敗がありました。
例えば5日目に行った「にこ淵」。
実際に自分の目であの「碧さ」を体感して、思い出しても鳥肌立つくらいの感動を得ました。
恥ずかしくて記録には書けなかったけど、車の幅ギリギリの道に迷い込んでしまい、ちょっとした離合場所で100回くらい切り替えして必死に戻ったこともありました。
例えば8日目に行った「九島」。
レンタル自転車があるのは調べていたけど、まさかママチャリとは思っていませんでした。
レンタルあきらめて10kmの島を歩いたからこそ、日が差して碧くきれいな海を発見することができました。
例えば13日目。
サンメッセ日南が定休日ということを知らず、予定がすべて繰り上がってしまった日です。
仮にここに行けていた場合、夕方頃に発見した「ダグリ岬遊園地」という廃墟みたいな遊園地を発見することができなくなっていたと思います。
他にも、車中泊に使用しているエアーマットが何かしらの衝撃で跳ね上がって、後ろが見えなくなるトラブル等は5日に1回くらいのペースで発生しましたし、
車中泊中にトラックドライバー同士?がいざこざ起こしているのも聞こえてきましたし、
最後にはホテルがキャンセルされているようなトラブルもありました。
などなど、枚挙にいとまがないほどの例があります。
行く前では想定していない失敗や、偶然の発見や地元民から教えてもらった観光地等、現地に行かなきゃできない体験ができました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
と言ったのはドイツの偉い人だったと思います。
個人的には「巧遅拙速」に次ぐほどにいい言葉だと思っているのですが、実際に「経験に勝るものなし」を体感してしまうと、この言葉が軽いものに思えてしまいます。
観光地をGoogle mapで見ただけでは「そこまで行った」という経験にはなりません。
観光スポットは綺麗かもしれませんが、そこに至るための道が酷いことなんてザラにあります。
通過できずに、通ってきた酷い道を引き返すことになることだってあります。
それらの失敗も成功も経験せずに、賢者ぶって「僕は歴史から学んだから」と経験を拒むことだけは、絶対にしてほしくありません。
なんかもう、言いたいことがありすぎて話が散らかってしまいました。
ええと。
僕は仕事を辞める決意ができたからこそ、これだけ楽しい経験をすることができました。
仕事に不満を持っている人や、人生の経験が少ないと感じている人にどうか、この記録が届いてほしい。
たった15万の出費だけで、1か月旅できるんだ。
好きなところ行って、好きな時に起きて、好きなものを食べられるんだ。
成功も失敗も、すべて君の経験なんだ。
最高に楽しかった旅の記録は、これで終わりです。
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
四国・九州旅編、完了しました。
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