【四国・九州編】旅の記録 25日目
旅に出てから25日目、3月6日の朝は暖かかったとメモに残っていました。ホントかよ。
この日は橋が渡っている離島、福島と鷹島という2か所を攻略し、再び佐賀に宿泊の予定です。
なんていうか、離島に行きたいだけなんですけどね。
この日も「なんか面白いモノあったらいいなぁ」という超絶運任せ旅、開始です。
行動開始する前に、車中泊してた道の駅 松浦をプラプラと散策しました。
道の駅の営業開始前に散歩するのがルーチンワークになりつつある……!
近くでアジフライ朝食食べられるところを探しましたが、時間が早かった(AM7:00)のでどこも開店準備中でした。残念。
朝ごはん食べて歯を磨いたので、25日目出発です!
1.福島一周
走り出して1時間程で、福島にある棚田に到着しました。
土谷棚田というらしく、ここ以外にも棚田は結構あるみたいです。
この棚田ですが、本当は田んぼに水が貼ってある時期、かつ夕陽が差し込むタイミングだとすっごい綺麗らしいです。
圧倒的に時期も時間もズレまくってるので、「棚田だなぁ」という感想しかありませんでした。
実際に見てみると、意外とやるやん!みたいな感じはありますが、如何せん写真の技術がなさ過ぎて伝えられないのが歯がゆいですね。
かといって写真の勉強はたぶんしませんが。その前に星の勉強します(ガチ)。
そこから福島の北側、初崎展望公園とらやらあるらしいので行ってみようと思ったのですが……
展望台なんてどこあんねん!!!!
せっかくここまで来たのにもったいない、とは思いつつ、次の目的地へ向かうために戻ろうとしたときに見つけた、焚火の痕跡。
一応これでもキャンパーの端くれなので、こういった「焚き逃げ」に出くわすとガッカリしてしまいます。
野営協会の発信する「焚火の心得」みたいなやつ、世界に届いてほしい。
2.いろは島展望台
気を取り直して、いろは島を見渡すことができる展望台へと向かいます。
いろは島というのは、佐賀?長崎?の伊万里湾に浮かぶ無数の無人島の総称です。
島が多く、大体48個くらいじゃね?ってことで、いろは歌48文字をこじつけて、いろは島って名前になったそうです。
実際に何個の島あるんでしょうね。
これの下は、「男性的な力強さとか女性的な美しさ」みたいなこと書いてあるから、昨今の情勢に配慮して消したんでしょうか。
気にしすぎだと思いますが。
島の場所はわからなくても、伊万里湾に浮かぶ島々が雄大で、美しい景色であることには変わりありません。
無人島ということなので上陸してもなにもないでしょうけど、物見遊山で上陸してみたい気持ちはあります。
3.いざ、鷹島!
いろは島の景色に胸をひとしきり打たれたので、鷹島という島へと向かいます。
佐賀県と鷹島を繋ぐ橋を鷹島肥前大橋というらしいのですが、これを見るための展望広場がありました。
せっかくなので、通る前にチラ見してみたいじゃないですか!
この橋を通って鷹島に入るのですが、このあたりの地形というか、県境がユニークだったので少しだけ紹介します。
圧倒的に余談ですが。
先ほどの福島と、到着した鷹島。
これはいずれも長崎県に属していますが、いずれも長崎県からは橋が架かっておらず、佐賀県から橋が架かっています。
つまり、僕の移動経路がこうなっています。
1.今朝、長崎を出発
2.福島へ行くために佐賀へ入る
3.福島に上陸したら、そこは長崎
4.いろは島展望台に行こうとしたら、また佐賀
5.鷹島に入った今、また長崎に入った
何回佐賀と長崎往復させんだよ、って一人で面白がっていました。
だからなんやねんオブジイヤー。
閑話休題。
太陽も高いお昼時だったので、橋を渡り切ってすぐのところにあった、道の駅 鷹ら島へとお邪魔しました。キレてる名前ですよね。
飯テロに備えろ!
海の幸に舌鼓を打った後はやはり、海を見たくなりますよね。僕だけですか?
広くはない鷹島の北側に、白浜海水浴場というのがあります。
僕の住んでる大阪のお隣の県、和歌山に同じ名前の海水浴場があるので、謎の親近感を覚えたので行ってみました。
どうやってnoteに動画をアップするのかわからないので、こちらのツイートをご参照願います。
これだけ静かな浜辺、テンション上がるけど「ヒャッホオオォォォォウ!!!」みたいな上がり方じゃなくて「…………ッ!」みたいな。
こう、こみ上げてくるアレを押し殺すようなヤツ。わかります?ごめんなさい、日本語勉強してきます。
ここは日本海に面している海なので、大陸系の漂着物が多いんですよね。
こういう漂着物を見るの好きだし、読めないから勝手に想像するのはもっと好きです。
というわけで、この旅における最高の海でした。
そういえば11日目に見かけた「九州No.1海水浴場!下阿蘇ビーチ!」ってありましたが、断然こっちの白浜海水浴場のほうが素晴らしいです。
4.鷹島モンゴル村
Google Mapとかで調べて、なんかあるなーって感じだったんですが、ここの村は結構面白かったです。いろんな意味で。
まず駐車場に鎮座しているのがコレ。
それからこれ。
謎は深まるばかりです。
気を取り直して奥へと歩いていくと、いかにもモンゴルっぽいアレがありました。
これの詳細がわかりそうな資料館があったので立ち寄ります。
僕の中に無限に湧き上がる知識欲を無下に扱ってくれるじゃないですか。
施設があれば能動的に知識を取得したいと思いつつ、手に持っているiPhoneでわざわざ調べないというダブスタっぷり。
遠目からでもはっきりと「立ち寄り温泉!」っていう感じの建物を発見したので、帰りに寄ろうかなぁと思って寄ってみたら、
むしろ楽しくなってきました。
意地でもこのモンゴル村を楽しんでやろうじゃん、っていう謎の反骨精神が芽生えました。反骨かどうか知りませんが。
いや、ちっさ!!!!!
僕みたいな無駄に背丈あるオタクの幅広いケツをフォローするには圧倒的に面積不足です。
あと湿ってました。普通に気持ちわるかったです。
全体は撮っていなかったんですが、なんか食事できそうな雰囲気の建物もありました。
ここまで来たら想像できますが……
張り紙ないので一瞬だけ期待しましたが、この日の駐車場は僕だけだったので、やってるわけないですよね。
取っ手を引いても押しても無駄。いや、わかってましたけどね。
一応言い訳しますが、窓ガラスにiPhoneをくっつけて写真撮っているので、侵入したわけではありません。
結論:明るい廃墟でした。
でも芝生は整備されていて気持ちよかったし、草スキーだけでも楽しめるのではないでしょうか。
ちなみに廃墟マニア向けではないですね。全部の施設にキッチリと鍵がかかっていましたし(ちょこちょこ調べてみました)、ここの門はちゃんと開閉されているそうです。
5.宿泊地へ
この日は道の駅 伊万里というところへ行く予定です。
その前に晩御飯ですが、アニオタが佐賀と言えば忘れちゃいけないのが「ゾンビランド・サガ」でしょう。
もちろん行くのはドライブイン鳥、当たり前のように伊万里本店です!
オタクなので来てみましたが、そういやゾンサガに推しメン不在でした。これを機にサキちゃん推しになります。
正直言うと、あんまり味には期待していませんでした。
この鳥めしとか、結構なボリュームあるくせに400円とか、それくらいですよ。
焼き鳥って串をイメージしていましたが、七輪で焼くって知りませんでしたし。
ところがどっこい。
がばいうまか~~~!!!(ニワカ)
本当に全部美味しかった。
鳥めしってこのクオリティで400円でいいんですか。持ち帰りあるんですか。じゃあ明日の朝ごはんにしたいので持ち帰ります。
炭火で鳥焼くんですよ。美味しいに決まってた。
鳥スープだけはなんていうか、知ってた。って感じでした。いや、おいしいんですけどね。衝撃はない感じ。
佐賀の料理に舌鼓を打ったところで、道の駅に向かいます。
この日は結構歩いたので、泥のように眠りにつきました。たぶん。
25日目走行距離:128.7km
総走行距離:3,350.8km