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【四国・九州編】旅の記録 28日目

3月9日、旅に出てから28日目です。
早くも4週間、概ね一ヶ月が経過しました。
光陰矢の如しとは、よく言ったものです。

この日は福岡のカプセルホテルで、ちょっと気持ち悪くなってる胃袋と全身をなんとかして持ち上げて、必死こいて全力の起床です。
メモに「起きるのに全力」(死にかけの筆跡)って残ってたから間違いないです。

この日の予定としては、山口の周南市に住んでいる同期と飲む予定です。
退職しているので、正しくは「元・同期」かもしれませんが、クソ細かいので気にしません。
これもどうでもいいことなんですが、元同期の仲良し連中のグループラインの名前が「ボンクラーズ」です。
全員が会社に不満を持ちながらも辞められないボンクラの集い、ということで命名したような、僕があずまんが大王が好きだから命名したような。たぶん後者。

1.門司の焼きカレー

知らなかったんですが、ここの門司港って焼きカレーが有名らしいです。
せっかくなら焼きカレーの有名店に行ってみたいので、頑張って移動します。

アレに乗れば大阪まで帰れるのか…そうか……

3月9日は木曜日、つまり平日なのに、なぜか門司港近辺の駐車場が軒並み満車御礼!?
そういえば世間様は春休みをいただいている方がいるかもしれませんね。
これから社会に出る方々の最後のブレイクタイム、存分に味わっていただきたいのですが、社会に出てからも6か月くらいの夏休みある人もいますよ(実体験)。
門司港の中心地からちょっと離れたところに車を停め、20分くらい歩いて到着しました。

お店の写真撮り方下手くそ選手権出場レベルの下手くそ加減。
ピエよんカラーのカレー屋さん。
もう歯もいりません!」にクスリとしたけど、今見たら結構面白いじゃん。やるじゃん。
バナナビールを飲んでみたかったけど、運転できなくなる。
これがぼっち旅のがつらいところです(3回目)。

店の外で待つこと30分、店内に案内していただき、心に決めていたものを注文します。

チキン南蛮カレー、チキン2枚!!

冒頭でも記載したように、やや胃袋があれてる日の昼ご飯とは思えないものを注文しています。でもチキン南蛮は別腹です。今決めました。
デカデカと鎮座するチキン南蛮の下に焼きカレーがいます。
さすがに有名店、マジで美味しかったです。ご飯大盛りにしてもよかったくらい、するすると完食しました。

食後のバナナ紅茶。
色がめっちゃ綺麗で、たぶんベースはアッサム。違うかも。

朝食兼昼ご飯をいただいたので、あとは腹ごなしに散策します。
駐車場からこのお店に向かうまで、結構気になるところが多かったので、プラプラと門司観光です。

港町にありがちな赤レンガ倉庫。
港町にありがちな赤レンガの建物。
ここにもバナナ。
そういえばバナナのたたき売り、見てみたかった。
あっちにも焼きカレー。
こっちにも焼きカレー。
そっちにも焼きカレー。
カレーの匂いの町、それが門司。
何の建物かしらんけど、歴史感じそう。
日本史にクソ疎いので何も知らない俺。
学はなくとも、桜を見て風情があると、綺麗だと感じられる感性はあるので日本人として合格。
跳ね橋が下りていくところ。
上がってたほうが「うおー!」ってなりそうなのに、残念。
お土産屋さんで見つけた、感動のラーメン。
これは後日、大阪の友人たちにふるまいました。
あの橋を渡れば、長かった九州編も終わりか……あまりにも寂しい。
というか関門海峡、予想よりも狭かった。

九州に何日ほど滞在したのか気になって手帳を開くと、2月17日、旅が始まって9日目には四国から九州へ入っていたそうです。
この日が28日目なので、19日ほど九州に滞在していました。
グッバイ九州、そのうちまた来るぜ!!

車乗り込んだら外気温30度て。3月なんですが。

余談ですが、先ほどの橋は高速道路であり、極力高速道路を使用しないようにしている僕はトンネルをくぐりました。
なんか、感動が台無しになった感。

2.久しぶり本州、山口県

関門国道トンネルという海底トンネルをくぐるとそこは、
本州でした

この時点で14時頃。
同期との約束が徳山駅に18時。
門司港からホテルまで約110km程度。
先述した通り、高速は使わない。

割とギリギリ!うおおお頑張れ車!!

道中見つけたアーニャ語の看板。
急いでるはずなのに、これ撮るのに引き返した。

頑張った結果、17時くらいにホテルにチェックインできて、シャワー浴びてから18時に間に合いました!!

3.久しぶりの同期飲み

僕は間に合ったのに、同期が遅刻です。
まぁ所詮は仕事を辞める決意もできないカスなので、多めに見てあげましょう。ふふん、ざぁこ。

一人で1時間くらい飲んでた頃でしょうか、ようやく同期が合流です。
クソ遅ぇよボケカス雑魚と、ひとしきり罵ったので全部許します。僕の心は関門海峡程度には広いので。

合流した1件目で2杯程度飲み、場所移動です。

元々は同期行きつけの居酒屋があったらしいけど、跡形もなくなってた。
徳島駅周辺では一番にぎわっているはずの商店街。
ただのシャッターストリート。

お店探しながら歩いていると、ボンクラーズとよく行っていた居酒屋、「塚田農場」を発見しました。

ここはポイントカードが名刺になっていて、来店回数に応じて役職が上がっていきます。
僕は会長(上から二つ目)でしたが、僕以外のボンクラーズは相談役(最上位)でした。
それだけ頻繁に通い詰めていた居酒屋なので、思い出話にも花が咲くというものです。

遅刻してきたヤツにはキルマークがちょうどいい。

仕事の話や退職の経緯、旅の自慢話など尽きることのない話を、閉店時間までたっぷりと語りつくし、また今度な!で分かれることのできる存在って、結構稀有な存在ですよね。
この同期とは、たぶん5年ぶりくらいに会ったはずなのに、今日の別れが今生の別れとは思えない。
会社はクソでしたが、一生付き合ってられるような素晴らしい同期には恵まれたと、改めて思いました。

28日目走行距離:186.7km
総走行距離:3,686.9km

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