【北海道編】旅の記録 7日目
1.最速の朝日
おはようございます。
2023年6月25日の起床は、午前3時半くらいでした。
馬鹿みたいに眠たい目をこすり、昨晩買っておいたブラックの缶コーヒーを飲んで、洗顔シートで顔をバーっと拭ったら、準備完了です。
超絶眠いけど。
車中泊していた場所「道の駅 おこっぺ」から車を15分ほど走らせたところにあるのが、「日の出岬展望台 ラ・ルーナ」です。
いざ!日本の中でも割と早めの朝日!!
ちなみに同日の大阪は4時46分が日の出だそうです。
同じ日本でも日の出の時間が40分以上違うということに、日本って意外と大きいよな、なんていう変な感想を抱きます。
そんな大層な感想を持っていますが、同じ道の駅に行って二度寝してます。
朝ごはんも食べたので、この日の旅の開始です。
さぁ、どこまで進もうか。どこまで進めるだろうか。
2.恐怖!巨大カニ爪!!あとドリル。
先ほどの道の駅から40分程度南東に車を走らせると、その、なんか、とんでもないのが視界に入りました。
バカでっけぇカニの爪です。
ほげーでっけー、って間抜けな顔面をぶら下げていると、もうちょっと遠くに何か展示しているのを発見。
マップを確認すると、ガリンコ号という砕氷船らしい。
ご存知でしょうか、砕氷船。
僕は「宇宙よりも遠い場所」という神アニメで知りました。
いや、厳密には「存在はボンヤリと聞いたことがある、具体的には知らん。氷ブッ砕きながら進むようなヤベー船。」みたいな、何も知らないに毛が生えた程度の知識でした。
ですが、「よりもい」という神アニメの影響により、トンデモないロマンの塊であることを知っています。
なので、砕氷船が見れるというのであれば!!見ないわけがない!!(反語)
名前が超絶カッコいいと褒めちぎりましたが、ちゃんと意味もあります。
アルキメデスの原理という物理学の法則があるのですが、その内容は
「流体中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける」というものです。
いわゆる、アルキメデスさんによる浮力の発見です。
こんな1.6トンのドリルが浮くための原理が名前になっている、もうロマンあふれて止まらない。あふれたロマンの分だけ浮力を得られる。超拡大解釈すると、そういうことです。
そして試作機を超えて!
ついに完成した!!
初代流氷砕氷船 ガリンコ号1です!!!
ほぅ……
思わず見惚れてしまうような素晴らしいドリルですよね。
デカくて太くて回転する。これ嫌いな男いないですよね、絶対にね。
流氷にぶつかると、ドリルにより船を流氷に乗り上げて、自重で流氷を叩き潰す。
パワフルすぎる砕氷っぷり。実際に動いているところ見たいし乗りたい。絶対に船酔いするけど。
ガリンコ号にも乗れるらしいが、時間が遅いのと値段が高い(4,500円)ので、ちょっとパス。
この日はまだまだ先に進みたかったのでね。
3.サロマ湖のホタテ(世界最高峰レベル)
北海道旅に出るにあたり、いろんな人に食べるべきものを聞いていました。
いくつかあるうちの一つがここ、サロマ湖のホタテです。
その人曰く、「ここのホタテ食べる前にホタテを語ってほしくない」とのことでした。そのくらい美味しいということで、楽しみです。
廃墟かと思ったけど、開設期間が尋常じゃないくらい短いだけのようです。
バンガローとかあったのですが、7月20日~8月20日の期間しか宿泊できないそうで……
11か月は廃墟です。
廃墟のような廃墟じゃない施設を後に、ホタテを食べるために出発です。
なんとこの日、サロマ湖マラソンとかいうマラソン大会の日でした。
とんでもない日にぶつかってしまった。
近辺の各飲食店がランナー応援スタイルになって通常営業やってないかもしれない。これは大変だ!!
なんてのは杞憂でした。
通常営業しているお土産屋さん兼レストランのようなところに無事到着。
メニューを見渡すと、ホタテバーガー等があるが、別にホタテの天ぷらとかホタテフライを食べに来たわけではない。
生で!食べさせて!!
信じられないくらい甘いホタテが、ここにありました。
こんなディストピア飯みたいなカップに入っているのが信じられないくらい瑞々しく、生臭さは皆無で、今でも思い出せるレベルの甘さのホタテ。
写真撮ってませんが、ホタテお代わりしています。
だって安くて美味しいんだもん。
昼食をしっかりといただいたところで、次の目的地へと向かって走ります。
ここから約1時間。現在時刻11時30分。次のところは見るところが多いため、ちょっと駆け足めに行く必要がありそうです。
そして現在、約3000文字。どこまで文字数が伸びるか見ものですね。
4.網走監獄からの脱獄
まるでSCRAPのようにフランクなタイトルですが、実際に脱獄できた人はごく数人という激ムズ系の監獄、それが網走監獄です。
一個一個写真撮ってたわけでもないので、割とさっくり見たなー、という気持ちだったのですが、投獄から脱獄まで2時間かかっていました。
思ったよりも見るところいっぱいあったというのが、率直な感想です。
個人的には博物館よりも科学館のほうが好きなのですが、やはりたまには博物館で知識と教養を得るのもいいですね。
建物と存在の歴史に触れて、現代のお土産との落差でずっこける。いい博物館でした。
5.寝床へと向かう
翌日は湖オンパレードの予定なので、今日のうちに進めるところまで進みたい所存です。
網走監獄が思ったより楽しくて時間かかったので、どこまで進めるかは誘惑に負けない心にかかっている!行くぞ!!
意気込みも早々に、30分も走る前に見つけてしまいました。
そうです、いつもの廃墟です。
ちょっと調べたら2009年くらいに閉業したらしく、それからずっとこのままのようですね。
サジェストに「心霊」って出てきた気がしますが、見たら怖くなるのでそっとしておきます。
先ほどの廃墟から走ること20分、またしても変な看板を見つけてしまいました。
変なもの見つけるの上手すぎて、本当に運転に集中できているか疑問になってきました。
もちろん行かないわけがなく、調査開始!!
そんなわけで、この日の観光は終了。
翌日は湖責めの予定なので、今日は早いところ休んで明日に備えます。
目的地がバレそうだけど、この日は「道の駅 あいおい」というところへ行って車中泊しました。
なおお腹いっぱいなので、晩ご飯らしいものは食べてないと思います。たぶん。
ついに北海道旅で1,000km突破!四国・九州編でも7日目で1,000kmに到達したので、どちらも同じような距離になりそうな予感しますね。
とはいえ四国・九州編では1,025kmのため、北海道のほうが200kmもオーバーしていることに、当時の僕は気づいていませんでした。
7日目移動距離:303.4km
総走行距離:1,248.1km
(礼文島レンタルバイク:70.4kmは含まず)