スウィンギング・ロンドン|DAY 3
本記事はオンライン展覧会《スウィンギング・ロンドン》DAY 3の配信記録です。
Text|霧とリボン
冷たい雨から一転、美しい空が広がり心地よい風が吹き抜けた一日。
長澤 均 & 霧とリボン共同企画展《スウィンギング・ロンドン》は、本日より会期後半を迎えました。
追憶とモダンの間を行き来する描線と一閃の香りが菫色の小部屋をスウィングしたDAY 3——オンライン上のストリートを散策して下さいました皆様に深く感謝申し上げます。
2020年秋に開催予定だった本展は、パンデミックの影響で延期を重ね、二年越しに開催が叶いました。奇しくも、映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』の公開と回顧展の時期に重なり、スウィングする季節到来の喜びに震えています。
晩秋から初冬へ、胸踊るアドベント頃、ぜひ一緒にお楽しみ頂けましたら嬉しいです。
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本日最初のご紹介は、DAY 2に引き続き、2回目のご登場となるイラストレーター・須川まきこ様。会場中央に飾られた力作「蝶のガウン」から、かの時代のロマンティッックな香気が華やかに広がりました。
モードは女性たちの矜持そのもの。軽やかに時代を駆け抜けながら、しなやかな気概で自由を謳歌する女性たち。
須川さまの作品に出会うことで私たちは、悩むことも多い「装うこと」に対して、その本質と歓喜に触れることができるのです。
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モードがシックにスウィングするDAY 1のリトグラフ・シリーズに続き、本日もイラストレーター・河井いずみ様の作品がお披露目されました。
白い空間を風のように鉛筆が擦過するモノトーンの質感が、狂騒の時代の余韻を伝えてきます。
大作「パーティーのあと」は、気配や残響が空気感を伴って皮膚感覚にうったえかけてくる河井さまの真骨頂たる一作。静物画、風景画の新潮流と言うべき作品群は、繰り返される私たちの日常に風穴となる窓を形づくってくれます。
時代が盛衰していこうとも、変わらず、揺るがずに凛と佇むアート作品は、混迷を極める今の時代だからこそなお必要であるように思います。
熊谷めぐみ様、維月 楓さまのエッセイとのご競演を体験しながら、ぜひ皆様それぞれの羅針盤となる作品を見つけて頂けましたら幸いです。
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霧とリボン運営のポプリブランド「Du Vert au Violet(ドゥ・ヴェール・オ・ヴィオレ)」の小壜の栓が、DAY 3のラストで開封されました。
スウィンギング・ロンドンの残像をガラス壜に封印したプライヴェート・ポプリ。夕暮れ、ヴェール越しに眺めたノスタルジックなストリートの光景、ヴェルヴェットの衣摺れが聞こえるような香りを天然のドライハーブやスパイス、精油を調合したポプリで表現しました。
儚く消える香りという存在から、かの時代のうたかたを感じて頂けましたら嬉しいです。
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本日DAY 3の配信記録をお届け致します。毎日夜更新される一日のまとめ記事をご覧になれば、見落としなく配信内容をチェックできますので、ぜひご活用下さい。
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いよいよ明日最終日です。
長澤 均さまのご著作『BIBA Swingin’ London 1965-1974』にオマージュを捧げた本展。一冊から広がるアートとモード、エッセイの競演を最後までぜひお楽しみ下さい。
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【割引クーポンについて】
BASE10%OFFクーポンが期間限定で発行されます
(1会計の最大割引額1,000円)
本展販売期間と重なる日時は
【11/27(日)23:00〜23:59】
ご購入は割引が適用される上記期間がおすすめです
販売期間は【11月27日(日)23時〜29日(火)23時】の3日間。販売は下記バナーの霧とリボン オンラインショップにて。*先着順販売・通販限定
11/25の夜までに、本展出品の全作品が並びます。
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