祖母が死んだ
4月2日、母方の祖母が亡くなりました。
母と私が施設に到着した直後、眠るように息を引き取りました。
94歳の大往生です。
大正に生まれ、昭和・平成・令和の4時代を生きた大和撫子。
亡くなる数日前、顔を見に祖母のもとへ行きまして、手を握ってあげました。寝たきりとは思えないほど、祖母は力強く握り返してくれました。
小学校の頃、父と食事をするのが嫌だった私を快く迎えてくれた祖母。
何事にもきちんと褒めてくれた祖母。
いつも味方でいてくれた祖母。
カレー・シチューのときも何故か昆布で出汁を取る祖母。
よく作ってくれた朴葉寿司の味が今でも恋しい。
祖母の朴葉寿司を食べる機会は、とうとう永遠に失われてしまいました。
私は、祖母のようにしゃんと立てて生きられていないような気がします。
ですが、好きなこと(日本舞踊)をがむしゃらに取り組む姿勢は私含めた母方一族全員に受け継がれています。
祖母のイズムを大切にして、生きていこうと改めて思います。
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