言葉に棘があるのはだいたい自衛するため
軽自動車税の存在を母が忘れていました…しかも期日過ぎてた…
私も私で「そーいや自動車税来ねえなぁ」と思い、ぐぐってみたらもう期日過ぎてて「えっ」ってなって実家に電話した結果がこれだよ!
(ちなみに母は固定資産税関連の書類だと思ったらしい)
電話したあとに気づいたんですが、自動車税の存在を忘れたことについて頭に血がのぼった自分がいて、言葉がきつくなっていました。
言葉に棘があるのは昔からなんです…先輩にも指摘されたのでいい加減直したいのですが、短気な性分もあってかなかなか上手くいかないものです。
父も言葉に棘があった
今は亡き私の父も、かなり言葉に棘がある人で、
アルコールが入ると、近しい人物(家族でいうと私と母)に暴言を吐いていました。
小学生の私はそれが嫌で、学校がある日は祖父母の家で晩御飯を食べ、夜8時くらいに母が迎えに来て、8時半に帰宅するという生活をしていました。
この経験から、心無い言葉を放つ人から身を守る方法が生まれました。
「自分で棘を作る」ことです。
あらかじめ棘を作っておいて、自分が嫌だと思ったらそれで正当防衛する―つまり、言葉に棘を含ませて相手を黙らせるんです。
でも、私には敵があまりにも多すぎたから、正当防衛は常套手段と変わり果て、普通の言葉の取り方が分からなくなっていました。
それに気づいたのが社会人一年目。当時の部署の同僚から指摘されました。
そこから言い方に気をつけていたのですが、やっぱり長年の癖ってなかなかすぐに抜けないらしく、イライラしているときとかに出てしまうみたいです。
客相手してるときもお客さんから「お前は馬鹿か」と言われたとき、つい「人より馬鹿だという自覚はありますけれども」と言ってしまったことがあります。
こんなんじゃ駄目なんですよね。社会人向いてないと言われるわけですよね。
でも、よく考えてほしい
言葉に棘がある人の大半って、みんな過去に心に大きな傷を負って、自衛するうちにこうなってしまったと思うんですよ。
だから同情だけされても何も思わないし、馴れ合っても何も楽しくないんですよね。
だったら私は自分らしくあるために棘を抜こうとは思わない。
むしろ、その棘でお互いの心を落書きしたい。
実際、家庭環境に問題がある年下のフォロワーとよく話すけど、愛のある罵りをしたりオタクディベートをしたりするほうが距離が縮まる。これはマジ。
ただ、私としては、いい加減丸くなりたいんです。
これでも充分丸くなったらしいんですけど。どんだけ尖ってたんだよ……
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