さよならアル中の君へ➀
私は、もともとはお酒はたしなむ程度の人間だった。
美味しいお刺身や、天ぷらだのつまみ次第で飲む程度で満足していたのだが
何かを境目に、ものすごい酒を浴びるように飲む癖がついたのだった
そんな自分に気が付いていたし、それはあかん!と思っていたけれど私は、自分の苦しみから思いっきり背を向けたのだ
『現実から逃げた』んだ。
(何から逃げた?)
仕事、お金、人、家族、困難、病気、恋人、
家族と恋人は、人のくくりではなくかなり濃密でいて困難が付いて回る
私は、はっきり言えば人嫌いで偏屈で神経質でいてだらしのない人間だと分析している。
やり始めたものについては、とことんやりすぎて自分で自分に溺れて息ができなくなり落ち込むのだ
なにもそこまで頼んでないよ・・・という仕事をこなし自己満足にひたっていたのかもしれないし、要するに何も残らない感満載だった
努力とかコミュニケーションとか、神経をおろし金でするような事をしてもどこかが不満である。
だから、家に帰るとまず缶酎ハイをシュパッ!っと開け立ったまま飲みながら、夕食を作るのがせめてもの救いだ(キッチンドランカー)まっしぐら
それでも、その行為が満たされる好きな曲を聴きながら食べたいものを作る楽しみがより、お酒をすすませる同機にはもちろんなるわけでそれは、悪いとは思わなかった。
◇◇◇◇◇
気の合う人と飲む酒はとても美味である
きりのない話をしながら、時に思い出し笑いをしてそして怒ったり泣いたりと、酒飲みの典型な思考回路になるのも悪くない。
中華なら、紹興酒(壺付け)ノーザラメ
イタリアンやフレンチなら、シャンパンか白ワインのきゅっとした辛口
天ぷらなら、冷酒、樽酒、辛口万歳だ
夏のいい気分な時は、思い切ってクラフトビールで大きなソーセージにつぬマスタードがいい。
TPOがあるわけだ酒だって、仕事だって遊びだって病院へ行くことや区役所に行くこともTPOがある。
ちなみに、VSPOは嫌いで出来れば『マーテル』がコニャックなら好きだ。
プライベート(家飲み)の場合、レモンサワーから白ワインへうつるのが定番だ、まるで癖のように定めのように決まっている。
以前の主人は、まったく酒を飲まない為私の目の前で甘いものを食べながらしゃべる専門ホストというとこだろうか・・・・
あの人の話は面白く、そして勉強になるので尊敬に値する素晴らしい人だったし、世間が親がなんと言おうと素晴らしい人でそして私を心から愛してくれたたった一人の人。
彼なしでは、彼なしでは生きていけないと常に思っていた
というか、今もまだなおそう思っている強く強く強く。
【理解されない苦しみが酒に手を伸ばす意味】
・人のせいにするな
・ただ逃げてるだけだ
・似非カウンセラーのくせに
・精神病のくせに
・そんな人は人間ではないから付き合いたくない
・だから私の言葉に従いなさい
・お薬飲んでるの?
・ちゃんと食べてるの?
・そんなことでどうするんだ?
・働きなさい
・外へ出なさい
・あんな人を選んだ自分が悪い
・天罰がおりた
・嘘つきのくせに
・きちがい
・犯罪を起こしても罪にならないんでしょ?
そこまで言えば気持ちがいいでしょうね・・・傷つきまくりますし
人間不信になるに決まっているはずだし、そりゃ、酒飲んじゃいます
飲むでしょ
どこで飲む?どこでもだよ・・・悲しい酒、恨み酒、懺悔酒、死に酒
むちゃくちゃ、朝から飲みだした2年ほど前から酷くなり食欲減退
不信感全開、猜疑心全開
恐怖感全開・・・寝るまで飲むお薬も酒で飲む(一番やってはいけないやつ)パニック障害のお薬を飲んでいるので、余計酷くなるばかりだ。
そこへ、わけのわからない人の出現でめちゃくちゃになるのだ・・・・
明るくて、頼もしくて父のように慕っていたし大好きだったのに。
私がだめなのか、酒がだめなのか両方なのか、それともあの人にも問題があるのか?と思いながら、毎日酒、酒、酒、酒
仕事もできず、面接に行き受かるのに行く気がうせるのはどうしてなのだろうか?
続く