ショートステイ グアム 5-3
小さな島なので、日本人が集まるお店などは限定されてしまう為なるべく、日本人が来ないお店に行きたいとFさんにお願いしたところ、「美味しいサムギョプサルが食べられる」という韓国料理店に連れて行ってもらいました。
とにかく、まっくらな坂道をずーっと上がっていくと突然目の前にお店が現れた。韓国とチャモロをミックスさせたようなイメージの作りのお店で、中に入るとお客はローカルか、韓国のお客さんが多い気がする。
到底私共、バリバリ日本人カップルだけでは来られないお店。
さすがFさん!大きな鉄板の上に、これでもか!と厚みのある長い豚肉が横たわり、付け合せのジャガイモのサラダや、キムチやらいろんな小鉢がどんどん出てくるので、旦那チンは「すごいいろいろ出てきますね?」とFさんに聞くと
「これが普通ですよ、このお店はですけど」と小声で教えてくださいました。
大きな肉をFさんが、はさみでチョキチョキ切ってくれるので私共は調子に乗ってどんどん食べました。
最後は、冷麺。常夏のサイパンで冷麺とはこれもたまりません。
麵の固めの弾力とリンゴのアクセントのスープが美味でございまする~☆
満腹になったので、海辺のバーでも行きましょう!と大手ホテルの海辺のバーでピニャコラーダを飲みながら、Fさんの今までのいきさつのお話などを伺いながら、エンジンがかかってきたのか「次は場末のスナックへ行きましょう」
グァムで「場末のスナック」か~面白そう!!
カウンターとボックス席は2コしかないお店に到着。
かなり年季の入ったママが「あら~いらっしゃいませ~ようこそ停車場へ」
なんともすごいネーミングだ。南国の停車場で、今カウンターのローカルのお客さんが「北酒場」をカラオケで歌っているではないか、普通に皆おとなしく聞いている。
ママが旦那チンを気に入ったらしく、飲み物を持って席に座り機関銃のようにしゃべるので、Fさんが「うちのお客さんなんだから、余計な事を言わないでよ!」とノリつっこみの漫才のようで面白かったな。
ローカル風のスパイシーチキン(辛い唐揚げ)を食べながら人種問題について語っていました。そうですよね、外国に住むという事は私達が外国人なわけですから。観光だと気がつきませんが、実際住んでみるとなんとなく感じるものです。
「停車場」に集まるローカルのお客さんは、そういう壁の無い人達の集まりだということです。
「冬のリビエラ」さえ歌いこなし、歌い終わるとちゃんと拍手をするのですから。南国で聞く冬のリビエラもなかなかいいもんだね~♪