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最近読んだ本
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遠い感 郡司和斗
第62回短歌研究新人賞受賞作「ルーズリーフを空に放つ」収録の、第一歌集。
2017年~2023年の作品333首を収めている。
1998年 茨城県生まれ。
皆さんの顔が思い浮かんだ作品があったので。
「店番のひとりっきりの昼下がり
あなたもきっと踊りたくなる」
(これ、踊るって、脳内メーカーでありましたよね)
「いつでも真剣(マジ)どこでも本気(マジ)と書かれている
Tシャツを着てする皿洗い」
(コレはBCMさんのイケ麺Tシャツっぽいかなあ)
「便座の冷たさが死因になることもありえる季節
ありえる地域」
(これは父が亡くなる前ですが、便座から立ち上がることができずに
しばらくトイレにいたことがあって。
それからすぐに呼び鈴をつけた。
冬じゃなくて良かった。という経験があります)
「別に誰もみていないけど休載をしますと書いた九月のブログ」
(これは、私が実家に行く前に書いたりするんだけれど、そうよね
誰も観ていないよね・・・なんて思ったり)
「だからそう言ってんじゃんて言ってんのと
言われてしまって何も言えない」
(これは、私の夫だわ。私が言う言葉と一緒。
言われた夫は確かに何も言わない・・笑 )
など、クスッと笑えたり、
笑えないほど真実だ、と思ったり。しました。
京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色
京都にゆかりのある8名の作家が綴る、京都SFアンソロジー。1000年の都? いえいえ、わたしたちの棲む町。アート、池、記憶、軒先駐車、松ぼっくり、物語――。妖怪もお寺も出てこない、観光地の向こう側を。
在住者から見た「京都」をテーマにしたSFアンソロジー
収録作品
千葉集「京都は存在しない」
暴力と破滅の運び手「ピアニスト」
鈴木無音「聖地と呼ばれる町で」
野咲タラ「おしゃべりな池」
溝渕久美子「第二回京都西陣エクストリーム軒先駐車大会」
麦原遼「立看の儀」
藤田雅矢「シダーローズの時間」
織戸久貴「春と灰」